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こんにちは、赤ちゃん?
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同じ桜花寮で、
小山内 海
もまたお腹の重さに驚いていた。
(なんか膨らんでる……? 昨日そんなに食べた覚えはないんだけど……)
だがどう見ても、それは食べ過ぎで出たようなレベルの大きさではない。
(なんだか変な気分……あれ? この症状って確か妊娠した時の……え……え?)
思わず立ち上がる海。
声を出せるなら声を上げていただろう。
(え、でもそんなできるような事なんてまだヤった事ないし。
まさか想いすぎて想像妊娠を……? そんなわけないか)
自分の想像にちょっと恥ずかしくなって首を振る。
(また誰かのろっこんかなぁ、でもこれしばらくしたら戻るのか、それともほんとに出来ちゃったのかどっちなんだろう?)
今までもいろんな騒ぎに巻き込まれてきた海は、ろっこんが原因である可能性に思い至った。
そっとお腹に手を当ててみる。
(中に何かいる感じはするけど……動いてはないみたい。
誰かのろっこんで本当に赤ちゃんができたわけではないみたい)
女の勘、だろうか。なんとなく海はそう思えた。
(しばらくしたら戻る……よね、今日が休みでよかったかも。
そうだ、ちょっと思いついちゃったかも)
海はメールを打ち始めた。
「『今から話したいことがあるから会えない?』か……どうしたんだろう」
御剣 刀
は、海からのメールを見て待ち合わせ場所へ向かった。
「あれ?」
立ち上がって手を振っている顔は、確かに海に見える、が。
そのお腹は明らかに膨らんでいた。
(なっ、何事ーーーーー!?)
「まるで妊婦さんのようだ……」
戸惑う刀に、海はスケッチブックを見せる。
『できちゃったみたい……』
「えっと……マジか? 誰の? いや、そうじゃない。落ちつけ俺……」
刀の反応を楽しもうとする海の予想以上に、刀のリアクションは大きかった。
「とにかく座って、小山内はここで待っていてくれ、じっとしているんだぞ?」
そう言うと、ろっこんを使ったかのような速さで駆け出していった。
(ここにいろって……どこへいくの?!)
スケッチブックに言葉を書く暇もなく、海はぽかんと刀の後姿を見送っていた。
(服とか色々な物が必要だ、確かマタニティーなんとかっていうやつとか他の物も買いに行こう)
シーサイドタウンへ向かった刀だったが。
「えっと、服以外には何が必要なんだろう? ……分からん!
つまり俺に必要なのは知識! 服より先に本を買いに行こう!」
という結論に達して、まずはバイト先のシマリス書店へ向かった。
「すいません! 赤ちゃんができちゃったんで妊婦さんの為の本ください!」
「あら刀くん……ええっ?!」
仰天しながらも店員のお姉さんは、お勧めの本を渡してくれた。
「これがわかりやすいと思うけど、でも刀くんいったい……?」
「ありがとうございます! それじゃまた!」
服を買いに向かいながら本をめくる。
「出産準備用品、っと。マタニティウェア、か……。どこに売ってるんだ?」
迷った末、デパートの婦人服売り場に着いた。
「すいません! 赤ちゃんできちゃったんで妊婦さん用の服ください!」
店員さんは刀の言葉と若さに一瞬戸惑いを見せたが、にっこりと微笑んで案内してくれた。
「マタニティウェアはこちらになります、どうぞ」
「小山内の身長はこれくらいで……デザイン? どうせなら可愛いのを、あ、じゃあそれで」
周囲の好奇の目を気にすることなく、買い物を済ませ売り場を出る。
「次は食べ物か?」
そのままデパ地下へ向かう。
「すいません! 赤ちゃんできちゃったんで妊婦さんの体に良い食べ物ください!」
目を見開いた店員のおばちゃんだが、笑顔になって勧めてくれた。
「それはそれはおめでとうございます。そうねえ、妊婦は便秘しやすいから食物繊維の多いものを。
食事は一度に沢山食べないで、何回かに分けて食べるのがいいのよ。特につわりのときはね……」
勧められるままに買い込んだ刀。
「とりあえずはこれくらいで良いか!」
荷物を抱えて、急いで海の元へ戻った。
『かたなくん? そのにもつ……』
やっと戻ってきた刀の抱える買い物袋に驚く海。
「これが妊婦さんのための本だ。こっちがマタニティウェア、それから体に良い食べ物」
(えっ?! これは早く真相を言わないと……)
海は種明かしをすることにした。
『あのね、だれかのろっこんのせいみたい。みにおぼえないもの』
「えっ、妊娠じゃないのか? あっ、神魂の影響か……びっくりしたよ」
『ごめんね、こんなにかいものさせて。おわびに、どこかにたべにいかない?』
しばらくしたら戻るのかもしれないけど、気遣ってくれたことが嬉しくて。
ドキドキしながら海は刀を誘った。
「あーうん、じゃあ何か食べに行こう。この近くだと、デパートのレストランにしようか」
海の体を気遣いながら、刀は歩く。
二人はさっき買い物をしたデパートのレストランに向かった。
『ちょっとつかれちゃった。おかあさんってたいりょくつかうんだね』
「大丈夫か? 妊婦さんは何回かに分けて食べるのがいいらしいぞ」
そしてようやく刀は気づく。
(あれ? なんか周りの人たちの視線が……)
さっき買い物をしたときに居合わせた人たち、あるいはここで海のお腹に気づいた人たちの。
好奇の目、あるいは暖かい視線が、若すぎる二人に注がれていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月03日
参加申し込みの期限
2013年12月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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