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\ オーバータイム!/
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Pioggia Capriccioso
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つい数分前に降り始めた雨は、勢いを強める事も弱める事もせず、メトロノームのように規則正しい雨音を鳴らし続けていた。
窓際に立ち、暫し硝子につく水滴を見ていた
霧生 深雪
は、そっと鍵を外すと窓を開けた。ヒンヤリとした空気が深雪の細い灰色の髪を撫ぜ、湿った土の匂いに目を閉じる。
普段は生徒達の賑やかな声が聞こえてくる校舎も、今日は静まり返っている。微かな話し声は雨音が包んでしまい、まるで世界から孤立してしまったような錯覚に陥る。真っ暗な世界にたった一人で佇んでいる自分の姿を瞼の裏に描き、背後で聞こえた微かな音に深雪は目を開けた。
振り返れば
八神 修
がキーボードを一心不乱に打っている姿が見える。新聞部部長は、今日も記事の作成に忙しい。
「シュウ、何か手伝う事は……」
言いかけた深雪の耳に、雨音とは違う音色が聞こえてきた。雨の音にも負けないほど凛と透ったピアノの旋律に、耳を澄ます。
「ミユ?」
突然黙り込み、難しい顔をして窓の外を見つめる深雪に声をかける。
「このピアノの音……」
「ピアノの音?」
ノートパソコンを静かに閉じ、修は立ち上がると深雪の隣に立った。深雪がこちらを見上げながら「ほら、この音」と言ってくるが、雨音に紛れた微かなピアノの音を拾えるほどの耳は持っていない。
幼少時から帝王学的英才教育として、ヴァイオリンとピアノも教え込まれ、かなりの腕前を持つ修だったが、ピアニストとして日々ピアノと向き合っている深雪とは耳が違うのだろう。
「最近、音楽室にピアノ弾きに行こうとすると、よく先客がいたんだ。近くに行くと聞こえなくなって、誰が弾いてるのかは知らない。けど、妙に悲しげな音なんだ……」
深雪の声は内緒話でもしているように小さく、修は心持ち背筋を曲げて彼の言葉を拾った。深雪の赤い瞳は楽譜をなぞるかのように、空中を緩やかに撫ぜている。
「……まるで、自分はここにいる、気付いて欲しいって言ってるみたいだった」
「ミユがそう感じたのなら、言うべき事があるんじゃないのか?」
修が優しく深雪の背中を叩く。迷うように目を伏せた深雪だったが、すぐに小さく頷くと部室を出て行こうとして、修を振り返った。
「シュウも来るだろ?」
一緒に来てとは、絶対に言えない深雪だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
雨音響希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月28日
参加申し込みの期限
2013年12月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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