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イタズラかお菓子か!?
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長く腕を動かしていたからか、少し二の腕の辺りが疲れてきた。
最後の仕上げと
御巫 時子
が鳥のつぶらな瞳を描き、
五十嵐 尚輝
が雲や木の縁をクレヨンで取っていく。あとは2人で、クレヨンの線を馴染ませるように軽く指で擦れば、絵にも一体感が生まれてきた気がする。
「……できましたね!」
「はい!」
満足げに笑う尚輝に嬉しくなって、時子もつい幼子のように喜んでしまう。彼が苦手意識を感じることなく楽しめたからこそ、絵を完成させることができたのだ。一歩下がって全体をよく見れば、2人が協力しあった結果が色鮮やかに現れていて、達成感と同時に心が温かくなってくる。
けれど、いつまでも眺めているわけにもいかない。風よけのないここでは身体も冷えてしまうし、インクボールなどを投げて遊んでいる人によって絵が崩れてしまうこともあるだろう。そうなる前に、時子は写真に収めてしまおうとスマートフォンを構えた。
「よろしければ、記念にお撮りしましょうか?」
声をかけてきたのは、会場を見回っていたイベントスタッフだった。時子はちらりと尚輝を見上げ、何かを言い淀んではいたけど困ってなさそうだったため、そのまま「お願いします」とスマホをスタッフに手渡した。
せっかく描いた鳥たちを写すためだからと理由を用意して、尚輝と寄り添う。その姿は木で寄り添っている鳥と同じように睦まじげで、思わずスタッフも微笑ましそうに2人を見つめてからシャッターを押した。
「この後はどうしますか?」
甘い物を食べてゆっくりしたいところだけれど、尚輝の時間は大丈夫だろうか。
駅前まで出るのがいいのか、それとも水族館も一巡りできるのか。彼の興味が引ける物がないかと視線を巡らせ、時子は水族館で扱う可愛らしいスイーツの告知を見つけた。
「ここにしますか?」
そんなに行きたそうにしていただろうか。少し恥ずかしくなりながらも、尚輝がこうして表情を読み取ってくれたというのが、なんだか嬉しい。
「はい。お魚さんも見て回れるといいですね」
そっと隣に立っても、ぽやぽやとしている尚輝からエスコートされることはないけれど。少し薄暗い館内であれば、勇気を出してその手をとってみようかと、時子はふふりと微笑んだ。
暴れに暴れた
初瀬川 理緒
の、満足げな顔。
これで物足りないと言われたらどうしようかと思っていた
佐和崎 紗月
も、安心してペイントストリートを後にすることができた。
随分派手に染まった上着を返却して、軽く身だしなみを整えて。一時はどうなることかと思ったけれど、これならデートも楽しめるのではないだろうか。
「楽しかったね。せっかくここまで来たなら……理緒ちゃん?」
次は水族館にでも行かないかと誘おうとした言葉は、最後まで紡げなかった。なぜなら理緒が未だに、イタズラ☆ストリートを眺めていたからだ。
ペイントストリートに後ろ髪を引かれているでもなく、その脇で場を盛り上げてくれている楽団に心躍らせている様子もなく。どうしたんだろうと思った紗月は、すぐに答えがわかった。
聞くまでもない。その視線は真っ直ぐと、パニックストリートに向けられ輝いているのだから。
「せっかくここまで来たんだし……やっぱり現実逃避は、とことんやってこそだよね!」
どこかで小休憩でも、まして水族館でまったりデートもなく。理緒は新たに『暴れられる場所』を見つけたようで、目を爛々と輝かせている。こうなると、もう理緒は止まらないと紗月はよく知っていた。
「……うん」
そろそろやり過ぎだと小言のひとつも言いたかったけど、確かにペイントストリートで暴れるのは楽しかったし。こうしてはしゃぐ理緒を見ることだって嫌いじゃないというか、喜んでくれて良かったと思うし。
「なんでも叩いていいんだって! ムカつくスタッフの顔でも思い浮かべてさ、やってやろうよ!」
それから、小難しいことが書いてあったレポートの参考資料に、意地の悪い引っかけ問題ばかり出す先生。叩いてやりたい物はいくらでもあると言う理緒の顔は、ファンが見れば卒倒しそうなあくどい笑み。
きっと身近で心を許されているからこそ、曝け出してくれる感情なんだと思えば、紗月も微苦笑を浮かべて応じるしかない。
「理緒ちゃんってば……楽しそうなことばかり言うんだから」
諫められるかと思っていた理緒は、紗月の物わかりの良さにキョトンとしたものの、こうして騒げる場所に誘ってくれたくらいだから、紗月もストレスが溜まっていたのだろうと納得した。
先のインクの掛け合いでは、スプレーガンや筆を振るって広範囲に乱射する理緒がリードをしていたものの、対する紗月はカラーボールや不意を突いた一手で的確に大きく染め上げ、そのまま勝利を収めた。
結果に悔しさはあるが、紗月があんなにもはしゃいでいる姿というのは、なかなか見ることが出来ない。叶うなら次も、遠慮なんてせず大騒ぎしてほしいものだけれど、言えば恥ずかしがってしまうだろう。
だから理緒は、ふふーと期待を込めた笑みを浮かべて、紗月の手を引きパニックストリートへ向かった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月31日
参加申し込みの期限
2023年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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