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酸素がない!
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【ゲームじゃない!】
いくつか頭に浮かんできた可能性を模索します。
もしかして、次世代VRMMO『
LIQUID
』のあたらしいクエスト? 新機能のおためしができるテストステージとか?
「ベータテストに申し込んだ覚えはないし。インストールした記憶もないし」
それともあたらしいゲーム? メタバースと最近よく聞くNFT技術の組み合わせで、掘り出したデジタル宝石には唯一無二の付加価値がついている、昨今注目のマイニングゲーム?
「というかそもそも、ゲームなのかいこれ。ずいぶんリアリティあるけど」
「だよねえ」
あるいは……いつもの寝子島の不思議現象的なアレでしょうか。
「ともかく、がんばって生きのびないと! ね、ワット」
「酸素が尽きて窒息死、なんて死にざまはちょっと遠慮したいからねえ」
稲積 柚春
と
ウォルター・B
の地下生活もまた、おだやかな温暖バイオームからのスタートとなりました。あたりには木の根が生え伸び、ところどころに草がしげって、なにやら光を放つ花も咲いています。
「この鉄砲みたいな機械で調べると、これはぷくぷく草。酸素を作ってくれるみたい」
レプリケーターを器用にあやつり、さっそく情報収集に余念がない現代っ子柚春。対してウォルターはちょっぴり苦戦しつつも、
「ま、きっとなんとかなるよぉ。気楽にいこうかぁ」
「うん、大丈夫。心配してないよ」
いつもの飄々としたカンジはそのままに、柚春を気づかってもくれているようです。オトナであり教師としての責任でしょうか。それとも?
「まずは植物の収集から! こういうのは僕の得意分野だから」
「頼もしいねえ」
アロマオイルの調香、あるいは香りにまつわるあれこれは柚春にとって特技であり、将来の夢でもあります。来たるべきときに備えて、関連知識だってたっぷり蓄えておりました。つまり、植物やその扱いについて柚春はセミプロレベル。
「花や葉っぱは化粧水になるし、種はケアオイルに。実は調味料にすることもできるよ」
「それはいいね。地下生活にだってうるおいは必要だ」
「そうそう。植物の香料は精神の乱れを癒して、ケガを治療して身体をととのえることもできる。アロマオイルは根っこから作るものだってあるからね、捨てるところなんてないんだ」
「つまりとにかく、そういうものを集めればいいってわけね」
もちろん食料も集めつつ、その過程で得られた副産物を使って地下生活をより豊かにしていくことも大切でしょう。脱出はできたけれど心身ともにボロボロ、ではいけないのです。
そんな行動指針のもと、温暖バイオームの豊かな資源を収集し、生活基盤を築いていたところへ、
「うおおおおーーー!?」
「……うん?」
「誰かいる?」
せっぱつまった声が、空洞に反響しながら届きました。
「……空が恋しい」
桜井 ラッセル
のつぶやきはむなしく、岩壁に吸いこまれて消えました。首からさげた金の鍵と彼のろっこんも、このせまくるしい地下空間ではお役に立ってくれそうにありません。
といってラッセル、悲観的なタチではありませんし、気力も体力も満ちています。手先は器用で、機転だって利くほうでしょう。寝子島のフシギ現象にもある程度慣れていますから、こんなシーンでのサバイバルにも抵抗なく、すんなり適応することができるはず。
「生きて帰れる、よな。いや、生きて帰るんだ!」
ぐぐっと拳を握って、気合じゅうぶん! ラッセルは叫びました。
「いくらでも生き延びて、ってなんだお前ーっ!?」
ふしゃーっ! 気がつけば、体毛のかわりに葉っぱがゆらゆら生えているような奇妙な猫ちゃんが牙をむいて、ラッセルをイカクしておりました。
慌てて手にしたレプリケーターのデータベースを起動し調べてみますと、
「えーっと、こいつはファームキャット。へえ、植物を植えて育ててくれるのか! 便利なやつだな……痛っ、痛って! 引っかくなよ、こら!」
ファームキャットは攻撃的な生物ですけれど、エサを与えて手なづけることができれば非常に有用。だそうです。
「エサ? エサってなにやりゃいいんだ、痛い!」
ふぎゃー! しゃーっ! そこらに生えている花やらその実やらをもいで放ってやりますけれど、ファームキャットは見向きもしません。気に入らないようです。あっというまにラッセルはキズだらけ!
空洞内を逃げ回り、
「あっ、光るカエル? ピカエルってやつだな、光源ゲットだぜ!」
肩にカエルを乗っけたり、
「おお、ありゃミカンニンジンってやつだな、ウマそう! あとで取ってかえろう、痛え!!」
貴重な食料を発見しつつ、どどどどどっ。
「な、なにかファームキャットのエサになりそうなもんは……あっ!」
見つけたのは黄色く濁った、汚染水溜まり。ウェッ、てなものですけれど、ラッセルはそこへ迷わず手を突っ込みます。小さな水たまりにぱしゃんと跳ねた魚影を狙って、
「おりゃーっ!」
水をぜんぶ跳ね上げるイキオイで、ざばーっ! 汚染水のニオイは気になりつつも、追いかけてきたファームキャットの目の前へぽてっと落っこちたのは、ラッセルが跳ねとばしたお魚。汚れた水にのみ棲息するサンサンマでした。
「それなら食うだろ! 食うよな? 食ってくれ……!」
ファームキャットはぴちぴち跳ねる鮮度バツグンなサンサンマを何度かつんつん、くんくんと確かめた後に。ぱくり!
「や……やったぜ」
どうやら今度は気に入ったようです。はぐはぐはぐ、ぺろりと平らげたら、ラッセルに歩み寄ってすりすりすり。ゲンキンなヤツ!
ともあれ肩の上できょろりと目をまたたかせたピカエルに、植物を育てるファームキャットと、サバイバル生活を支える有能な相棒ができました。
「苦労したけど幸先いいスタートだな。よし、これからバリバリ生きのびて……んん?」
にゃ~ん。ふにゃ~ん、しゃーっ。うにゃーっ!
「……もしかして、一匹じゃなかったのか?」
ぎらり、空洞のなかへと浮かび上がる無数の瞳。しゅばばばば! 一斉に飛びかかる影。
「う……うおおおおーーー!?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年01月25日
参加申し込みの期限
2024年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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