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授業風景 ~1年体育科の場合~
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並んで地面に座り、ストレッチをしている二人。
「わぁ~満帆ちゃん、やっぱ体柔らかいねぇ~タコさんみたい!」
「おおきに! て、タコはないやろ、タコは」
「あたっ! ……えへへ、ごめんなさぁい~」
チロっと舌を出して謝る
鴇波 羽衣
。ぴしっとツッコミを入れる
直風 満帆
。
同じ部活なだけあって、息もピッタリだった。
「はぁ~陸上は好きやけど……高飛びやら、ハードルやら……うちには不利なモンばっかりやん。せめて持久力系ならなぁ」
運動神経の塊のような満帆だったが、小柄な体格もあって、パワー・瞬発型の競技はあまり得意ではなかった。
「そっかぁ~~……うん、じゃね、私が教えてあげる! 高飛びは部活でもやってるから、ちょー得意だよ!」
「そんじゃ、一回飛ぶからね。よーくみててね~~!」
羽衣がピッと手を上げて合図する。測定係の生徒がサインを出す。
軽やかな足音を立てて、アプローチする。
―バーは低めだから……多分、よゆーだよね―
「ええい!」
背面跳びで……ジャンプ! 細身の体を躍らせる。
軽々とバーを飛び越える。
「おー、やるやん! さすが専門職やねぇ~」
「えへへぇ~、まあ、こんぐらいよゆーだよっと♪ そんじゃ、次は満帆ちゃんの番だよ!」
羽衣がマットから体を起こし、スタート位置に戻ってくくる。
「う、うちか? 跳べるんやろか……」
「大丈夫、あたしだって満帆ちゃんとそんなに体格かわんないし。それじゃね、助走からだけど、跳ぶ寸前に、ぐる~って回り込むように走り込んでね……」
手取足取り指導する羽衣。
最初こそ途惑ったものの、天性の勘で飲み込んでいく満帆。
「……なるほどー、なんとなく分かったかも。そんじゃ、うち、行ってみる!」
スタート位置に立たずむ満帆。
―ふぅ……こうしてみると、結構高いな……羽衣ちゃんにはああ言ったものの……ほんとに跳べるんやろか―
「満帆ちゃぁ~~ん、ふぁいとぉ~~!」
―あはは、羽衣ちゃん相変らずやなぁ~……ま、ええか、やるだけやってみよ―
一つ息を吐くと、走り出す満帆。見る見る間に加速していく。
―えっと円を描くようにアプローチして、バーに対して体の側面を向けて……っと!―
軽やかに地面を蹴り、体を宙に浮かせる。
「んっ! …………っとぉ!」
ぽふっと軽い音を立ててマットに横たわる満帆。
「……んん? と、跳べたんか、うち?」
「わぁ~~凄いよ、満帆ちぁ~~~ゃん!」
走り込んできた羽衣が満帆に抱きつく。
「お、おおきに……って、む、むぎゅぅ~~~く、くるひぃ~~、やわらかぃ~、い、息できへえん、くびしまるって~~」
抱きつき魔神と化した羽衣からなんとか逃れた満帆。
続けて二回目、三回目の試技に移った。
―順調に記録伸びてきたし……ここで、新記録狙うで―
自分の身長と同じ135cmにバーをセット。
記録係の生徒が準備OKのサインを出す。
軽く頷いて足を蹴り出す。
頭で考えなくても、既に飛び方は体が覚えている。
バーが迫る。
―高い……けど……行ける!―
「んっしょぉ!」
地面を蹴る。上体が大きく反って、腰がバーを越える。
小さな体が、マットに沈み込んだ。
「やったぁ~~~! 満帆ちゃん! すごいすごい!」
「と、跳べた……って、う、羽衣ちゃん、それ堪忍やでぇ~~むぎゅぅう~~」
すりすりと顔を擦りつける羽衣。周りの男子が、おーとか、いいなぁー等との声を上げる。
「んもぉ~恥ずかしいて……でも、うれしかったでぇ~、ありがとね、羽衣ちゃん」
「むぅ~~~……、もうちょっとなのにぃ~~~」
三回目の試技を終えた羽衣。
自己新記録に挑戦するも、惜しくもクリアは成らなかった。
「カカカカ、惜しかったなぁ鴇波。まあ、それでも今日の女子の中じゃ、最高記録だがな」
「それはそですけど……うー、先生ぃ、もうちょっとだけ、記録更新できるまで挑戦させてくれませんか?」
―今度は跳べるような気がするんだよ……きっと行けると思うんだけど……駄目かなぁ―
「カカカカ、しょーがないな! そんな目で見られちゃったら駄目とは言えないだろ! 泣きの一回だぞ!」
「すぅ~はぁ~すぅ~はぁ~…………よし……行きます!」
生徒達が見守る中、走り出す羽衣。満帆が応援する声が聞こえる。
―ふふふ、ありがと満帆ちゃん……成功したら、ギュってしてあげちゃう―
風を切って走る。アプローチは完璧。
―よし!―
体を宙に浮かせる。
頭がバーの上を通過……ポニーテールの先っぽが触れる。
スローモーションのように、ゆっくりと時が流れる感覚。
―風に包まれてるみたい……これ知ったら、止められないよね―
一瞬の空中遊泳を終えて、マットへと着地する。
「んん! ………………ふぅ……あ、ば、バーは? ……落ちてない……」
完全に体の力が抜け、マットに横たわる羽衣。しばらくして、じわじわと喜びが満ちてくる。
「羽衣ちゃん、凄かったでぇ~~~! フォーム、超綺麗だった! ん、どしたん、ぼーとして」
満帆の問いかけに、満面の笑顔を浮かべ、ピッとピースサインを掲げる羽衣だった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
甲二
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月20日
参加申し込みの期限
2013年11月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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