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Tonight, Tonight
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常闇月を送り届けると、松崎竜平は黙って煙草をくわえました。
――月さんか……。
彼を見ているのは夜空だけ、月がいる間は遠慮して吸わなかった煙草を、これでようやく思いっきり吸えるようになったというわけです。
――あっしもジジイになったもんだねぇ。
竜平の唇の端に、自嘲気味な小さな笑みが浮かびました。
今でこそ温厚な竜平ですが、若い時分はまさしく狂犬じみた暴れかたをしていたものです。
当時の彼は、将来のことなど考えたこともありませんでした。一年先、いや、半年先、それどころか明日のことですら、想像しようともしません。できなかったのです。ただ今を生きのびることができればそれでよかったし、そのためであればあらゆるものを犠牲にしてきました。
自分自身すら大切にできない当時の彼です。当然、他人を大切にできたはずがありません。多くの人間を死地に追いやり、顧みることすらありませんでした。
どれだけの人間を、竜平は泣かせてきたでしょう。見殺しにしてきたでしょう。
率直に言って、数えきれそうにもありません。
――それが今じゃ、自分の娘と呼ぶもおこがましいほど幼い月さんのことを、こうして心配している……。
この変化が正しいことなのか、それは竜平にはわかりませんでした。
ただ、彼女には自分のような捨て鉢な半生を歩ませたくない――そんな気持ちはありました。
「考えても仕方がねぇか……」
いつの間にか竜平は、声に出して笑い声を上げていました。
通りかかる者があれば仰天したことでしょう。ついに世界の終わりがきたと思ったかもしれません。
なぜって、一人煙草を吸って『ろっこん』を発動させてしまった竜平は、人間ではなく一頭のパンダに変身していたからです。
夜の道端、くわえ煙草で、ニヒルな笑いを上げるパンダ……シュールというか悪夢というか、それでいてちょっとメルヘンという、なんとも甘苦い光景といえばしょう。
竜平自身がそれに気がついていないというのは、果たして幸なのでしょうか、不幸なのでしょうか……?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月02日
参加申し込みの期限
2013年12月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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