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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
【ホワイトデー】ホワイトメイドランド☆
〇ホワイトオムライス！
桜井 ラッセルは、コックの服装でホワイト・チョコレート・キャッスルに立っていました。
「ここは……？ 晴月も一緒か！」
可愛いメイド服姿の風の精 晴月を見つけて、ラッセルは叫びました。
「ホワイトデーはどこでおもてなししようと悩んでた最中だったのによ……！？ 巻き込まれるとか……」
思わず口走ったラッセルに、晴月はきょとんとしました。
「え？ 何？」
ラッセルはごまかしながら問いかけます。
「……い、いやなんでもねえ。晴月、そうやら俺たちはここで仕事しなきゃならないみたいだな。ちゃんとできそうか？」
「メイドさんのお仕事……やってみたかったし」
頭の中に流れてきた声によれば、ラッセルと晴月はスタッフとしてここで料理を作ったり運んだりするのが仕事のようです。
（いや晴月メイド服きて可愛いし、俺もスタッフみてーだし、フォローしてやりたいな）
気持ちを切り替えたラッセルは宣言します。
「そうか。仕事を学ぶいい機会だな。俺も頑張る」
「君はお客様に料理を運んで」
「はーい」
コック長に指示された晴月は、人前では飛んでいくのを我慢して料理を慎重に運びます。
「えっと、俺は？」
「君は鍋やフライパンを洗ってくれ。ホワイトオムライスを作るんだからピカピカにな」
「ホワイトオムライス？」
そう聞いて、憧れのタンポポオムライスが思い浮かびました。
半熟状のオムレツがチキンライスの上にのった料理で、ナイフを入れると、半熟の内側がとろ〜っと全体に広がるのです。
（いつか晴月に作ってやりたくて、いろいろ調べたんだよな。ホワイトオムライスはあれか、丁度作りたかった案にもあったんだ）
ラッセルは指示を受けて手伝いながら、コック長がホワイトオムライスを作る様子を眺めました。
ミートパスタ、野菜炒め、オムライスなど、現時点ですでにラッセルはレシピを見ずに作ることができます。
そのうち晴月に手料理を振る舞う約束もしていました。
（晴月にできたら今日プレゼント渡したい。ホワイトオムライスっていいな。ビジュアルかわいいし、学べたらスキマ時間に晴月に振舞えるかも）
そう思ったラッセルは、指示に応えて道具を洗ったり渡したりしながら、コック長の手元を真剣に見つめます。
「ずいぶん熱心に見てるんだな。興味あるのか」
そんなラッセルに気づいたコック長に声をかけられ。
「えっ……はい」
（これなら俺にもできそうだ……ダメ元でお願いしてみるか。バレて叱られるより、正攻法で認められたいし晴月にも迷惑かけたくない）
そう考えたラッセルは、思い切って声を上げました。
「あの、厨房で俺もホワイトオムライス作り学んでもいいですか！」
コック長は驚いた様子で、ちょっと嬉しそうに言いました。
「ああ。一度しか言わねえからしっかり覚えろよ」
「はい！ お願いします！」
こうしてラッセルはコック長からホワイトオムライス作りのレクチャーを受けたのでした。
お客用のオムライスを作り終えて、コック長がつぶやきました。
「少し材料が多かったな。余っちまいそうだ」
ラッセルは渡りに船と声をあげていました。
「お願いします！ 汚さないように使いますから一時だけ場所を貸して下さい」
コック長は少し黙っていましたが、やがてラッセルに笑みを向けました。
「よし、やってみな。一食だけだぞ」
「はい！ ありがとうございます」
ラッセルは９０度に頭を下げ、コック長に感謝してホワイトオムライスを作り始めるのでした。
「ただいま～」
疲れた晴月が休憩に戻ってきました。
「晴月、仕事お疲れ様！ ほら、水分補給」
「ありがとラッセル」
ラッセルからペットボトルを受け取って飲んだ晴月に、ラッセルは銀の蓋に隠された皿を差し出します。
「そんでこれは俺からのプレゼントだ」
「えっ？ 何これ」
蓋を取った晴月の顔に、驚きと笑顔が浮かびます。
ホワイトオムライスには、ピンクのソースで晴月の似顔絵が描かれてました。
「これ私？ もしかしてラッセルが？！」
「ホワイトデーだからな」
照れ笑いを浮かべ、頬をかくラッセル。
「嬉しい！」
喜ぶ晴月に満足しつつ、オムライスを見つめる視線に気づいたラッセルは言いました。
「ん？ 晴月だけじゃ寂しいか？ だったら俺も」
ソースを器用に絞り出し、晴月の絵の隣にラッセルのイラストを書き足します。
「一緒だね！」
微笑んだ晴月は、ラッセルに向かって口を開いてみせました。
「あーん」
「お、おう」
ラッセルは、スプーンですくったオムライスを晴月の口へと運んだのでした。
桜井 ラッセルは、コックの服装でホワイト・チョコレート・キャッスルに立っていました。
「ここは……？ 晴月も一緒か！」
可愛いメイド服姿の風の精 晴月を見つけて、ラッセルは叫びました。
「ホワイトデーはどこでおもてなししようと悩んでた最中だったのによ……！？ 巻き込まれるとか……」
思わず口走ったラッセルに、晴月はきょとんとしました。
「え？ 何？」
ラッセルはごまかしながら問いかけます。
「……い、いやなんでもねえ。晴月、そうやら俺たちはここで仕事しなきゃならないみたいだな。ちゃんとできそうか？」
「メイドさんのお仕事……やってみたかったし」
頭の中に流れてきた声によれば、ラッセルと晴月はスタッフとしてここで料理を作ったり運んだりするのが仕事のようです。
（いや晴月メイド服きて可愛いし、俺もスタッフみてーだし、フォローしてやりたいな）
気持ちを切り替えたラッセルは宣言します。
「そうか。仕事を学ぶいい機会だな。俺も頑張る」
「君はお客様に料理を運んで」
「はーい」
コック長に指示された晴月は、人前では飛んでいくのを我慢して料理を慎重に運びます。
「えっと、俺は？」
「君は鍋やフライパンを洗ってくれ。ホワイトオムライスを作るんだからピカピカにな」
「ホワイトオムライス？」
そう聞いて、憧れのタンポポオムライスが思い浮かびました。
半熟状のオムレツがチキンライスの上にのった料理で、ナイフを入れると、半熟の内側がとろ〜っと全体に広がるのです。
（いつか晴月に作ってやりたくて、いろいろ調べたんだよな。ホワイトオムライスはあれか、丁度作りたかった案にもあったんだ）
ラッセルは指示を受けて手伝いながら、コック長がホワイトオムライスを作る様子を眺めました。
ミートパスタ、野菜炒め、オムライスなど、現時点ですでにラッセルはレシピを見ずに作ることができます。
そのうち晴月に手料理を振る舞う約束もしていました。
（晴月にできたら今日プレゼント渡したい。ホワイトオムライスっていいな。ビジュアルかわいいし、学べたらスキマ時間に晴月に振舞えるかも）
そう思ったラッセルは、指示に応えて道具を洗ったり渡したりしながら、コック長の手元を真剣に見つめます。
「ずいぶん熱心に見てるんだな。興味あるのか」
そんなラッセルに気づいたコック長に声をかけられ。
「えっ……はい」
（これなら俺にもできそうだ……ダメ元でお願いしてみるか。バレて叱られるより、正攻法で認められたいし晴月にも迷惑かけたくない）
そう考えたラッセルは、思い切って声を上げました。
「あの、厨房で俺もホワイトオムライス作り学んでもいいですか！」
コック長は驚いた様子で、ちょっと嬉しそうに言いました。
「ああ。一度しか言わねえからしっかり覚えろよ」
「はい！ お願いします！」
こうしてラッセルはコック長からホワイトオムライス作りのレクチャーを受けたのでした。
お客用のオムライスを作り終えて、コック長がつぶやきました。
「少し材料が多かったな。余っちまいそうだ」
ラッセルは渡りに船と声をあげていました。
「お願いします！ 汚さないように使いますから一時だけ場所を貸して下さい」
コック長は少し黙っていましたが、やがてラッセルに笑みを向けました。
「よし、やってみな。一食だけだぞ」
「はい！ ありがとうございます」
ラッセルは９０度に頭を下げ、コック長に感謝してホワイトオムライスを作り始めるのでした。
「ただいま～」
疲れた晴月が休憩に戻ってきました。
「晴月、仕事お疲れ様！ ほら、水分補給」
「ありがとラッセル」
ラッセルからペットボトルを受け取って飲んだ晴月に、ラッセルは銀の蓋に隠された皿を差し出します。
「そんでこれは俺からのプレゼントだ」
「えっ？ 何これ」
蓋を取った晴月の顔に、驚きと笑顔が浮かびます。
ホワイトオムライスには、ピンクのソースで晴月の似顔絵が描かれてました。
「これ私？ もしかしてラッセルが？！」
「ホワイトデーだからな」
照れ笑いを浮かべ、頬をかくラッセル。
「嬉しい！」
喜ぶ晴月に満足しつつ、オムライスを見つめる視線に気づいたラッセルは言いました。
「ん？ 晴月だけじゃ寂しいか？ だったら俺も」
ソースを器用に絞り出し、晴月の絵の隣にラッセルのイラストを書き足します。
「一緒だね！」
微笑んだ晴月は、ラッセルに向かって口を開いてみせました。
「あーん」
「お、おう」
ラッセルは、スプーンですくったオムライスを晴月の口へと運んだのでした。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2024年06月27日
- 参加申し込みの期限
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- 2024年07月04日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2024年07月04日 11時00分
