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寝子島高校
忘れ風
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〇この子は誰?
昼食を終えて同級生たちと中庭で話をしていた時、風が吹いた。
「……えっ? ここは?」
私は何もかもを忘れてしまった。
周囲にいるのは制服を着た女学生たち。
「どうかしたの? 梓さん」
「梓……」
それが私の名前なの?
自分の服に目を落とせば、彼女たちと同じ制服。
ということは私は高校生?
記憶がなくなってしまったことを説明すると、彼女たちは驚き困惑の色を浮かべた。
「まさか、楓ちゃんのことも思い出せないの?」
「楓?」
私は手に何か持っていることに気づいた。
「ついさっきまで梓さんは私たちに楓ちゃんの写真を見せてくれてたのよ。あなたの娘さんよ」
携帯電話の待ち受け画面に、5歳くらいの女の子が映っていた。
この子が……私の娘?
まったく思い出せない。
「高校生なのに、娘がいるの?」
私は困惑したが、彼女たちもまた困っているようだった。
本当に何もかも忘れてしまったらしい。
「きっと大丈夫よ、楓ちゃんの顔を見たら思い出すかも」
思い出せなかったら、どうなるのだろう?
自分が
梓 智依子
という名前のシングルマザーだということを、言いづらそうに説明してもらって理解した。
皆と教室に行き授業を受けた。
授業の内容はよくわからなかったが、文字が読めないようなことはなかった。
困惑のままに残りの授業を終え、私は数人の同級生の子たちと一緒に帰ることになった。
「幼稚園に楓ちゃんを迎えに行きましょうよ」
そう言われて道案内してもらった。
道中は見覚えがあるようなないような、おぼろげだ。
私を見るなり保母さんらしき人が、
「楓ちゃんのお母さん」
と声をかけてきた。
黙っているのも事情を話すのも気がひけて、
「ええ……」
とりあえず返事をする。
「ママー!」
元気よく飛びついてきた女の子を、私は不思議な思いで見つめる。
確かにスマホに映っていた子のようだ。
(この子が私の娘の楓?)
「ママ?」
楓がきょとんとして、次いで不安そうな顔をする。
様子がおかしいことに気づいたのだろう。
なんて言ったらいいんだろう?
(私はあなたのことを覚えてないって言ったら、この子はどんな思いをする?)
同級生の子のほうを見ると、彼女たちも不安そうな顔になっている。
気持ちは焦るばかりだ。
(……私はどうすればいいんだろう?)
呆然としていると、楓が言った。
「ママ、しゃがんで」
「……?」
言われたとおりにすると、楓が手を伸ばし私の頭を撫でてきた。
「ママ、つかれてるんだね。いい子いい子」
途端に、胸に暖かいものが溢れ出すのを感じた。
(なんだろう、この気持ち)
記憶はなくても、確かに私はこの子の母親なんだ。
そう思えた。
周りの同級生たちが、泣きそうな顔で笑っていた。
その後少しずつ記憶が戻り、次の日の朝にはすっかり元通りになった。
(どうして忘れたりできたんだろう)
不思議でならなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年04月28日
参加申し込みの期限
2024年05月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年05月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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