this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
わんにゃんブヒーがうがうひひーんパオーン大作戦
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
つぎへ >>
【もふもふタイム】
ボスがふところに持っていた鍵でもって、がちゃりと檻をひらいて差し上げますと。
『ふ~い。こんな狭いところに閉じ込めやがって、肩が凝っちまったぜ』
となで肩をぐりぐりやって、
テオ
はみんなにお礼を言うでもなくねぎらうでもなく、毛づくろいを始めました。なんだかスネてる?
「テオ! ケガとかしてませんか? ひどいことされなかった?」
綾花が駆け寄りむぎゅっと抱き上げると、テオはぷいっとそっぽを向いて、
『ふん。俺はどーぶつどものついでだろ、どーせ』
「え~? そんなことないですよ。テオが無事で本当によかった」
『ふんっ』
動物たちをかまうばかりに、ちょっぴりシットしてたようです。けれど綾花のふくよかな胸にぷよんと抱かれているのはまんざらでもなさそうなテオでした。
「皆さん、ありがとうございます! なんとお礼を言っていいやら……」
「あっ。星幽塔の」
深々とニホン式お辞儀をした耳の長いエルフっぽいほしびとに、七瀬や綾花、ラッセル、柚春は見覚えがありました。星幽塔の魔物カフェで、店長として彼らを出迎えてくれた、ほかならぬ彼でした。密猟団は魔物カフェからも何頭かの動物たちをかどわかしていて、心配でいてもたってもいられず、思い切って寝子島へとやってきてしまったとのこと。
背後には彼が同行をたのんだという、星幽塔第一階層を守るサジタリオ城の騎士たちの姿もありました。密猟団の被害を食い止め捕縛するべく、長いこと彼らを追い続けているのだそうです。
「ネコジマの友人たち、協力に感謝する。こやつらは密猟団の一部に過ぎないが、くだらぬ者が動物たちを食い物にする事例が、少なからず減るのは確かだ」
「この子たちは責任を持って、われわれが故郷へ返そう。しかし、その前に」
みんなの顔に浮かんだ悲しげな色を見てか、騎士のひとりが微笑んで言いました。
「少しばかり、時の猶予を作ろう。動物たちも諸君らとの別れを惜しんでいるようだ」
奮闘した救出部隊への、最後のごほうび。
そう、もふもふタイム!
オトナの責任というヤツでしょうか。ウォルター先生は珪先生といっしょに激闘のあとを見てまわり、みんなにとって危険がないか、まだ不埒な輩が身をひそめてはいまいかと気を配っておりました。
それがちょっぴり、柚春には不満でして。
「少しくらい、僕といっしょにいてくれてもいいと思わない? そりゃあワットは、みんなの先生だけどさ」
なんてぶちぶち言いながら、すりすりしてくる豹くんをなでなで。ブラッシングをしてあげると気持ち良さそうに身を預けてくれて、なんとも愛らしいのです。
彼はどこか、愛しの彼と似ているような気がします。気まぐれそうなところとか。いざとなったらびゅん! と俊敏に動いて、助けてくれるところとか。
「ねえ、知ってる? 香りにはいろんな使い方があってね、毒にも薬にもなるんだよ。ふっふっふ」
柚春はに~んまり。
「例えばイランイランの香りには、催淫作用アリ! そんなの使ったら、ワットはどうなっちゃうかな? もしかして、どうにもたまらなくなって、僕を押し倒して……なーんて」
「誰が誰を押し倒すって?」
「うわーーーワット!?」
ばたばたわたわた。
カンドーです。言葉にできない感情が、幸次の胸を満たしました。
「これがドラゴン……!」
密猟団は本当に手広く動物たちを捕らえていて、なかには星幽塔の高い階層から連れてこられたという、翼をもつ竜までも含まれておりました。
その威容がいま、幸次の目の前に!
「さ、さわってもいいかな?」
「どうぞ。この子は見た目より穏やかな気性をしていますから。でも気をつけて、ドラゴンはドラゴンです」
魔物カフェの店長だというエルフさんに竜とのふれあいかたを教えてもらいながら、いざ。
「わ……鱗はやっぱり固いんだね。でも思ったよりやさしい目をしてる。翼も大きくて……え?」
「背中に乗ってもいい、と言っているようですね」
なんと触れるばかりでなく、幸次を乗せて飛んでくれるだなんて。
幸次はすこうし、キンチョーしつつ。
「じゃ、じゃあ。お願いします……?」
ラッセルはカナリアとなって、ぱたぱたぱたぱた。
『フェニン、お前も来てたなんてなー。また会えて嬉しいぜ』
『うん、らっせるにまた会えるかな~って。つれてきてもらったんだあ』
不死鳥の子は、あれからすこしばかり時が経ってもまだまだ、小さいヒナのまま。けれどぱたぱたとつたなくも飛べるようになっているのは、ラッセルの真似をして練習したのだとか。
「ラッセル、こっちこっち!」
風に乗ってふわふわり、晴月と遊覧飛行。フェニンも風の精には気を許したのか、ならんで仲良くふわふわわ。
「フェニンは子どもなのに、ちゃんと飛べるんだねえ。えらいねえ」
『えへへ』
『そういや晴月って、動物と話せたりするんだっけ? このへんにまだ、妙なヤツの気配とか残ってねーか?』
ラッセルは尋ねてみますけれど、不思議な女の子には通じているやらいないやら。こくりと首をかたむけるばかり。
ぶわ! と横合いから飛んできた大きな影は、雄々しいドラゴンとその背に身をあずけた幸次です。
「うわーっ、すごいなあ! 気持ちいいなあ……!」
「! ラッセル、なにあれ!? 鳥!?」
『どらごんくん、かっこいいなあ……』
ぽかんと口を開けて竜に見入るひとりと一匹を、カナリアはやさしい瞳で見つめておりました。
おお、と七瀬は目を輝かせ、ちいさなちいさなふわふわのもとへ。
なんの変哲もない、寝子島にだってたくさんいるだろうフツウの子ウサギさんですけれど、星幽塔のある階層などでは珍重されており、密猟団にさらわれてしまったのだとか。
「かわいいですねー。ニンジンたべますか」
かりこりぱりぱりとニンジンスティックをほおばるウサギさん。
七瀬は思わず、ほんわ~。なごんでしまいます。
「ふふふ。癒されますねー」
「うんうん。そうだねぇ」
ぴたり。ぎぎぎ、と首を回して振り向きましたら、
「……ウォルターさん。いつから」
「おお、って嬉しそうに走ってきたとこからかなぁ」
「最初からじゃないですか!」
ウォルターと並んでしばし、ウサギさんのふわふわを堪能しました。
かっぽ~ん。
「ふう。気持ちいい……」
「みんなで頑張ったごほうび、ってところかしら」
廃ホテルの裏手にわく温泉は商業利用されなくなって久しいものの、ぽかぽかちょうどよい温度や泉質、効能なんかは今もって健在でして。
美野梨とマリエッタは肩まであたたかい湯につかり、ほ~っ。救出作戦、ならびにバトルでかいた汗を流してひとごこち。
「本当、これはごほうびよね……ふふ、かわいい」
マリエッタは目を細めてその光景を眺めます。
なんともなごんでしまうのは、カピバラさんにおサルさん、ペンギン、星幽塔では温泉好きで有名らしいホシグマに、霊界の化けギツネやタヌキなどなど、動物たちがいっしょなこと。みんなしてご満悦、ほあ~っ。
「で……テオももふもふタイムってわけね」
『なんだよ。悪いか』
「ふふ、いいえ。あなたも大変だったものね」
むすっとした顔はいつもながら、彼は綾花に抱きかかえられるまま、温泉を満喫しております。
「気持ちいいね、テオ」
『ああ。まあ、こういうのも悪くねえ』
猫はひんぱんに毛づくろいをするので、そもそもお風呂に入る必要はないそうですけれど、どこか人間くさいところのある彼はまんざらでもない様子。
「珪さんともいっしょに入りたかったです。タオルを借りれば大丈夫ですよ、って言ったんですけど」
『……察してやれよ』
顔を赤くして逃げるように見回りへ行ってしまった彼に、綾花はちょっぴり唇をとがらせつつも。
「はふう。気持ちいいです~」
温泉につかってぽかぽかになった、きとりといぬねこたち。
「きとり姉さん、それはなんですニャ?」
「これ? ニャリッツなんだよ~。パッキーもあるよ、ってチョコはダメ?」
「ボクたちは大丈夫ですワン! きとりお姉さん!」
すっかり懐かれてしまいました。そのうちアネゴ、とか呼ばれそうなイキオイです。
密猟者がアジトの寝室として整えていたらしい、小奇麗なベッドのあるお部屋をちょいと拝借。にゃあにゃあ、わわんとオヤツパーティーです。
「きとりお姉さん、これは? これはなんというお菓子ですワン!?」
「気にいった? つちのこの里だよ~。なめこの山もおいしいんだよ~」
「こ、これはおいしいニャア! たまらんニャア~!」
「ワワ~ン!」
なんて、たのしくってちょっぴり食べすぎてしまったでしょうか。
「ふわわ。お腹いっぱいになったら、眠くなってきちゃったんだよ~」
やわらかお布団にぽてんと横になると、いぬねこも次々に乗っかってきて、あっというまにもっふもふ!
すやぁ、ときとりはあたたかな毛並みに包まれて、眠りに落ちてゆきました。
<< もどる
1
…
5
6
7
8
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
わんにゃんブヒーがうがうひひーんパオーン大作戦
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月08日
参加申し込みの期限
2024年02月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!