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Tonight, Tonight
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「停めて下さい」
運転席に声をかけ、
御巫 時子
は迎えの自動車をコンビニの前で停めさせました。
時子は、旧市街での用件をすませて帰る途上でした。思ったより用事が長引いてしまい、遅い時刻です。明日も学校なので早く帰って休んだほうがいいのですけれど、そこに友達がいるのを目にしては、どうしても一声、かけずにはいられないのです。
「こんばんは~!」
ネコビから出たばかりの
串田 美弥子
は、元気に声を上げて駆け寄ってきてくれました。
「今帰り?」
「はい、用事がありまして……美弥子さんは?」
すると美弥子は、あっけらかんと言いました。
「私は夜食の購入。お腹空いたんで」
二カッと笑って美弥子は荷物を見せます。コンビニのビニール袋、中にはこちゃこちゃと駄菓子が入っているようです。
「食べる?」
がさっと棒状のスナック菓子を取り出して美弥子は笑いかけますが、時子は丁重に頭を下げました。
「いえ、私は結構です……ところで、美弥子さんにとって、夜にコンビニで買い物するのは普通のことなのですか?」
「割とフツーかなぁ? あんまりコンビニとか行かないほう?」
「そうですね……立ち寄る機会があまりないので。ここは夜遅くまで営業してるなんて大変ですね」
「あははは、遅くなんてもんじゃないよ、二十四時間営業だから!」
「え……それは……すごいことです。そういえば、お店ってものが多そうですが、くしゃみのほうは大丈夫でしたか?」
「それは大丈夫、ネコビってとっても清潔だからね!」
時子と美弥子は親友の間柄、ちょっとあいさつするだけのつもりでも、ついつい話し込んでしまいます。くしゃみの話をきっかけに、『ろっこん』のことについて語り合い、いつしか話題は動物園に行ったときのことへと脱線し……。
「おや?」
そのときカランと音立てて、鷹取洋二も店から出てきました。
「御巫くんに串田くんじゃないか、二人とも店にいたのかい? 気がつかなかったよ」
「私も鷹取先輩に気がつかなかった……お菓子買うのに夢中だったせいかなあ」
「私は店にいたのではなく、帰る途上でした。洋二さん、今日は茂さんと一緒ではないのですね。お一人なのは珍しいような……」
「そうかい? うーん、海原先輩は堅物だからなあ……夜の外出なんかしないと思うよ。でも、僕もさっきまで連れがいたのさ。ま、僕なりに気をつかって先に二人だけで帰ってもらったけどね……おっと、ちょっとしゃべりすぎたかもしれないな、はっはっは」
いまいち、なにを言っているのか不明な洋二ですね。美弥子はストレートに「なにそれ?」とシラけた顔をしますが、時子は穏やかにうなずくのでした。意味不明なのも洋二の個性、楽しそうだからいいではないですか――そう思うからです。
「洋二さんはなにを買われたのですか?」
「僕かい? 一番星くじ、っていって……」
「おみくじのような?」
「運試しって意味なら同じだけど、ちょっとちがうかな、キャラクターグッズが当たるくじなんだ」
「あ、DOG110のやつ買いにきたんだ?」
「ちがうよもー! なんでみんなそれの話ばっかりするかなぁ~。ほらこれ、これだよ。某ラキスケなアニメのグッズでね。お話そのものも面白いけど、僕としては断然、キャラクターこそが魅力だと言いたいね! ほら、このグッズの子、わかる? この子がまたけなげでいい子なんだ~、観ていて泣けちゃうよ~。脇役なのに存在感があって……」
「鷹取先輩、そんなこと力説されても困るんだけど。ていうか、ちょっとキモイ」
「おいおいおい失礼だな串田くんはっ」
と言いながらも洋二は怒っていません、「ヤラレタ!」という顔で苦笑しているだけです。
「ああそれとね、ドーナツも買ったんだ。このネコビ限定のやつさ」
袋に入った揚げたてを、洋二は二人に示しました。小さなドーナツが紙袋にたくさん入っています。
「えっ、こんなのあったっけ?」
「夏場はあまり大々的に売ってないからね。夏でも美味しいよ、それは僕が保証する」
どうぞと洋二が言う前に、もう美弥子はひとつをパクついています。
「うわ本当だ、おいし~」
「だろう? さ、御巫くんもどうぞ」
「いえあの……」
「そんな遠慮ばっかりしてちゃダメダメ、食べたことないんでしょ? 試してみたらいいと思うよ」
と笑顔の美弥子に背中を押されるようにして、
「そうですか……それでは……」
時子もミニドーナツひとつを口にしました。
さっくり、いい歯ごたえです。
そして甘い。甘すぎずふんわりと甘い。そんなオールドファッションドーナツでした。
「美味しい……新鮮な経験ですね」
「それはよかった、ネコビの限定だから、他の店にはないんだよ」
「あ、でも他のコンビニにも美味しい限定商品あるよね~」
「たしかに! 遠いけど駅のとこの店のシェイク、僕は好きだなあ」
「そうそう、あれのバニラ味が……」
と、限定のスイーツひとつで、また話に花が咲きます。
時子にとっては知らないことばかりですけれど、とても興味が出てきました。
――またコンビニに寄ってみるのも楽しそうですね……。
時子は目を細めます。こんな素敵な出会い、友達とのひとときがあるのなら、たまには寄り道も悪くなさそうです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月02日
参加申し込みの期限
2013年12月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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