this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ブラックウッド邸お掃除大作戦
1
2
3
4
5
つぎへ >>
星ヶ丘の一角、広い敷地でうららかな陽光に寝そべるような広い邸宅だ。足を運ぶのは何度目になろうか。あまり入り浸るのもよろしくないとは思いつつ、
稲積 柚春
は今日も
ウォルター・B
を訪ねた。
来訪の回数も曖昧となるくらいに見慣れていたものだから、その日の邸宅の惨状に柚春は我が目を疑うこととなった。
「こんな風になる前に、呼んでくれたら良かったのに……」
「はっはっは」
「笑いごとじゃないよ、ワット!」
散乱した衣類。置きっぱなしのカトラリーにカップ。卓の周囲にまんべんなく散っているのはどうやら茶葉だ。無惨にも割れ砕けた陶器の類も転がっておりそのへんを歩くのにも難儀する。目を覆う散らかり具合に屋敷の主人は両手を上げてみせた。お手上げ、とのことである。
そもそもウォルターは料理に掃除洗濯その他諸々、家事一切不得手である。有能に過ぎる使用人、
メアリ・エヴァンズ
が邸宅の全てを取り仕切っているのだからそもそも家事など自らやることもない、というのは多分に建前であり、実際のところキッチンはほぼ出禁状態だし掃除やら洗濯もメアリをして「ウォルター様は触らないでくださいね」と釘を刺される程だ。彼が良かれと思って家事を代行しようとするたび、余計なことをやらかしてメアリの仕事が増えるからである。外面の良いウォルターは教師の仕事ぶりも完璧だから、私生活のズボラや怠惰を生徒たちや同僚は知る由もないだろう。柚春もこのような間柄となってから知ったものだ。
頼みのメアリが帰省中であるため、この有様をどうにかできるのはもはや柚春を置いて他にない。どうにかできねば、使用人が落とす雷に肩を縮めて子犬のごとくしゅんとする主人といういたたまれない光景が目の前で展開されるのみである。いやそれもちょっと見てみたい気がするが、柚春は彼を見捨てないと決めた。
「ともかく、掃除しよう。大掃除だよ! 僕も手伝うから頑張ろうね」
「そうだねぇ。メアリをげんなりさせるのも忍びないし。やってみようかぁ」
メアリが戻るのは明日だ。できればもう少し早めにヘルプを届けて欲しかったが、今さら言っても仕方がない。ここは気合を入れて臨むのみである。
「と、その前に……」
「うん?」
気合と言えば柚春には一つ、彼からの連絡を受けてより考えていた算段、もしくは企みがあった。
「ちょっと準備があるから、ワットはここで待っててね。僕が戻るまで、何もしなくていいからね。割れ物とか触っちゃだめだよ」
「はいはい、分かったよぉ」
そそくさと散らかったリビングを出て、柚春は邸宅の奥へ。ふふふと含み笑いを浮かべつつ、目指すのは洗濯室であった。
しばしの後。
「じゃじゃーん!」
再び姿を見せた柚春は、メイド服を身に着けていた。上から下まで完璧なメイドぶりだ。立派な屋敷を掃除するのにこれほど適した装いもあるまい。
さてウォルターの反応はいかばかりかと言えば、彼は目元を覆い首を振っていた。
「着ちゃったかぁ……」
「着ちゃいましたぁ。どう?」
以前に柚春のメイド服着用をウォルターへ尋ねた際には、
断られていた
。己を保てなくなりそうだから、と柚春にはよく分からない理屈であったが、今回はあえて強行してみた。
「それ、メアリのでしょ? どうしたの? サイズとかさ、あるじゃない」
「うん。ぴったりだよ」
「ぴったりかぁ」
柚春とメアリは体型や体格もよく似ているし、何度か彼女を手伝ってあれこれ家事をする機会もあったから、洗濯室にいつも洗いたてのメイド服の予備が収められているのを知っていた。それを一着拝借したのだ。実際身に着けてみると、あつらえたようにピッタリだった。
「で、どう? 似合ってる?」
「そりゃあもう……」
何やら悶絶しているがどうやら好評ではあるようだ。柚春的にはもう少し具体的な反応をいただきたいところではあるが。
彼は暑がるようなそぶりを見せてから、腰に手を当て言った。
「じゃあ、掃除しようかぁ。こう、きびきびとね。色んなことが気にならなくなるくらいに」
「? うん。メアリさんの怒ってるところは見たくないしね。あ、掃除用具はどこ?」
「ん? 用具?」
「ほら、ほうきとかチリトリとか。はたきとか雑巾とかバケツとか。あるでしょ?」
「うん。どっかにあるんじゃない? メアリの使ってるのがさ」
「いや、うん。だから、どこにあるのかなって……」
「さあ?」
とんとご存じないそうである。最初の作業は、広い邸内からほうきを発掘するところから始めなければならなかった。
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ブラックウッド邸お掃除大作戦
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月25日
参加申し込みの期限
2023年11月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!