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未来の二人の結婚生活
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一戸建ての広い庭で二人の子供が走り回っていた。笑顔で逃げる兄の秀を妹の愛が懸命に追い掛ける。母親譲りのツインテールはまだ短く、小動物の尻尾のようだった。
「オレには勝てないよ」
「すぐにおいつくもん!」
父親である
八神 修
はテラスでバーベキューコンロを組み立てる。元気いっぱいの子供を見ながらの作業なので遅々として進まない。
そこに
七夜 あおい
こと、八神 あおいが現れた。竹で編まれたカゴには新鮮な野菜が山のように盛られていた。足音を立てないようにテーブルへ行くと、そっとカゴを置いた。
修の斜め後ろに立ち、夫の様子を楽しそうに眺める。
「先生、手が止まっています」
「現役の看護師に言われると急に落ち着かない気分になるよ」
「現役の医師がそれを言います? まだ運ぶものがあるから子供達にお手伝いを頼んでおいて。よろしくね、先生」
「わかったよ。未来の看護師長さん」
ウインクをする修にあおいは胸を張って笑った。
バーベキューの用意ができた。修はトングで野菜を引っ繰り返す。空いたところで肉を焼くと秀が、お肉だ! と両手を空に突き上げた。
目にしたあおいは
「野菜もちゃんと食べないと大きくなれないよ」
「わかってるよ。でも、お肉だよね。やわらかくて口の中がとろとろで、もう、サイコー」
「パパー、このタレね。わたしがつくったんだよ」
愛は修のところに小皿を持っていく。ポン酢の色とは違って全体が茶色かった。
「愛には料理の才能があるね」
修は小指で掬い、口に運ぶ。
「とても美味しいよ。ポン酢と味噌のバランスがいいね。愛は良いお嫁さんになれるね」
「ならないもん。およめさんになったら、パパはないちゃうよ?」
「嬉し涙は流すかもね」
修は愛の顔に頬ずりをした。
「グリグリすきー」
「パパも愛が大好きー」
「また、これだよ」
秀は呆れたような声を出した。そして空になった器を差し出し、お肉いれて、と小鼻を膨らませて言った。
「焼けたようだ。いっぱい入れてあげよう」
「野菜も忘れないように」
あおいがやんわりと釘を刺す。愛はその場でぴょんぴょんと跳んで、だっこしてー、と修にしがみついた。
全員がバラバラの行動を取って、揃って笑った。
三頭の犬は木陰で寝そべり、大きな欠伸をした。猫達は気ままに庭をうろつき、専用の水場で喉を潤した。
大半の食材がなくなった。秀は出っ張った腹を摩る。
「もうお腹がぱんぱんだよ」
「じゃあ、後片付けで運動しないとね」
「ママはきびしいな」
「これくらいがちょうどいいよね」
笑って椅子から立つと眠そうに頭を揺らす愛を優しく抱き締める。軽々と持ち上げて寝室に連れていった。
修は小さく手を振ると秀に目を向けた。
「片付けを始めよう」
「そうだね。そのあと、キャッチボールをしようよ」
「いいけど、宿題は終わった?」
聞かれた秀は白い歯を見せて、まだ、と元気に言った。
その清々しい態度に修も笑った。
暗い空に星々が瞬く。
修はテラスの手すりに肘を載せて数々の正座を眺める。
隣から甘いシャンプーの香りがした。横目で見るとあおいが同じような格好で星を見ていた。緩やかな風を受けて目を細める。
「とても静かで良い夜だよね」
「風呂上がりだから吹く風が気持ちいいよ」
「明日の遊園地は大丈夫そうだね」
あおいは雲一つない空を見て微笑む。
「日曜日だから混むかもなぁ。ゆっくりできるのは今だけかもしれない」
「それなら久しぶりに恋人に戻ってみない?」
修の手にあおいの手が重なる。肩を寄せ合ってお互いを見つめる。
徐々に二人の顔が近くなる。その時、なにしてるの? と横手から声を掛けられた。
昼間に寝た弊害で愛が目を覚ましたようだった。少し眠気があるのか。頻りに目を擦っていた。
あおいはぎこちない笑みで言った。
「星が綺麗だからパパと一緒に見ていたんだよ。少し冷えてきたから部屋に戻ろうね」
「おしっこしてから」
あおいは愛の手を握る。空いた方の手を修が受け持つ。
親子三人で部屋に戻った直後、あおいは修とキスをした。
「おやすみなさい」
「また、明日」
修は恋人の時を思い出し、少し照れたように笑った。
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3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年05月29日
参加申し込みの期限
2024年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年06月05日 11時00分
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