this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
遊びに行こう、眠れない夜に誘われて
1
2
3
4
5
つぎへ >>
佐藤 瀬莉
は降り立った床のひんやりとした冷たさに、少しだけ驚いた。
「ふふ、先に行ってるよ」
「あ、待って」
止める間もなく、彼は大きな廊下のの先の闇の中へ消えていった。
「はぁ」
寝る前に、読んでいた本の影響で目が冴えてしまい、布団の中でゴロゴロしていたところに誘われた遊び場所は、夜の美術館だった。
誰もいない美術館、ステンドグラスを通した月明かりだけがこの場所を照らしている。
「……静か」
針が落ちる小さな音さえも響いてきそうな静けさに忍び足で歩く。まるで美術館に盗みに入った怪盗みたい。
そんなことを思う。
月明かりのぼんやりとした光源のせいか、名画や彫刻の類は、昼に観るのとは違った表情がある。影がさしていて少し寂しそう。
「……泣いてる?」
涙を流しているかのような英紳士の彫刻に目が止まった。
「いやいや、泣いてはいないよ。お嬢さん」
「!」
静か、そして優しげな声に一瞬息がつまる。
紳士の彫刻がにっこりと笑っていた。
「私は月明かりを浴びると、泣いているように見えてしまうんだ」
「そう、なんですか」
「素敵な時計だね。大事にしているようだ」
瀬莉が不思議に思っていると、自分の手に懐中時計が握られていた。
それは、見慣れたデザインの、自分の大切な懐中時計だ。
「なんで」
パジャマのままで連れ出されて来たのに持っているはずがないのだが。答えを探して顔を上げると、紳士はすでに普通の彫刻に戻っていた。
「……夢?」
不思議だ。
美術鑑賞をしながら歩を進めるとやがて時計をモチーフにした一連の連作の芸術作品の展示が始まった。
人間の手が作り出す数多の創作物の中でも、最も精巧で美しいもの。
将来の夢を時計職人と思い定めている瀬莉にとって、輝かしいものに見えた。
と、静かなこの空間に時間を刻む針の音が聞こえてきた。ここにある時計は動いていたとしても、音を発しないのに。
「この音はね、この美術館の時間を刻む時計の音なんだ。展示物ではなくて、ね」
例の少年の声が瀬莉の耳に響く。
「それは、どこにあるの?」
「探してみると良い。きっとすぐに見つかるさ」
声はすぐに消えた。
(どこ?)
興味を引かれ、速足で順路を進む。この空間で時を刻む時計はどんな形をしているのだろう。
ふと、ある瞬間に気づいた。
ゆっくりと天井を見上げる。
「!」
そこにはプロジェクトマッピングのように大きな時計が映し出されていた。零時1分前だ。
そして、
りーん、りーん。
不思議な音と共に零時を知らせて、大きな時計はすうっと消えた。時間の節目で現れるようになっているのだろう。
時計の展示物に魅入っているうちにたどり着いた図書館にて。
誰もいない図書館のひんやりした空気の中で、適当に手に取った美術書……しばし「深夜の図書館」という幻想的な場所でのひと時を満喫する。
やけに明るい月明かりは、どこか異世界のようだった。
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
遊びに行こう、眠れない夜に誘われて
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月02日
参加申し込みの期限
2024年02月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!