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新しいマンションに引っ越して一週間が過ぎた。山積みになっていた段ボール箱は全て片付けられ、無機質な空間に生活感が漂う。
綾辻 綾花
はドアを背にして置かれた調度品を眺める。
「良い感じに仕上がりました」
満足そうな笑みを浮かべ、大きく息を吸い込む。何度も繰り返していると後ろから
早川 珪
に抱き締められた。柔らかい笑みを湛えて耳元に口を寄せる。
「深呼吸をしていたみたいだけど、なにか匂う?」
「深い森の匂いがします。珪さん、わかりませんか?」
巻かれた腕に綾花は手を添える。
「たぶん、本の匂いだね」
二人の目が一方に注がれる。そこには壁を完全に覆う巨大な本棚が置いてあった。高さは天井に届き、ぎっしりと詰まった本が壁の役割を果たしていた。
「寝子高の図書室を思い出します。あの頃は生徒と先生の関係でした」
「数年前のことなのに、懐かしく思える。当時は募る恋慕を抑えるのが苦しくて、とても甘い時間を二人で過ごしたね」
言いながら頬を引っ付けた。綾花は右手を珪の首に回した。その姿で机の上に置かれた写真立てに目を移す。
卒業式に撮った一枚で、満開の桜を背景に綾花と珪が笑顔で写っていた。
「今では新婚さんです。そろそろ夕飯にしませんか?」
「この続きは、またあとで」
珪は甘い微笑みで離れた。綾花は照れ笑いを浮かべ、寄り添うようにしてキッチンへと向かった。
綾花の手料理を堪能した珪は洋間に移る。置かれたフロアソファ―は座面が低く、足を投げ出すようにして座った。右手にはワイングラスを持ち、ゆっくりと回すようにして白ワインの香りと味を楽しむ。
少し遅れて綾花がトレイを持って現れた。載せた大皿には一口サイズのカナッペが彩り豊かに収まる。
「おつまみを作ってみました」
「これは美味しそうだ」
目移りしながらも一つを摘まむ。
「食べるのがもったいないと思える出来栄えだ」
薄いクラッカーの上にはカマンベールチーズが置かれ、それを土台にした生ハムがバラを模して華やかさを添えた。
「食べていただかないと、おつまみになりません」
綾花は笑って珪の横に座った。
「それもそうだ」
珪は一口にした。口の中で乾いた音が弾ける。その表情を読み取った綾花は隣で幸せそうな笑みを浮かべた。
食べる量に比例してワインが進む。何げない会話がいつも以上に弾む。
「共働きの宿命と言いますか。二人だけの時間が少なくなっています。そこで次の休みの日にデートをしましょう」
「行き先は考えているのかな」
「私の好きな小説で挿絵を描いている方の原画展があります。当日券を買うつもりなので変更はできますよ」
にこやかに言うと綾花はカナッペに手を伸ばす。
「僕に異論はないよ。綾花の新たな一面に興味がある」
「あ、それなら今日、珍しいことがありました」
「職場の話とか?」
「そうではなくて帰りに寝子校の生徒にナンパされました。もちろん断りました。童顔のせいなのでしょうか」
楽しそうに笑う綾花に珪は少し不機嫌な顔を見せた。
「ボディーガードを雇わないと」
「大げさすぎます。もしかして飲むペースが早くて酔いました?」
「僕の中で愛が高まっただけだよ」
珪は綾花の目を見つめて軽くワイングラスを掲げた。
ふらふらとした足取りの珪を横で綾花が支える。寝室のドアを開けて中に入るとベッドに直行。そこで力尽きたように共に倒れ込んだ。
「珪さん、大丈夫ですか」
「もちろんだ。これから愛し合うのだから」
眠そうな目にも関わらず、珪は綾花の首筋にキスをした。耳朶は甘噛みして頬に唇を押し当てる。
「僕は綾花の全身にキスをする」
「……してください。珪さんのこと、誰よりも愛しています」
二人はベッドの中で抱き合い、声にならない声を上げて濃密な夜を過ごした。
翌朝、先に目覚めた綾花は気だるげに上体を起こす。隣に目をやると珪は横向きで瞼を閉じていた。
「……朝食の用意をします」
小声で言うと手首を掴まれた。珪は目を閉じたまま、もう少し、と囁くような声で言った。
「でも、時間が」
「綾花と、このまま」
珪は横向きの状態で綾花に近付く。手首を掴んでいた手を離し、胴体に回した。
「ちょっとだけですよ」
微笑んだ綾花は珪の頭を優しく撫でた。
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3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
お色気
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年05月29日
参加申し込みの期限
2024年06月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年06月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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