LIQUID -Star Chronicle-　時は流れゆく｜リアクション

LIQUID -Star Chronicle-　時は流れゆく

『ウーローンの首都、カンノンの朝だよー！　エピローグクエの実況と、リキッド大陸の絶景をめぐるツアーも今日が最後。みんな、楽しんでくれたかな？　僕はすーっごく、楽しかった♪　みんなも面白かったら、グッドボタンとチャンネル登録もよろしくね～。できればねこったーのフォローも……でも、それよりなにより。みんな、見てくれて本当にありがと～～～っ！！』

　使用人やお抱え庭師によっていつも完璧に整えられているマオメイ邸の朝はすがすがしく、昨夜は寂しさに少しばかりしんみりとしてしまったアヤカも、今朝の目覚めは気分がよかった。旅の終わりをむかえるにあたり、泣き濡れてしょぼくれた顔で別れを告げたくはなかったから、ありがたいことだ。
「やあおはよう、諸君！　実にいい朝だね。よく眠れたかい？」
「あ、マオメイさん。おはようございます……あれ？」
　まあ、そんなアヤカの憂いはまったくもって、杞憂であったのだが。マオメイは今日の装いもいささかだらしなく、しかし出立の準備はつつがなく整っている。些末なことなど気にしていられぬとばかり、いてもたってもいられない様子で、冒険者らへ告げたのだった。

「さっ、次はどこへ冒険にゆこうか？　我らがリキッド大陸には、みなで守ったこの世界にはまだまだ、謎も神秘もてんこもりだ！　立ち止まってなどいられない、そうだろう？　なあ、諸君！」

　無限の冒険へつながる扉は、いつだって開かれている。
　ほら、今、君の目の前にも──

＜LIQUID -Star Chronicle-　おわり。＞

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あとがき

担当マスター：墨谷幽
ファンレターはマスターページから！

　墨谷幽です。『LIQUID』第十回のリアクションをおとどけいたします。

　物語の気持ちのよい終わりには後日談が必要だ、というのは私の持論というか希望であったりしまして。ラストバトルを経たあとの世界をすこうしばかり、描かせていただきました。
　ひとつのお話をひととおり書き終えて、私自身も充実感を感じておりますけれど、この世界でまだまだ書けることがありそうですし、書き足りない！という思いです。
　何度かお伝えしていますように、『LIQUID』のシナリオはこれからもおとどけしていく予定ですので、その際は皆さまにもぜひ、お付き合いをいただけましたら嬉しいです。どんな冒険しようかなっ？なんて想像しながら、次回のお話をお待ちくださいませ。

　なおストーリークエストをクリアされたプレイヤーさんは、ＮＰＣ『マオメイ』をサブクエストなどにも同行できるようになります。
　（リアクションで描かれていなくても、「クリアしたよ」ということにして大丈夫）
　彼女といっしょにあたらしい冒険へ出かけてみるのも、楽しいかも？

　今回もご参加いただきまして、まことにありがとうございました。
　次のシナリオでもお会いできますように。
　それでは、お疲れさまでした！

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