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【バレンタイン】チョコレート・アンド・ファンタスティカ
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「これは去年、こっちはおととしのプレゼントに入れたわね」
駄菓子屋の一角にしゃがみこんで、
羽生 碧南
は悩んでいた。
「気になるの全部入れてたらとんでもないことになっちゃう……。洋二さん、どれが一番嬉しいかなあ」
碧南は、大事な先輩であり恋人の
鷹取 洋二
の笑顔を思い浮かべた。
去年、碧南は洋二に片思いしていた。
洋二が高校を卒業してしまうのがさみしくて、チョコを渡せるのは今年が最後だなんて落ち込みながら、洋二の好きな駄菓子を買い集め、箱に詰めて、プレゼントとして渡したのだ。
「これをくれるのかい!?」
「どうぞどうぞ。バレンタインですからねー」
やり取りは、あくまで先輩・後輩同士の軽いもの。
甘さなんてありはしなかった。
でも、今年は違う。
先輩と後輩なのは変わらないけれど、二人はもう「鷹取先輩」と「羽生くん」ではないのだ。
(……今でも信じられないんけど……これが事実なんだよね)
碧南はふふふとはにかみ、また意気揚々と、駄菓子を選び始めたのだった。
※
バレンタイン当日、シーサイドタウンの駅前にて。
「碧南さん! ごめん、待ったかい?」
小雪の振る中、洋二は速足でやって来た。
「ううん、今来たばかり!」
碧南は笑顔で首を振る。
本当は楽しみすぎて15分も前に着いてしまったのだけど、それは洋二には秘密なのだ。
しかし洋二は、碧南の肩に積もった雪で、碧南の嘘がわかったらしい。
「僕が寝坊したばっかりに……今日が楽しみで、なかなか寝付けなくてね。本当にすまない」
待ち合わせに遅れたわけではないのに謝罪を重ね、洋二は碧南の肩の雪を払ってくれた。
しかし碧南はその優しさよりも、洋二が言ったことが驚きだった。
「先輩でもそんなことあるんですね……」
思わず言えば、洋二が「先輩?」と碧南を見る。
「あっ、洋二さん! 洋二さんでも!」
慌てて言いなおすと、洋二はふっと微笑んだ。
それはまるで碧南を見守るような、慈しむような、愛情いっぱいの表情だった。
早鐘の鼓動と甘い雰囲気に耐えきれず、碧南は「これを……」と、持参したプレゼントを差し出した。
「今年も駄菓子の詰め合わせで……去年までと同じなんですけど……」
これぞと思うものを選び抜いて丁寧にラッピングをしたのに、しかも今年は恋人同士なのに、プレゼントを渡す手が震えてしまう。
だが、洋二は――。
「ありがとう。碧南さん。でも、去年までと同じってことはないだろう。今年には今年の、碧南さんの気持ちが詰まっているんだから。大事に食べさせてもらうよ」
そう言って、宝物を扱うように慎重に、プレゼントを鞄の中にしまったのだった。
その後は、二人並んで街を歩く。
手をつなぐこともなければ、愛の言葉を囁き合うこともない。
ただ寄り添い、見慣れた場所を歩いているだけ。
(それなのに、どうしてこんなに幸せなんだろう……)
「碧南さん! あそこにユニコーンのイラストが……おお、着ぐるみもいるな」
まるで芸術タウンだ、と歓喜する洋二を横目に、碧南はあちこちにある妖精や雪だるまのイラストや着ぐるみに目をやっている。
隣に洋二がいるのが幸福すぎて、これ以上洋二の存在を感じたら、胸がどうかしてしまいそうだったのだ。
「あ、かわいい」と呟いたのは、妖精の着ぐるみが二人で手を繋いで踊っている姿を見たとき。
その声は洋二にしっかり聞こえたようだ。
「本当に愛らしいな!」と言う声を聞いて妖精がこちらを向いて、碧南と洋二と妖精はばっちり目が合い、ドレスアップ!
碧南は、胸元やスカートにバラを模した飾りがついた、サーモンピンクのドレス姿だ。
その様子は、まるでファンタジーの世界のプリンセスのよう。
洋二は、肩章のついた詰襟の上着にパンツを合わせた騎士姿である。
「これは見事な……! よく似合っているよ、碧南さん!」
「洋二さんもすごい……!」
普段の彼も素敵だけれど、こうして普段とはかけ離れた格好も、凛々しくていい。
ぼうっと見つめる碧南の前に、洋二はすっと跪いた。
「プリンセス、僕の忠誠を、あなたに」
衣装ゆえの演技とはわかっている。
それでも碧南は動揺し、羞恥と喜びに涙目になって、その後しばらく、洋二に手を引かれて歩くことになったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月14日
参加申し込みの期限
2024年02月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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