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冬の季語ってたくさんあるから
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【兎】
「ウォルターさん! ももももももふもふがっ」
『うん、ちょっと落ち着こうかぁ』
いささかにとっちらかった
倉前 七瀬
からの電話にも、
ウォルター先生
の適応力対応力はさすがです。
「あのウサギがハムスターで、フェレットがフクロウもヤギもポニーももふもふで」
『うんうん』
「この感動をぜひともウォルターさんと分かち合いたく思う次第で」
『なるほどねぇ。で、そこどこだい?』
なんてやりとりから十分くらいでしょうか。車でぶーんっと、彼はすぐさま駆けつけてくれました。
にかっ、白い歯のぞかせて、
「ははあ、これが『もふもふパーク』ね」
「ウォルターさん! 呼びつけてしまってすみません……」
「なんの。僕もキョーミあったからさぁ」
こともなげに言ってくれる大らかかつアクティブで好奇心いっぱいな彼はなんだか少年のようで、七瀬は近しい距離を感じてほんわかと心あたたまります。
ところでそんなふたりが立っているここは、もふもふパーク。先ほど七瀬があらかた語ったとおり、ウサギやらハムやらの小動物とふれあったり、もふもふしたり、えさやり体験したりできる、なんとも素敵スポットでして。
「で、倉前はどの子がお気に入りだい? 紹介してよ」
「お気に入りですか、迷いますね~」
やわらかい芝生の上をてけてけと歩くヤギやポニーをなでなで。抱き着いてもふっ。
「この子、ふかふかで気持ちがいいとですよ」
「おー、いい抱き心地」
めえ~っ。
七瀬はむっちりしたウサちゃんを手のひらに乗せてほわわわわ。ウォルター先生は肩にフクロウ乗っけて、ポーズを取ってご満悦。
「いやぁ、楽しいねぇ」
「でしょ? これをウォルターさんにも堪能してもらいたかったとですよ」
「堪能してるしてる。めちゃくちゃ堪能中」
マイペースにニンジンスティックをもしゃもしゃやってるウサギさんの背中のもふもふに顔をうずめて、七瀬はこのしあわせを彼といっしょに共有できるよろこびにひたりました。
『もふもふパーク』は特設会場で催されている期間限定のイベントだそうで、あの動物たちは普段は本土の動物園に暮らしているのだそうです。
「楽しかった……また会いたいですね」
「だねぇ。本土のパークもそう遠くないから、休みの日に遊びに行くってのもアリかなぁ?」
と真顔で検討しているあたり、どうやらウォルターさんも気に入ってくれた様子。誘ってよかった。
夢中で動物たちとふれあっていたら、そろそろお昼どき。なんだかちょっとお腹が減ってきましたね、あそこにフードトラックがいるよぉ、なんだか美味しそうな……なんて話をしていた、その時でした。
「ん……?」
ふいにあたりが暗くなったのは、今日の冬の陽気を演出してくれるお日さまが雲にちょっぴり隠れたから。ではなくて……振りかえればずずん、ずずずん。ずずずずずん!
「で」
「でかーーーい!?」
高さ数メートルはあろうかという巨大な猫が、目の前にたたずんでおりました。大迫力のもっふもふ!
巨にゃんこはけれど暴れるでもなく不機嫌に巨大ネコパンチを繰り出すでもなく、リラックスして寝転がっているのみで、金色ふわふわな毛並みをなびかせながら、青い瞳でふたりを見下ろしておりました。
「……あれ? この猫って」
「どっかで見たことあるよーな」
あんまりにも大きいもので、ちょっぴり目を疑ってしまいましたけれど。
よくよく見ればこのにゃんこ、ふたりは
前に会ったことがありました。
名前は、
「「『ウォルト』!」」
なんだかウォルターさんに似ているので、と七瀬が名付けた、金毛碧眼の美しい猫が今日はなぜだか、巨大化してしまったようです。
「こりゃ驚いたねぇ。今日はそういう日?」
「神魂のせいかな……それにしても、ウォルトは大きくなっても変わらず可愛らしいですねー」
にゃあん。ぺろり、というよりべろろんと七瀬のほおをなめた彼はころんと寝転んで、うな~っごろごろごろ、機嫌良さそうにのどを鳴らしています。
どうやら拒まれることはなさそう。ということで、
「えいっ」
七瀬は金色のふかふかへなかばダイブするように、ぽふっ! 抱きつきます。ふにゃ~ん。
「こ、これはキモチイイ……!」
「おー。いいなぁ」
「さ、ウォルターさんもいっしょに!」
「いいの? 猫くん。それじゃエンリョなく」
ウォルターさん、七瀬に手を引っ張られるままに、ぽふっ! うにゃにゃ~ん。
「これは……クセになりそうだねぇぇぇ」
もっふりもふもふ。いつになくだれ~んと弛緩した顔のウォルターさん。
それを眺めていた七瀬の脳裏に、はっ! と浮かぶ言葉が。
「ここで一句」
「……ん?」
──ぎゅっとして ウサギもふもふ にゃんこもふもふ
少々、唐突だったでしょうか。ウォルターさんはしばしぽかんと口を開けて、やがてぷすーと吹き出しました。
「あっ、笑いましたね? ウォルターさん!!」
「あはははは! う、ウサギもふもふ……ははははは!」
賑やかなふたりを、おおきな金猫はふわぁとひとつ大あくび、いつまでも眺めておりました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月28日
参加申し込みの期限
2024年03月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年03月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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