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【バレンタイン】チョコレート・アンド・ファンタスティカ
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「彰尋くん、ここにもあったわ!」
「こっちにもあったよ、あおいさん!」
キャットロードに、軽やかなベルの音が二度響く。
それを奏でた
鴻上 彰尋
と
七夜 あおい
は、顔を寄せて、彰尋のスマホをじいと見た。
と、スマホにピコン! と表示が増える。
『メルティ・ラッキー・ベル』専用のアプリが、二人が鳴らしたベルを記録したのだ。
「まだ全部じゃない感じ?」
「そうだね。これまで結構見つけたけど、クリアのマークは出てないな」
彰尋とあおいは周囲を見回した。
ほかにベルを探している人がいれば、その人の行動がヒントになりもするが、この場に今は二人きり。
「じゃあ来た道を戻ってみる? 今度は足元とかも見てみる感じで」
「そうしてみようか」
あおいの提案どおりに、再びキャットロードを、入口に向かって歩いていく。
彰尋が、これほどまでにベル探しに真剣になっているのは、これをすべて見つけると、幸運が訪れると聞いたからだ。
寝子高を卒業すれば、あおいは九州に行ってしまう。彰尋は寝子島に残るから、告白の返事がどうであれ、二人が会える機会はぐっと減るだろう。
(だからこそ、全て見つけて、お互いにこの先幸運が訪れて欲しいよな)
ベルというものからイメージして、さっきは二人とも、足元を見ることはしなかった。
だから今回は下を集中的に探していたら、案の定。
「あおいさん、あった! 見つけた! この猫のオブジェの後ろ!」
「そんなところに!?」
二人でチリンとベルを鳴らす。
と、スマホのアプリからポロロンと音がした。これでベルが全部見つかったのだ。
「サンマさんかマンボウくんに見せないと!」
「さっき、大きいベルのところにいたわ」
「わぁ、見つけたんだねぇ。おめでとぉ~」
浜 マンボウ
ことマンボウくんはのんびり言って、二人にファンタスティカ・チョコレート・アソートボックスをくれた。
さらに「ついでに、このおっきいベルを鳴らしていきなよぉ。カップルで鳴らすとビックな幸運があるよぉ」と言う。
彰尋とあおいは顔を見合わせて、一緒に大きなベルを鳴らした。
ガララン、と響く低い音。
「ビックな幸運ってなにかしら」
「楽しみだね」
しかし、先の幸福を望んでいるし、信じてもいるけれど、彰尋には、もっと気になることがひとつ。
実は今日、あおいに渡すチョコレートを持ってきているのだ。
ナッツやドライフルーツをのせたり、チョコ細工やチョコペンを使ったり、小さな型抜きクッキーをのせたりして、1枚ずつトッピングを変えた、手作りのマンディアン。
それを食べやすいように個包装にして、箱に詰めたものを、彰尋は鞄から取り出した。
「あおいさん、マンディアンを手作りしたんだ。あおいさんに、俺の気持ちを改めて知ってもらいたいと思って」
そう言ってプレゼントを差し出せば、あおいは驚いた顔をした。
(もしかして、告白の返事を催促してるって思わせちゃったかな?)
そう思い、彰尋は慌てて「違うから!」と口にする。
「返事は卒業式まで待つのは覚えてる。それはそれでいいんだ。でも、どうしても知ってほしくて……」
「大丈夫。わかってるわ」
あおいは微笑んだ。
それが返事の期日のことか、彰尋の気持ちのことかは曖昧だ。
だがきっと、両方だろうと彰尋は思った。
だってあおいは「ありがとう」とチョコを受け取った後に、こう言ってくれたのだから。
「じゃあ、プレゼントは交換ね。実は私もチョコを持ってきたの。とはいっても、今日の待ち合わせ前に買ったものだけど」
あおいが差し出してきたのは『GODINYA』と寝子島コラボのファンタスティカ・チョコレートだった。
不思議なことが起こるというから、それを楽しんでほしかったのだと言う。
「じゃあひとつ、食べてみようかな?」
パッケージを開けた彰尋が、小さなチョコを指でつまんで、口に入れる、と。
「えぇっ!? すごい! かわいい!」
あおいが楽しげな声を上げた。
それもそのはず、彰尋の手のひらから、ふわわんっ! とハートがいっぱい、シャボン玉のように浮かび上がったのである。
大小さまざま、赤やピンクのハートたちは、ふわふわ止まらない。
そのひとつを両手ですくいあげ、あおいはそうっと胸に抱きしめた。
「彰尋くんの気持ちが見えちゃったみたい」
そうはにかむ姿は、それはそれは、かわいらしかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月14日
参加申し込みの期限
2024年02月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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