this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
イタズラかお菓子か!?
<< もどる
1
2
3
4
5
…
12
つぎへ >>
水族館の近くに興味深い場所が出来た。
嬉しそうに語る
倉前 七瀬
に呼ばれるままやって来た
ウォルター・B
は、七瀬の誘いともあって水族にまつわる情報をまとめた野外パネル展でもやっていると思っていたのだろう。
「……ホーリー祭と爆竹祭りが一堂に会したようなイベントだねぇ?」
予想外な様子に目を瞬かせたウォルターは、本当にここなのかと確認するように七瀬を見た。
「なんでも、そこにある色んなものを叩いて音を鳴らしていい、とか」
最近まで知らなかったが、どうやら
ウォルターは音楽が好きらしい
。
聞くのが好きでも演奏が上手とは限らないし、そもそも音楽と呼ばれるような音色になるのかという疑問はあるが、楽しんで叩いてくれるならと思っての誘いだ。
「ウォルターさんって、結構音楽お好きでしたよね? リズムに乗って楽しみましょう~」
「リズムかぁ……」
渋い顔をしたウォルターは、一頻り悩んで小さく呟いた。それは簡単にかき消されてしまうほどの小ささだったし、仮に聞こえていたとしても七瀬はあっさりと信じなかっただろう。
「ウォルターさんって楽器の経験とかはあるとですか? 馴染みの物があれば、それでも」
「倉前」
躊躇いながら名を呼ぶウォルターは、何か重大なことを伝えようとしているようだ。その緊張感が伝わらぬまま、七瀬は「ちょっと騒がしすぎたかな」と見当違いの心配をする。
「…………んだ」
「はい?」
「僕はね……リズム感が、ないんだよ」
「……はい?」
これはあれだろう。出来る人に限って理想が高すぎて、無いと言ってしまう謙遜というやつだ。
ウォルターはダンスだって踊れるし、リズム感がないなんてあり得ない。口には出さなかったが、目は語っていたのだろう。ウォルターは困ったようにパニックストリートへと視線を移した。
「譜面は読めるし、指示通りに身体を動かすことも出来る。……ただ、それは反射的な動作なんだよねぇ。耳で聞いてタイミングを取るというか」
身体で感じること、ましてそれに合わせて表現することは難しい。これはどうやら、本当に気にしているらしいが、少々難しく考えすぎではないだろうか。
「こういうのはノリ、ですよ♪」
例え音がちぐはぐだって、テンポがずれていたって、ここは音を奏でることを楽しむ場所。
正確無比な演奏を届けるコンサートホールでもないのだから、気の向くままドラムスティックを振れば良い。
まだ苦手意識のあるウォルターの背を押して、七瀬ははちゃめちゃなセッションを楽しむことにした。
ひょんなところで
鷹取 洋二
と鉢合わせた
羽生 碧南
は、初めこそデート服でないことに恥ずかしさがあった。
おめかしとはほど遠く感じるラフなスタイルに、気合いの入っていない化粧。ようやく付き合えるようになったのだから、彼にはいつもその時最高の自分を見ていてほしかったのに。
そう心の中で嘆く碧南の女心を、機敏に感じ取ってくれるほど洋二もできた男ではない。寧ろ、洋二だって突然の逢瀬はありがたく思っていても、気の利いたデートコースを普段から考えておけば良かったと、自分の格好悪さを嘆いていた。
だけどそれは、話してみれば「なんだそんなこと」と互いに言えるほど些細なことで。幻滅されないかと緊張していたのが嘘のように解れていくから、2人は手を取り合って他愛ない話をしながら歩いていた。
映画館も観覧車も通り過ぎて、マリンパラダイスの近くまでやってくると、何かのお祭りだろうか。賑やかな空気に目を輝かせ、碧南はカラフルなペイントストリートを指さした。
「洋二さん、あれ! 何にでも描けるって楽しそうじゃないですか?」
「そうだね。形から先入観を持ちそうな物が自由な発想で染められる……けど」
彼の視線はパニックストリートへと移され、楽しそうに目を細めて笑う。その顔が、少し悪戯を思いついた子供のように見えたのは気のせいだろうか。
「碧南さんがどんな音を奏でるのか、興味があるな」
清楚な振る舞いを意識して遠慮がちに叩くのか、フィールドを走り回るときのように凜々しいのか。もしかしたら、今日のように少し気の抜けた柔らかい音が聞こえるかもしれない。
楽しみだなと嗤う洋二は、もっと素の碧南が見られることを期待しているようだ。
「えぇ~? 普通だと思いますよ」
これ以上恥ずかしい所を見られてなるものか。碧南は誤魔化すように歩幅を広げ、受付へと急ごうとした。けれど、繋いだ手はぐっと引かれて、よろけるように洋二の胸元へと倒れ込む。
「……洋二さん?」
「普通なんてないよ。君が見せる全ては特別だからね」
一瞬強く抱きしめたかと思うと、すぐに碧南を立ち直らせて離れてしまった。確かにストリート内では手を繋いでというわけにもいかないだろうし、それでいいのだけれど。
(今のって)
現実だろうか。それとも、はしゃぎすぎてよろめいた瞬間に乙女ゲー脳が働いただけだろうか。
あわあわとしている碧南を前にして、洋二も照れくさそうに笑う。声には出さず、「なんてね」と唇が動いたのが見えて、碧南のハートは周囲のどんなビートよりも高鳴っていた。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
イタズラかお菓子か!?
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月31日
参加申し込みの期限
2023年11月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!