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イタズラかお菓子か!?
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まだ少し思いだし笑いをしてしまうことがあるけれど、
七夜 あおい
も歩き疲れたことだろう。休憩するタイミングを見計らっていた
八神 修
は、近場のカフェが穴場であることに気付いた。
館内に飲食スペースは数カ所ある。けれど、ゴマフアザラシが目の前を通る円柱の水路がある所や、カラフルな熱帯魚やライトアップされたクラゲがオシャレな水槽で展示されているような場所は、イベントのある休日ともあってさすがに混んでいて見送ったのだ。
しかし、この川辺を意識した淡水魚を多く展示してる場所では、席を急ぎ奪い合うほどのこともない。
「ここにも、噂のプリンはあるみたいだね」
コーナーに合わせたメニューしか取り扱っていなかったらどうしようかと思ったが、可愛らしいメニューは健在で修は内心ホッとする。
他と比べれば、お世辞にも可愛いとは言い難い雰囲気の店だ。もしあおいの好みではなかったらどうしようかとも思ったが、あおいはメニューではなく壁面の水槽をじぃっと見ている。
「ねぇ、ここ……もしかして」
水槽のひとつひとつは小さいし、じっくり目を凝らさなければ見つけられないような地味な色合いの生き物ばかりだけれど。
そのどれもが、レッドリストに載っている貴重な生き物。水槽にそうと知らせる表記がなければ、気にも留めず通り過ぎてしまっただろう。
「修くんが好きそうな場所だね!」
メダカも、ゲンゴロウも。名前は聞くけれど、ちゃんと在来種だと意識して見たこともなかった生き物が、壁面一杯に並んでいる。あおいが目を輝かせて水槽を覗き込む様子を微笑ましく眺め、喉まで出かかった言葉を飲み込む。
(……ここには、俺の好きな子しかいないよ)
手の届く距離に、視線の先に。いるのはたった1人、あおいだけ。……なんて言えば、戸惑わせてしまうだろうか。もうすぐ答えが聞ける日がやってくるのに、彼女の仕草に思われているのではないかと考えて、つい焦ってしまう。
「あおいは……考えてくれてる、よな」
何をと言いたげな瞳が、少し揺れた。真剣な修の様子を見て、察することがあったのだろう。だから修はくすりと笑って、悪戯心に蓋をする。今日はその日ではないと、わかっていたのだから。
「トリックオアトリート、ってね。たくさんの悪戯を見てたら言いたくなって。答えは決まってる?」
どちらを選んでも大丈夫なように、お魚型のマシュマロを悪戯っぽく飲み物に乗せる予定だ。どんな答えでも受け止めると、そんな覚悟を滲ませて。
めいっぱいにペイントストリートで楽しんだ
稲積 柚春
と
ウォルター・B
は、次に水族館へと訪れた。
寝子島各地を色々遊び歩いたような気がしていたが、この場所を2人で巡るのは2度目。正確に言うなら、こうして待ち合わせてデートのように楽しむのは初めてだ。
「ねぇ、夏に一緒に撮った写真……どの水槽の前だか覚えてる?」
あの時は先生と生徒だった。それも、ウォルターは見回りで来ていて遊びに付き合ってくれたわけでもない。
……でも大事な秘密があって、境界線を飛び越えたいと奮闘する少し前の話だ。もしかしたら、多少の意識はしてくれていたかな、なんて期待を込めて聞いたのに。
「写真なんて撮った?」
悪びれもなく言う物だから、柚春は呆気にとられて――どんな感情をぶつければいいのかわからなかった。
怒ればいい? 場所は覚えて無くても撮ったことくらい覚えててよって。
悲しめばいい? ワットにとってその程度の思い出だったんだって。
仕方ないよねって笑うこともできなくて、ただただジトッとした目で彼を見ることしかできない。
「だってさぁ、あのときは『先生』と撮ったんでしょ」
「あ……」
一緒に撮れたことに舞い上がっていたけど、確かにそうだ。
そして今は休日で、見回りの最中でもなくて、少なくとも想いを確かめ合った間柄ではあって。
「ワット、あの水槽の前で写真撮ろうっ!」
あのときと今日とで肩書きは変わらない。それでも、明確に違う物だってある。
柚春は嬉しそうにウォルターの手を引いて、思い出の水槽前でスマートフォンを構える。自撮りだから、なんて言い訳はあるけれど、わざわざ伝えなくたって2人は自然と寄り添った。
(あの時と違った雰囲気で撮れるかな……)
見比べないとわからないような微細な変化であっても、何かが違うはず。
幸せそうに微笑む2人は、『水族館初デート』の記念に相応しい写真を残した。
買い物を済ませた
朝鳥 さゆる
は、少し寄り道をしないかと
姫木 じゅん
に声をかけた。
どちらかというと、こういう役回りはじゅんが得意とするところだ。仕事柄、話題づくりのために情報収集は必須だし、さゆるが年相応に遊ばないから――という大義名分を振り回して、子供のようにはしゃぐことも少なくない。
けれど今、本調子でないじゅんにそこまでの余裕は無かったようだ。
「情報で遅れを取るなんて、まみぴょんくやしいなぁ」
なんてわざとらしく笑って見せていたけれど、やっぱりどこか元気がない。たぶんそれは、近しい距離に居ないと気付くこともない、些細な変化だろう。
「気が乗らないなら……」
止めておこうか。そう言いかけて、さゆるはじゅんの手を取った。
あまり我の強いほうではないし、じゅんに無理をしてほしくない。でも、だからこそ。
ぐっと力を込めて、続きの言葉を考えた。けれど、どれも独りよがりになりそうで、上手く言葉が紡げない。
「連れてってよ」
楽しみだなぁと笑うじゅんは、いつも通りを装っている。
それがわかってしまうから、さゆるは急ぎ足でイベントスペースへと向かった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月31日
参加申し込みの期限
2023年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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