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酸素がない!
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【キノコ料理もわるくない】
「この道具で資源を調達して、家を建てたり生産したり……って、典型的な育てゲーじゃん」
「そだてゲーってなに?」
仙藤 蒼
、
仙藤 紫
の仲よし姉妹もこの未知なる惑星の地下深くへと脈絡もなく放りこまれてしまいました。
あたりは温暖、資源も豊富で幸先よいスタート。このレプリケーターなる道具も、ゲーマー蒼はなんなく使いこなせそうですし、紫にだって直感的に扱えそうで、ちょっと安心です。
「大丈夫、この手のゲームのセオリーは分かってるから。楽勝楽勝♪」
「でも、過信は禁物よ?」
そう。たしかにこの地下生活はゲーム感覚で楽しくもありました……けれど、どっちかといえばゲームバランスはハードコアでシビアな部類であったと言えましょう。
「ねえ、蒼。なんだかここ、息苦しくない……?」
「や、やばい。酸素レベルがみるみる下がってる? なんで!? 私とお姉ちゃんのふたりだけで、そんなに急激に酸素を消費するはずが」
ところで蒼にはちょっぴり、気になっているコトがありました。レプリケーターの動作を確かめていると目に入る、『熱線モード』の文字。敵対的な生物にビームを発射して、退けることができるのだとか……敵対的な生物?
「あ、蒼。あれ」
「えっ」
ふしゅーっ。ほしゅーっ。たぶんおそらくきっと、呼吸の音です。発しているのは、
「「き、キノコ人間~~~!?」」
ずどどどど! ふたりを見つけ、猛然と走り寄ってくるのはたしかに手足の生えたキノコ、その名もマッシュルマン!
「おおおお姉ちゃん、熱線モード!」
「ど、どれ? どれがそれ?」
くるり反転、蒼はびびびっとビームを照射! 手慣れたガンプレイにたまらずぎゃんと鳴き、マッシュルマンはどたどた駆けてゆきました。ちなみにあくまで退けるだけで、やっつけてしまうことはできないようです。
「はあはあ。びっくりした」
「さ、さすがね蒼。それにしてもあのキノコ、どこから来たのかしら」
「どこって……」
ミョ~に激しい酸素の消費。それに先ほどのマッシュルマン、レプリケーターのデータベースによればどうやら、この温暖バイオームに生息する生き物ではないようです。
キノコ人間の逃げ去ったほうへおそるおそるに進むと、ぽっかり。口をあけた妙な横穴を、イヤ~な予感とともに覗いてみますと……。
「ここ、あいつらの巣?」
「穴を開けて入ってきたのね……酸素を過剰に消費してるのもあれのせいかしら」
ひとまず穴は、埋めておくことにしました。
マッシュルマンはどうやら、食用に適しているようです。
「できればもう少し普通の食料を用意したいわね……」
「ま、非常食ってことで」
近場を探索して見つけたぷくぷく草をプランターで育てることで、ひとまず回復してきた酸素レベルにほっとひと安心しつつ。次なる目標は食料と飲料水の確保、そして居住空間の建築です。
「じゃ、食べ物飲み物は私がなんとかしてみる。お姉ちゃんは家建ててよ」
「建ててよ、って簡単に言うけどどうやって……」
「レプリケーターを使えば簡単だよ、ほら」
紫は妹と違ってゲームはからっきしで、レプリケーターのインターフェースやら操作感にはちょっぴり戸惑いつつ。
「あ。家の土台ができたわ。なるほど、こうすればいいのね」
「カンタンでしょ?」
採取した花崗岩を使って、床タイルをずいと広げていきます。なんだか小さい頃にお友だちと楽しんだブロック遊びのようで、わくわくです。
「うん。楽しくなってきたわ」
紫がそうして家を建築する間、蒼は周囲の食糧事情の調査と調達へ向かいます。
「う。このニオイは……汚染水?」
どろりとして濁った水たまりはどうみても清潔そうではなく、蒼の衛生観念が危険信号を発します。飲用や生活用水としてはちょっと、不向きに見えましたけれど。
「でもこのあたり、ほかに水はなさそうなのよね。汚染水でも貴重な資源か……あっ」
ぱしゃん、と汚染水から跳ねたお魚。みれば魚影がたくさんです。
データベースを開いてみると、この細長く淡い光を帯びるお魚は、サンサンマ。汚染水にのみ生息し、そして食べるとたいへんに美味なのだとか。
蒼はうなずきました。
「これは、チャンスかも?」
まずはがしゃこんとレプリケーターをかまえ、作り出したのは近くで収集した草と金属鉱石で構成された、対汚染用ツナギです。それを身に着け、汚染水へとっぷん! 腰までつかると、作業開始!
「えーと、データベースの中から……これだ!」
丸い浮き輪にカゴがついたような、自動魚捕獲器をふたつ、汚染水溜まりへと浮かべます。
「って、動かすには電力がいるのか。さてどうしようか」
「蒼、ここにいたのね。小屋を作って、浄水器や調理器具を置いたわ。のびのびウッドを燃料にして発電機も動いたから、地下でも明るいわよ」
「お姉ちゃん、ナイス!」
姉妹の働きがうま~くかみ合ったようです。発電機で浄水器や捕獲罠を動かし、給水ポンプでくみ上げた汚染水を浄化。捕獲したサンサンマを電気グリルで調理……食料飲料の問題が、これで一気に解決!
「燃料には限りがあるけれど、これでしばらくは持つでしょう」
「その間に、もうちょっと過酷な環境も探索すれば、別の資源も見つけられるね。あと、あのマッシュルマンの活用方法も」
「……やっぱりあれ、食べるの?」
「ゼイタクは敵だよ、お姉ちゃん!」
こじんまりとした、けれどとっても過ごしやすいお家で、ふたりは美味しいサンサンマ料理を堪能しました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年01月25日
参加申し込みの期限
2024年02月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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