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イタズラかお菓子か!?
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寒いだなんて言って、部屋に閉じこもっているわけにはいかない。
楽しそうなイベントを見つけたということは、
綾辻 綾花
にとって口実のひとつが手に入ったということだ。
一緒に出かける理由も、手を繋ぐ理由も。用意ができたなら、あとは実行あるのみ。
「名前を呼んでも、大きな音でかき消されちゃいそうですからね」
綾花はふふりと笑って、隣を歩く
早川 珪
の手を取った。本当は人前だからこそダメだとわかっているし、好きな人の隣を歩けるなら大人っぽく振る舞いたい。でもここは、とても騒がしいパニックストリート。
イタズラし放題な場所で童心に返ってしまい、逸れてしまうかもしれないし。会話を遮られそうな音には、顔を寄せ合わなければ声を届けられそうにもないし。
だからあえて、綾花は無邪気な子供のようにはしゃいで見せた。こうやって、人前で近距離を保つ理由をちゃんと用意したなら、珪だって観念するだろう。
「それなら、僕はほどほどにしないとね」
一緒になって遊んでしまっては、保護者としての面目がない。……なんて、口先では線引きしたようだけど、繋いだ手はそっと握り返してくれる。珪も調子を合わせてくれているらしいが、一体どちらが本音だろう。
(本当に子供扱いなんてしていませんよね?)
子供じみた理由をつけたのは綾花だけれど、それはあくまで寄り添う口実。
些細な仕草から本音を読み取れないものかと珪を見つめてみるけれど、今の彼にはまだ余裕があるようだ。
であれば、それを崩してみるのもいいかもしれない。
ソワソワした子供のように見えていたらいい。そうやって、油断していたらいい。
「どんな音がするか楽しみですね!」
たとえば、いかにもな仕掛けのありそうな壁。たとえば、見慣れたバケツや空き缶。それから――珪の胸。
この胸と同じ音を聞こうと思ったなら、何をすればいいだろう。
綾花は悪戯の算段をする子供のように笑うと、珪の手を引きストリート内を叩いて回る。いつかその音色が、ちゃあんと聞こえると良いなと願いながら。
館内に入れば、外の騒がしさが遮断されたかのようにゆったりとした時間が流れている。
近隣に生息している生き物のお出迎えがあり、だいたいどの辺りで観測されているのかマップや歴史なんかの展示を見て。長く来ない間に、随分と雰囲気の変わった場所があるなと
桜井 ラッセル
は歩み進めた。
生き物たちのストレスにも繋がるから、水槽の位置など大きく環境は変えられない。それでも展示内容などを改めなければ、飽きられてしまうのだろう。誰もが自分のように生き物が好きで、飽きずに眺められるわけじゃないことも理解はできる。
(ここも……前に来たときは、確か)
記憶のままでないことに、思わず足を止める。変わらない物なんてあるわけないと突きつけられたようで、俯きそうになる視線を目の前の小さな水槽に向けた。
葉っぱの上で擬態するように眠るフライシュマンアマガエルモドキを探しているんだと、そう言い聞かせたくても。ラッセルはだんだんアマガエルモドキと同じように、口を真横に閉じて目を細めていた。
何かを考えているようで、逃避しているような。後ろに進んでいるつもりはないのに、何故か前に進んでもない気がして、今はどちらを向いているのかわからない。
互いに見つめ合ったあと、先に飽きたのはアマガエルモドキのほうだった。何かを思い出したかのように、くりっとした目を瞬かせ、仕舞っていた手足でしっかりと立ち上がる。
「しっかりした足、あるじゃん!」
それは溶けたスライムの様だったアマガエルモドキが、カエルの姿になったのを驚くように。……自分にも、立ち上がる足があると言い聞かせるように。
まずはここからだと、ラッセルは再び歩き始めた。
一通りはしゃいだ後はのんびりもしたくて、
梓 智依子
は楓のおねだりもあり水族館でスイーツを求めた。
イートインのスペースには、目にも鮮やかな熱帯魚が泳ぐ水槽も、気まぐれにアザラシがやってくる円柱の水槽もあるのに、楓が選んだのは冬の海を一望できる席。
「へんなおさかな、今日はおきてるかな?」
どうやら楓のお目当ては深海魚だったらしく、つい楓の変顔を思い出して智依子は吹き出すのを堪える。
まずはキラキラ輝く海を背景に、シロイルカのミルクプリンを前にした笑顔の楓を写真に収め、三つ折りの館内マップを広げて見せた。
「今がここだから……楓の見たいお魚は、もう少し先ね」
あまり期待せずプリンを口に運ぶと、意外にもミルク分が濃く優しい甘さが鼻に抜ける。てっきりこういった物は見た目重視で味は微妙になりがちだと思っていたけれど、近年では改良が進んでいるのだろうか。
途中で食べ飽きるかと心配していた楓もパクパク食べ進めているし、この味であれば祖父母への土産としても喜ばれるに違いない。
テーブルに立て掛けられた『絶賛販売中!』と書かれた小さなポップには、水族館の仲間たちが大福や練り切りになって並んでいる。智依子は期待を込めて、それらを購入していくことにした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月31日
参加申し込みの期限
2023年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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