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双界の決戦 ――界喰らいのグラトニエル――
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それ故に、狙われるのも必然。グラトニエルは悠然と微笑むと、ウサギさんへ光の矢を放ったのだ。
「! 時止めビームだっ」
「まだ間に合う!」
反応が遅れたウサギさんに、都が叫ぶ。凜太郎が白馬で駆けつけカバーリングしようとするが、それを彼女自身が止める。
(やってみるだけの価値はある)
ウサギさん――月詠はスケッチブックをビームに向け、己のろっこん『絵空事』を発動した。
音もなく絵に吸い込まれるビーム。あとは、タイミングを計りこれを破ってグラトニエルへ返すだけだ。
その間も、露草はグラトニエルへと走る。
ビームを放ったことで生まれた隙をつき、『喰らい封じ』を使いクナイで鋭く切りつけた……筈だった。
「!?」
『残念』
グラトニエルが続けざまに露草へとビームを放てば、空を切る。咄嗟に二一が彼を引き寄せたのだ。
入れ替わるように碧南がグラトニエルへ飛び掛かり、得物を振るう。鋭い一撃を踊るような動きで回避したグラトニエルを見、瑠樹が叫ぶ。
「踊り出すよぉ~!」
「いったん下がれ!!」
蒼留人も真白と共に軽戦士たちを庇う。グラトニエルはにやり、と笑いながらもそこでステップを踏み、全身から黒い靄を発現させた。
『誰も踊ってくれなくとも、拍手は聞こえるわ』
音を立てて歪む空間に、思わず夏朝は杖を構えた。
(このままじゃ全員かなり大きなダメージを負うのは必須だね。これは覚悟を決めないと……)
全身の痛みに耐えながら、夏朝は呼吸を整える。ふと目のあった夏夜は己の所持するスキルで回復を試みていた。
夏朝は少しでも流れを変えようと『虹猫もっふりヘブン』を発動させる。虹色のオーラを放つ猫が駆け巡り、冒険者達に力を与える。僅かに浮き上がる身体に冒険者達は歓声を上げた。
攻撃力を上げるだけではなく、地面から少し離れるだけでも女神の舞の被害を少し和らげることが出来そうだ。
(思わぬ副効果だね)
夏朝は冒険者達の様子を見、小さく頷いた。
嵐のような女神の舞が終わり、どうにかやり過ごせた者達が立ち向かう。
「本当に性質の悪い敵よね」
碧南の鋭い踏み込みからの突きに、グラトニエルが僅かに顔を歪める。飛びのく碧南と入れ替わりに夏夜が鋭い一撃を見舞う。
(高い所から攻撃できるなら、こっちでもいいか)
都は広場に近い木に登り、そこからグラトニエルを射る。別の木からは露草が『投げる』スキルで石を投げて攻撃していた。別の方向からは、中衛として馬上から凜太郎が矢を放ち、後方からはウサギさんが木属性の爆破魔法『パンプキンボム』が襲い掛かる。
更に粉雪が舞い、辺りが雪化粧に見舞われる。スピカの放った『銀界ニヴルヘイム』である。
グラトニエルはくすっ、と笑い、同時に放たれるビーム。スピカは咄嗟に『ドッペルスノウ』で氷の分身を生み出すが、その隙間をビームが通り抜けた。撃たれたスピカは杖を掲げたまま動けなくなってしまった。
「スピカ君!」
焦った凜太郎だが、ビームが続けざまに放たれる。寸での所を回避すれば、グラトニエルは「ふふっ」と楽し気に笑うのが見えた。
凜太郎は歯噛みした。彼は敵の攻撃を己や重戦士へと誘導するように動いていたからだ。それをグラトニエルは読んでいたというのか……?
ビームが次々に放たれ、露草と蒼留人、都も身動きが取れなくなる。
(一人だったら『銀猫』で回復できたのだけど……)
夏朝はここで杖を構え『癒しのキャットランページ』を発動させる。猫の幻影が冒険者達を包み込み、その傷を癒していく。夏朝は僅かな眩暈を覚えながらも、ため息をついて膝をつく。
猫の幻影はグラトニエルへも飛び掛かる。可愛らしい幻影たちに体の力が抜けるような気がするが、その手を止める気はない。
もう一度ビームを放とうとしたグラトニエルに、強力な一撃が叩き込まれる。真白が手にしたクリスストライクで火力の高い『メテオストライク』を放ったのだ。
スキルのクールタイムに注目していた二一は、ある事に気付いた。
(もしかして、あのビーム……、『5回ほどは続けて打てるけど、その後はかなりの間スキルを放てなくなる』のかも……?)
他のスキルは一度放った後多少なりともクールタイムがあった。しかし、あのビームは……。二一は表情を少し曇らせながらも手にした忍者刀で切りつける。
グラトニエルは二一の一撃を靄で押しやろうとしたが、それを瑠樹へと向けた。ヘイトを術者に向ける『こっちを向いて!』の効果である。
瑠樹はにっ、とやんちゃな笑みを浮かべ、風圧の壁で靄を押しやる。その横を通り抜けた碧南が細身の剣を振るい、グラトニエルに傷をつける。
(……固い)
武器から伝わる防御力の高さに、碧南の表情が曇る。その一方、僅かににやけるグラトニエルの口元。
目撃した二一は、嫌な予感に思わず叫ぶ。
「皆、警戒して!!」
瞬間、グラトニエルの眼がきらりと光った気がして……、一気に靄の津波がおこる。
「わわっ!?」
瑠樹はスキルを使うタイミングを逃し、二一と夏夜が逃がす手伝いをする。
このタイミングで動けるようになったスピカは、内心焦りながらも絶対零度の吹雪を巻き起こし、夏朝は突風を起こすスクロールを使用する。
靄はめくれ上がり、腕を広げるグラトニエルが微笑んでいるのが見えた。よく見れば、戦場が少し食われている事に気付く。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
前回シナリオ
ネコジマ・イン・カオス! ―ゲームの世界と溶け合いました―
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年07月19日
参加申し込みの期限
2024年07月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年07月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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