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\ オーバータイム!/
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イタズラかお菓子か!?
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少し休憩にと、
桜井 ラッセル
はリクガメの闊歩するカフェでデザートタイムを楽しむことにした。
オオサンショウウオの大福に、シロイルカのプリン。どちらもラッセルのお気に入りの生き物だ。
「いやぁ、シロイルカなんて本物も美味そうだもんな」
背びれのないつるんとしたボディに、特徴的なぷるぷるの頭部。別にその皮をひっぺがして鯨のように味わおうというわけではないけれど、あの柔らかい印象ままにプリンになっているのが可愛らしくていいではないか。
「オオサンショウウオも、ムチッとして短い手足が……っ!?」
視線を感じる。
といっても正面は岩場だし、左右も同じく岩場に向き合うようカウンター席になっているが、別グループと話をしているだけ。もちろん背後だって、席を探してウロウロする人がいるくらいで、知人がいるわけでもない。
(気のせいか……?)
リクガメものっしのっしと歩いていて目が合わないし、一体誰が見ていると言うのか。
もし、声をかけてくれる誰かがここにいたとして……誰と出会えることを期待して振り返ったのだろう。
ラッセルは大きな1口で大福を頬張ると、無心で咀嚼し水槽を眺める。
ここには答え探しにきたのではない。答えをひとつに決めようと来たのでもない。
だけど――これでいいのだとも、言えない。
ペンギンの声が聞こえる。それだけで、ぎゅっと締め付けられるような苦しさがある。
(……決めたんだ)
想いは南京錠に込めてきた。
だから、きっと。笑顔で立ち上がれると、今を進めると――信じている。
館内ではお静かに。そうは言っても、
七夜 あおい
の腹筋は限界だった。
彼女が堪えきれず肩を震わせるのを見てしまえば、
八神 修
だって引き締めていた口元が歪む。何とかかみ殺して凌ごうとするけれど、今日ばかりは見逃して欲しい。
「ふっ……ふふっ」
両手で口元を覆うあおいの視線の先にはエイが泳いでいる。通常であっても、その裏面が愛嬌ある顔のように見えて面白いのに、今回の企画のせいで猫耳をつけたかのような姿を披露していた。
これは大きな水槽にフォトスポットのようなフレームが貼り付けられていて、そこを生き物が通過すれば一風変わった姿が見られるという悪戯だ。
エイのサイズに用意された猫耳もそうだが、寝子電の車両を模したものにイワシの群れが流れ込むと満員電車のように見えるし、鯛が扇子の前を通過するだけで何だかめでたいし。窓や太鼓を突き破っていく魚などなど、タイミングが合わなければ平然と見ることができるのに、ぴったり合うとその破壊力は凄まじかった。
きっと魚たちに見えている世界はいつも通りのはず。笑ったら失礼だという思いもあれど、変わらぬ真顔さが逆に面白くて、修も袖口で口元を隠すしかない。
すでにぷるぷると震える2人は、次がくれば吹き出してしまうだろう。わかっているのに、今度はどこへやってくるかと探すのを止められない。
トンッと横から突かれて、あおいが清流のフロアを指しているのが見えた。そこは野外の展示であるから、館内で大笑いをしてしまうより幾分かマシだろう。
急いで自動ドアを潜り、外に出る。明るい光と陽気な音色が聞こえてくる中で、2人は顔を見合わせて大笑いをした。
水族館まで音色を届けているとは露知らず。
ドラムスティックを手にした
綾辻 綾花
は、無邪気な顔で様々な物を叩いた。
「珪さん、壁から色んな音が出ますよっ」
高いところは
早川 珪
にも手伝って貰い、ときにタイミングを合わせて。見目から想像できる音も、まったく予想外な音も、自分の手で奏でられるのがなんだか嬉しい。それは、珪との共同作業でもあるからだろうか。
「こんなに違う音が聞こえると、自分の音も気になっちゃいますね」
「自分の音?」
肩や腕は、上着を着ているからかポスポスと。前を開けていたからか、胸元は少しばかり元気にばいんっと跳ねて音が良い気がする。
「やっぱり身体も、場所によって音が違うんですね」
へぇ、と叩き比べる綾花には見慣れた自分の身体だろうけど、ついドラムスティックの先を追いかけてしまっていた珪は咳払いをひとつ。
「……危ないから、そろそろ止めておこうか」
そんなに強く叩いてなかったとしても、色々と。
何と指摘をするのは憚られるが、察されても困るので珪は誤魔化すように話題を探した。
「同じ叩くなら、あれはどうかな? ちょっと難しそうだけど」
手すりを端から順に叩いていくと童謡が演奏できる細い橋は、両サイドのタイミングを合わせれば二重奏になるらしい。これは是非とも、珪と息を合わせて奏でてみたい。
さっそく、と足を向けかけて綾花は思い立ったように珪を見上げる。
「珪さんはどんな音がするんでしょうね」
胸のあたりを叩けば、鼓動の音が漏れ聞こえないだろうか。そぉっとドラムスティックを構えて、叩かせてはもらえないかとお願いするように顔を覗き込む。
「きっと聞こえないよ。だって、綾辻さんが楽しそうだから」
子供のようにわくわくと、ドキドキした顔で見つめてきて。綾花の心臓の音なんて、その胸に耳を当てなくても聞こえてきそうだ。
そんなに騒がしくては、聞こえる物も聞こえないと苦笑する珪は、どうぞと言わんばかりに腕を広げる。
余裕いっぱいな彼に唇を尖らせて、綾花は軽く叩いてみる。やっぱり彼の言ったとおり――今は、自分の音が勝ってしまうようだ。
「ドキドキって音は聞こえないですね」
残念ですと言いながらも、その距離感を許されたことがなんだか嬉しかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月31日
参加申し込みの期限
2023年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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