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イタズラかお菓子か!?
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水族館へやって来た
綾辻 綾花
と
早川 珪
は、コロンとした可愛らしいフォルムのクラゲが踊る水槽の前でひと息ついていた。
ちょっとしたラボ風のカフェで頂くのは、一押しであるシロイルカのプリンと、2色のチョコレートで描かれた顔が愛らしいカワウソのドーナツだ。
食べるのがもったいないけれど、勇気を出してプリンをひとすくい。程よい甘さがはしゃいだ身体に染み渡るようで、綾花はニコニコともう1口頬張った。
隣を見れば、珪もどこにフォークを入れるべきか迷いつつドーナツを食べ始めたようだ。見るからに甘そうだけれど、苦手な味ではないだろうか。
「少し交換してみませんか?」
ドーナツの味も気になるし、交換すればきっと美味しい。残念なことがあるとすれば、スプーンとフォークが人数分用意されてしまったことだ。これでは間接キス、とはならない。
けれど、だからこそ珪も安心して味見をしやすいはず。つい、っとプリンの器を珪に寄せて、美味しいですよと勧めてみた。
それなら、と新しいスプーンを取って珪が1口食べる。やっぱりちょっと残念だな、とは思ったけど、綾花はプリンが運ばれていく口元を見つめ、閃いた。
「口に付いてますよ」
くすくすと笑って珪の唇に触れる。そのままいつかのように、手に取った物をペロリと食べてしまおうかと思ったけれど――綾花の指先は、何も掴んではいなかった。
「冗談です。ドキドキしてくれましたか?」
聞こえないなら、聞こえるまでドキドキさせればいい。だけどやっぱり、綾花自身の鼓動が煩すぎて、珪の鼓動はまだ聞こえそうにもない。
人に囲まれた円柱の水槽を遠目に見ながら、
稲積 柚春
と
ウォルター・B
はカフェの目立たないところで寛いでいた。
「ねえワット、見た? 見た!? これ! この子!」
ぷるぷる揺れるシロイルカのプリンを柚春がいたく気に入って、何度もお皿を揺らして目を輝かせている。
その様子に苦笑しながら、ウォルターはパンフレットを開いた。
「確か、この水族館にもいたんじゃない? 海獣エリアは……おっ、頭も撫でられるって」
「本当っ!?」
次は何時の回だろうか。本物も頭を揺らして愛嬌のある仕草をしてくれるだろうか。わくわくとする柚春は、ハッとしたように落ち着きを取り戻した。
「ええと……ワットは楽しめてる?」
「水族を見るより面白い子と一緒だからねぇ」
そうじゃなくて、と口先を尖らせて柚春はウォルターの顔を覗き込んだ。
「だって、ずるいじゃない」
本当は揶揄いたかった。
大人が童心に返って遊べるイタズラ☆ストリートではしゃぐウォルターを見て、そうしてカフェでまったり振り返って「可愛かったよ」なんて言えば恥ずかしそうに笑ってくれるかなと思っていた。
「なんでも真剣に取り組んじゃうから、かわいいけど格好良かった」
これでは、いつもと同じでドキドキさせられっぱなしではないか。
「だから狡いって?」
呆れた。そう言いたげに肩をすくめるウォルターは、パンフレットでぺしっと柚春を軽く叩いた。
「そういう柚春も、大概だと思うけど」
「え?」
どんな顔で言ってくれたのかはわからない。ただ、次に見たウォルターは何も泳いでない水槽を見つめて、少し照れくさそうな顔をしている。
(僕もワットをドキドキさせられてる……のかな?)
だと、いいな。
幸せそうに微笑んで、柚春は彼への想いを改めて実感したのだった。
イタズラ☆ストリートにやってきた
朝鳥 さゆる
と
姫木 じゅん
は、その賑やかさをまず音として体感し、そして目の前に広がる独創的でカラフルな色で、目からも感じ取った。
別に、これと決めて遊びに来たわけでもない。ただ賑やかな場所に来ればじゅんの気も晴れると思ったし、物を叩くでも筆を走らせるでも、とにかく無心で何かをすれば……その瞬間は、忘れられると思った。
(忘れたいのかは、わからないけど……)
それでも、せめて。一緒にいる間は、なんて言えなくても。
じゅんの心が軽くなるようにと願って、少しストリートの様子を伺っていると、スタッフに声をかけられた。
真っ白なペイントストリートに、思い思いの色で描くことを勧められ、ここまで来たのならと筆をとる。じゅんはといえば、ブラスキのファンアートを描くんだと意気込んで、広いキャンパスを求め旅立ってしまった。
残されたさゆるは、手近なスペースに目を付けた。誰かの作品と別の誰かの作品との間、色の隙間を使って何か出来ないかと、思いついたまま描き始める。
使う色は朱と黒がメインで、筆を走らせるというより寝かしつけるようにペタペタと。ちぎり絵のような一筆が、ちょうど何かの模様のようだ。
「ねー、さゆ……えっ、それさゆるが描いた?」
自分の絵を見てもらおうとさゆるを呼びに来たじゅんは絶句した。
「描いたというか、適当に模様を作ろうと思っただけよ」
「ちょっと離れて見てみなって! ほら、早く!!」
不思議そうにじゅんの隣に立って、描いた模様を眺めてみる。……確かに言われてみれば、絵の隙間が白い川に見えてくる程度には、立派な鯉が泳いでいた。
「すごいじゃん、もっと描いてよ!」
にこにこと笑ってくれるじゅんが見たくて、この瞬間だけは笑って欲しくて。
さゆるはまたペタペタと、ゆっくり描き始めた。
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あとがき
担当マスター:
浅野 悠希
ファンレターはマスターページから!
みなさまご参加ありがとうございます、浅野です。
寝子島は1月ですが、リアルタイムのイベントも楽しんで頂けたでしょうか。
賑やかでまったりな様子がお伝えできればいいなと思います。
ご意見ご感想、もしくは「読んだよ!」の代わりにダイヤリーのページチェック入れて頂けると、めちゃくちゃ喜びます。
お時間ありましたら、よろしくお願いします~!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月31日
参加申し込みの期限
2023年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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