this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
とおりゃんせ。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
【グッドトリップ!】
にゃあ、と黒猫にいざなわれて、
八神 修
は旧市街の小道へ。よくあることです。なんせ寝子島は猫の島、見回せばそこらじゅうに猫がいるものですから、なかには親切な猫、好奇心いっぱいな猫、怠惰な猫、不思議な猫もいたりします。猫に導かれるまま奇妙な異世界へ……なんてことも、ときにはあるわけです。
どうも今日のコレは、その類の現象であるようでして。
「知らない路地だね」
隣を歩く
七夜 あおい
もこれでけっこー、慣れっこです。修といっしょにあんな世界へ、こんな世界へと渡り歩いてきましたから。あわてることもなく、むしろワクワクした顔で笑いました。
「せまい道だが、見たところ日本には見えないな。中世ヨーロッパのような」
「あれだね。『
LIQUID
』の、サイディア王都の裏路地みたい。ほら、あの謎解きクエストの」
「うん、それだ。俺もそれを思い出してた。引退した盗賊が、昔隠した宝を回収してほしいっていう……こんな感じの細道から始まるんだよな」
「そうそう」
ふたりしてハマっているオンラインゲームのワンシーンにそっくり。今にもファンファーレが鳴り響いて、壮大なオープニングがはじまりそうです。
道の左右に並ぶ背の高い建物は集合住宅のようで、多くの人々の生活の様子が垣間見えました。頭上に渡されたロープにはたくさんの洗濯物がかかって、風にはためいています。どれもこれも、現代日本ではあまり着ないような様式です。そう、アニメやゲームでよくみる、ファンタジーッ! なカンジのやつです。
てゆーか、日本や寝子島どころか地球上でさえないことは明白です。小道をとおる人々はいずれも、犬だったり猫だったり、トラだったりライオンだったり豹だったり、あるいはサイだったりワニだったり。トカゲだったり。フサフサな毛や固い鱗、角やしっぽをもつ、獣人たちでしたから。一見して星幽塔の第一階層、サジタリオ城下町あたりにも似ていますけれど、ここには修やあおいのような人間はいないようです。
「ここは獣人さんの住む世界なのかな? 大丈夫かな、私たち、食べられちゃったりして」
「それは……なんとも言えないが」
でも大丈夫! 俺があおいを守るから。なーんて、カッコよくキメようとしたところで、
「あらら。ついてきちゃったの? あなたたち」
モデルみたいにすら~り、長い脚。つやつやの黒い体毛。色っぽい流し目で見つめるお姉さん……ゆったりとしたローブを羽織った、とっても美人な、猫のお姉さんです!
「……あっ。もしかして、さっきの猫か?」
「そうよ、ネコジマにはよく行くの。気晴らししたり、情報収集にもね」
ぱちりとウィンク。ふたりを路地に導いた、あの黒猫ちゃんの正体がこのお姉さんであったようです。といって彼女には、導いたつもりはなかったようですけれど。
「ここは、獣人さんの世界なの?」
あおいがたずねると、猫のお姉さんはこくりとうなずきました。
「そうなんだけど、あなたたちみたいな人間もけっこう紛れ込んでたりするから、気にしなくて大丈夫よ。せっかくだから楽しんでいったら?」
なんてことを言ってくれるもので、ふたりはやっぱり、ワクワクです。
おや? そういえば、
「向こうから、なにか聞こえるな。音楽か?」
「ああ。今日は一年に一度のカーニヴァルの日なの、ぜひ見ていって!」
猫お姉さんの案内で、ぶかぶかどんどんと賑やかな管弦楽や歌を目指して路地を歩きます。歩くたび、そこに住まう獣人たちがお姉さんにあいさつし、修たちにも気さくに声をかけてくれました。
「もしかしてお姉さん、有名人なの?」
「ふふふ。まあ、ちょっとね」
ローブの下にゆれるしっぽを追いかけてゆくと、路地が途切れたその先に、広場がありました。音楽隊が軽やかに演奏するしらべにのって、楽しそうに歌い踊る獣人たちはいずれも、水着のような薄布を身にまとっています。
広場の中央にて清涼なしぶきを吹き上げるのは、噴水です。寝子島のビルなら3~4階くらいの高さはありそうな、巨大な噴水です!
噴水が放出する清浄な水が周囲にたまり、広場はその全体がまるでプールのよう。
「おお、御子さまだ」
「ミズアビの御子さま」
「御子さまー!」
獣人たちの見つけたのが、ちょうどそこへやってきた修たちと、ふたりを導いた黒猫のお姉さん。まとったローブを、ぶわわっ! と一気に脱ぎ去ると、肌もあらわな(黒い体毛ですけれど)水着姿!
「というわけで、今から踊らなきゃいけないの。楽しんでいってね、おふたりさん」
言うなりお姉さんはひょいひょいと身軽に、塔みたいな噴水のてっぺんに駆けあがると、どこからともなく取りだした扇子をひるがえし、腰をくねくね。踊りはじめれば、あたりは拍手喝采に包まれました。
「わあ。すごい……」
「なるほど、動物にとっては水は命だものな。進化の過程で、水浴びが文化となった……といったところか」
と冷静に述べた修の腕を、あおいがぐいぐいと引っ張りました。瞳を輝かせて、もーいてもたってもいられないってなイキオイのままに、
「いこうよ修くん! 私たちもミズアビ、しよ!」
「ああ、だが俺たちは水着も着ていないが……」
「そんなのいいよ、ほらほら!」
噴水から弾けるしぶきに、気のいい獣人たちがばしゃーっと水をかけてくれるもので、ふたりもあっという間に濡れネズミ。空からはぎらつく太陽の光が降りそそいで、ちょっと暑いくらいの気温にはこれがちょうどイイ心地でして、さっぱりひんやり。気持ちいいのです。
「あはは、びしょびしょだね!」
「あおいだって。ほらっ」
「きゃー! やったなー、もう! えいえいっ」
ばしゃばしゃ、ぱしゃぱしゃ。ざっぱーん!
音楽はテンポを増して、噴水の上の猫お姉さんのダンスも最高潮。ノンストップダンスカーニヴァルはいつまでともなく続き、修とあおいは手を取りながら、足腰立たなくなるまで水遊びを堪能しました。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
とおりゃんせ。
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
神話・伝説
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年08月17日
参加申し込みの期限
2024年08月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!