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イタズラかお菓子か!?
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土曜日のシーサイドタウン。
繁華街ともあって、家族や友達と連れだっている人の姿が多く目に付くが、
羽生 碧南
は1人難しい顔をして歩いていた。
一足早く進学が決まっているし、部活も優勝旗を手にして後輩から名残惜しまれながらの引退。まさに順風満帆という言葉がぴったりの碧南を困らせているのは、先日購入して大当たりだった乙女ゲームのビジュアルブックだ。
(限定セットを買うのは確定として、店舗特典どこがいいかなぁ)
友達が受験勉強で忙しい最中、碧南は碧南で頭をフル回転させる。告知のあったグッズ、特報が出るのではと噂されているイベント。そこから導き出される、お小遣いの振り分け方――部屋でゴロゴロとしていれば、知らぬ間に予約ボタンをポチッと押してしまいそうになるので、冷静になるために外出することにしたのだけれど。
(どこに行こうかな)
木天蓼大学への特待生試験に合格をしている今、あとは卒業を待つだけで特にすることはない。強いて言うなら、退寮の際に困らないよう荷物をまとめておかなければならないだろうか。
となると、財布の紐が緩みそうな場所は御法度。特にこのタイミングでコレクションを増やすのは良くない気がする。数々のコレクションが高校入学前にどうなったか思いだした碧南は、苦い顔で道行く人を見た。
(うーん、ちょっと大人っぽい服は欲しいかも)
もうすぐ大学生。制服は着られなくなり私服で通うのだから、手持ちの服は増やしたい。しかし、あと半月ほど待てば春服が並ぶのだから、それからでも遅くないと言えばそうなのだけど。
(そうやって油断した時に限って、ファッションチェックされちゃうんだよね)
ゲームの中だと油断するべからず。服の着せ替えが楽しめる乙女ゲームだと、前回と同じ服装でデートに赴けば好感度が下がり、今月の流行を取り入れれば好感度が上がるという現実さながらのシステムがある。そうやってリアルに高校3年間をプレイする乙女ゲームなんて、中学生の碧南にとって憧れの舞台のひとつだった。
卒業式に告白をされて、ちょっとしたエピローグが語られて終わり。何度もやり直せる3年間を、色んな攻略キャラクターと共に過ごし、複数のルート分岐を経て色んな未来を見た。
だけど現実はそうじゃない。スチルを回収し損ねているのか、今がトゥルーエンドに向かっているのかもわからないけれど、卒業まで待たなくたって告白もできるし交際できる。
(彼氏か……)
あれから1ヶ月。まだ夢見心地が抜けきらず、碧南は緩む頬を押さえきれなかった。
メールを送り合って、デートもして、呼び名も変わったのにふわふわとする。
「碧南さん」
「はーい!」
だからこれも、乙女ゲーのイベントのように出会わないかなという願望が描きだした
鷹取 洋二
だと思っていたのだけれど。
「ご機嫌だね?」
まさか本物だとは思わず、碧南は暫し洋二の顔を凝視して固まってしまうのだった。
そうやってばったりと出くわすことは嬉しい。けれどやっぱり、タイミングというものがあると思う。
面白そうな催しがあると聞き、ペイントストリートへと赴いた
鴻上 彰尋
は、何もかもが真っ白な世界に最初は感嘆の息を漏らした。
「こうして見ると、本当に色んな色で溢れていたんだな」
路上も、公園の遊具も。当たり前に見かける物は、当たり前に色づいている。それがこうして真っ白になるだけで、まったくの別世界のように見えるのだから不思議だ。
(白は嫌いじゃないけど)
眩しいくらい明るくて、ほんの少しだけ寂しく見える。それは、皆が思いのままに絵筆を滑らせて賑やかにしてくれているからだろうか。
普段見かける色とは違って、それこそポストが緑に、街路樹はピンクになっていくけれど……そうやって鮮やかに染まっていくのが、なんだか楽しそうに思えたから、彰尋は受付へと向かった。
入り口にあったイベント説明の看板を写真に撮り、もし時間があれば来ないかとメッセージを送る。突然の話だ、何かと忙しい
七夜 あおい
と楽しむのは難しいかもしれない。
(それなら……)
ここに、あおいの色を描いてみようか。瞳という目に見える色もそうだけど、笑顔の色、ちょっと拗ねている顔にはどんな色が似合うだろう。真っ白な世界が彼女のように鮮やかな色で包まれたら、どれだけ素敵だろう。
ふふりと漏れた笑顔は、何かを経略する悪戯っこ。彰尋はその自覚なく、上着を受け取り身支度を整える。
「楽しそうだねぇ?」
柵の向こう。珍しい物を見たと言わんばかりに、あおいがニヤニヤと笑って声をかけてきた。
「あっちで大暴れしようかなって思ってたんだけど、ここに居るって教えてくれたから」
パニックストリートを指すあおいは、たまたま近くに居たようだ。こうして一緒に楽しむのは願ったり叶ったりのはずなのに、彰尋は気恥ずかしさが抜けきらず誤魔化すように笑うことしかできない。
「来てくれて嬉しいよ」
たったそれだけを言うのに、随分と照れくさい。そんな彰尋を眺めるあおいは、随分と楽しそうだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月31日
参加申し込みの期限
2023年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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