this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
携帯戦記カプセルギア 第九話「生まれ変わる、カプセルギア!」
<< もどる
1
2
3
4
5
…
15
つぎへ >>
カプセルギアの新作発表会に向け、ステッラ・デッラ・コリーナのホールでは、展示物の搬入から当日の警備の流れまでを確認作業が行われていた。
指揮を執るのは、ここ最近のカプギア騒動で捜査の前線に立っていた
吐前 亀二郎
。一連の事件とカプギアについてを簡単に説明し、改めて『ただの玩具ではない』ことを整列する一同に認識してもらう。
その説明には、亀二郎と共に捜査を担当していた
水槻 清恋
も補佐として加わった。
展示されるパーツには、下手な宝石よりも高額取引されているものがあること。逆に価格がそこそこでも、子供にとっては憧れのパーツというものもあるため、どれが狙われるかという断定は難しいこと。
「そのため展示ブースには、悪戯や盗難の抑止としてアヒルを配備し、それ以外のエリアでは一般参加者に扮して、巡回警備にあたります」
ユグドラシルについては捜査が進められているものの、社員全てを拘束して取り調べているわけでもないし、彼らに協力する者もいるだろう。……実際、先日の事件ではユグドラシルを崇拝するような者が暴徒と化した例もある。引き続き今回も暴徒乱入の可能性を加味して、参加者の安全を守ることが今回の任務だ。
「えー、しかしですねぇ。主催である愛光堂さんのご意向もありまして……皆さんには、カプセルギアを扱えるようになってほしいんですよ」
ポンポンと搬入された段ボールを叩く亀二郎は、こう続ける。
「今回は、一連の事件で心に傷を負った子供達が楽しんでもらうイベントにする必要がある、と。なのに、いかにも『厳重警備をしています』じゃあねぇ。はい」
元より刑事――つまり私服警官とは、犯人に存在を悟られないために私服なのだ。会場に居て違和感の無い雰囲気を作ろうと思えば、必然的にギアの1つくらいは所持をする必要がある。それに、いくら最近始めたばかりの大人が多くても、イベントに来る層がどういうものかと考えると、全員が全員初心者のままでは難しい。簡単な操作程度はできないと、多方面から不審がられてしまうのは少し考えればわかることだ。
「みーちゃんは子供達に顔が割れてるから、どっちでもいいですよぅ」
ニコニコと微笑まれ、清恋は安堵したのだが。意外とギアが気になっていたという人も多かったようで、愛光堂より用意されたギアパーツは瞬く間に配布を終えて、簡単な講習会が始まるのだった。
――しかし、着々と準備をしているのは警察だけではない。
児童公園で子供達を物色するような目で見ていた大人達が、とうとう動き出した。そのうちの1人である若い女性は、大いに目立っていたスピカへと狙いを定め、親しげに声をかける。
「凄いバトルでしたね! 強さのコツは、戦略ですか? それともパーツの組み合わせでしょうか」
「……貴女は?」
「申し遅れました。私は愛光堂の広報部に所属する――」
首から下げた社員証らしきものを見せ、名刺を差し出す。見せかけだけなら偽造など容易い物だと知ってはいるが、今の段階で判別するには難しいほどに精巧だったので、スピカはひとまず話を聞くことにする。
「数日後に、カプセルギアの新作発表会があるのはご存じですか?」
今、愛光堂では新作を発表できる段階まで開発を終えているが、最終調整に向けてギアマスターは何を求めているか市場調査をしていること。謝礼として、新規要素のアクセサリーパーツを配布していると説明する女性には、何ら不審な点は無い。
寧ろスピカは、女性を疑うどころか新パーツについて興味を示した。完璧に作り上げたと思っていた機体が、更なる高みを目指せる――その可能性があるのなら、毒と分かっていても口にしたいようだ。
「貴女……ギアは使えるの?」
「ええ、一通りは。……あっ! 追加パーツが強いのか、勝負したいってことですね?」
話が早くて助かるとばかりにスピカが微笑むと、女性は鞄から1機のギアを取り出した。もしくだらない装備であれば、今の
トライアルβ
には不要な物だけれど、互角に渡り合えるというのなら一考の価値はある。
「勝ったら、話……聞いてあげる……」
不敵な笑みを浮かべるスピカに、女性もお手柔らかにと微笑むのだが――もう勝負は決まっている。何故ならこの場は、『スピカが興味を示した』ことが重要なのだ。
大人相手に連勝を決めた彼女が興味を示すほどのパーツが貰える。しかも、ものの数分で終わるアンケートに答えるだけで、だ。当然子供達は、タブレットを持った人の周囲にわらわらと集まってくる。
けれど瑠樹だけは、その輪に加わらなかった。ラピちゃんとラズちゃんとで会議をするように見つめ合い、本当に『愛光堂』の社員なのかを疑いの眼差しで見つめている。
(愛光堂さんに連絡して、確認してみるのが良さそうだねぇ)
イベントが控えているのだから、アンケートならそこでやれば良いではないか。追加パーツだって、新作披露もしていない場で先行配布は、色々と問題がある気がしてならない。
今までも愛光堂は、他の会社に迷惑をかけられている。何より曖浜家ではしっかりと『会社を名乗る詐欺とかに気をつけるように』と教育されていたことも功を奏した。
急いで愛光堂のお問い合わせ窓口のメールフォームに報告を入れ、ねこったーにも投稿すれば、あとは願いを込めてラピちゃんを抱きしめる。
(みんなが冷静になれないなら……せめて、悲しいことにはならないといいなぁ)
アンケートを答え終わった彼らとも、再び笑顔で遊べますように。
ただそれだけを願って、瑠樹はこの嫌な嵐が過ぎ去るのを待っていた。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
携帯戦記カプセルギア 第九話「生まれ変わる、カプセルギア!」
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
前回シナリオ
携帯戦記カプセルギア 第八話「Re:play」
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月29日
参加申し込みの期限
2024年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!