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授業風景 ~1年体育科の場合~
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校庭の端に設置された走り幅跳び用の砂場。
その周りに、生徒達が集まっていた。
「さてとぉ、ストレッチもしたし、ランニングで体も温まったし……そろそろ跳んで見るっちゃね」
鈴野 海斗
が手首を回しながら助走路に向かおうとする。
同時にスタートラインに近づく人影……
常闇 月
が目に入った。
「んん? 常闇さんでねか? あんたも走り幅跳び選んだべか?」
「あ、鈴野さん……ええ、あなたもですか」
「んだよー。オラ、今日は自己新記録の更新を狙ってるだよ! 小動物とか、ぽわぽわしてるとかいわれてるけど、やるときはやるっちゃよ!」
むふーと鼻息を吐く海斗。本人は気合いを入れているようだが、童顔と相まって、子猫が興奮している位にしか見えない。
「そう……なら、お先にどうぞ」
「常闇さんが先に飛ぶがエエだ! れでえふぁーすとだっちゃ!」
ふるふると首を振ると、月は助走路の脇に座り込んだ。
助走路に立つ海斗。とんとんと地面を蹴ると、走り出した。
タン、タン、タンと地面を蹴る。踏切板が迫る。
右足で踏み切って…………着地!
「んん! …………くぅ~バ、バランス崩したっちゃぁ~」
体に力が入っていたのか、着地したときに、手を着いてしまう海斗。お尻についた砂をパンパンと払う。
そのまま助走路に戻ると、再びジャンプ。結果は……ファール。
今度は踏み切り板をはみ出してしまった。
海斗の様子を見ていた月が思わず呟く。
「力、入りすぎています……もう少し、リラックスすればいいのに」
「ふふ、たしかに。助走に気をとられてるのかも……あ、ごめんなさい」
独り言のつもりだった月の言葉に、答える声。
振り返った月の瞳に、穏和な笑顔を浮かべている、
藤堂 月乃
が映った。
「飛び方、ずっと見てて気になったの。あれだけ身体能力があるのに、惜しいなって」
「そう……ですね……あ、同じクラスの……」
「うん、
藤堂 月乃
。
常闇 月
さん……だよね。名前に、私と同じ月って入っていたから、覚えてしまって」
口元を抑えて笑う月乃。
―笑顔がとっても綺麗な人です……―
ぽーっと月乃の笑顔に見入る月。
「あの、えっと、私あまり陸上競技は得意じゃないから、色々おしえてくれるとうれしいかな」
「え、あ……私でよければ……」
―ん? 笑い声? お、おなごが楽しそうにしてるっちゃ! ええなぁ~仲良きことは、美しき哉っちゃ!―
3度目の試技に向かう海斗。月乃と月の様子をみて、肩の力が抜ける。
「よぉ~~し、今度はいけそうな気がするっちゃ!」
疾走する海斗。まるでネコ科の生き物のように、しなやかに助走路を駆け抜ける。
―踏み切り板をしっかり見て、ギリギリまで溜めて……いくっちゃぁ~~~―
ふわりと宙を舞う…………ズシャ! と音を立てて着地!
「はぁはぁはぁ……き、記録は?」
息を切らせながら、訊ねる海斗。計測していた生徒の告げた記録は……
「ええ!? ほ、ほんと? や、やったっちゃぁあ~~! 自己新記録っちゃあ!」
月乃の声援を受け、試技に向かう月。
軽やかに駆ける月。小柄な体が跳躍する。
まずまずの記録が出た。
続けて二回目……体の切れも良く、思い通りに動く。
―次はどうしましょう……本気で飛ぶと、色々問題がありそうですけど……―
海斗と月乃が声援を送る。屈託のない二人を見ていると、何故だか、心の強張りが溶けていく。
―ん、ちょっとだけ……ちょっとだけ、本気でいきますか……―
月は小さく息を吐いて、走り出す。
景色が色を無くし、音が消える。
体を宙に放り出すように飛んだ。
―ん! …………これは、結構記録が出たのではないでしょうか……あ……
周りの生徒が呆然と立ち尽くしている。
「ちょ……常闇さん! どえれえ記録がでたっちゃよぉ~~」
「凄い! ねえ、これって、国体とか、オリンピックとかそういうレベルなんじゃないの!?」
月乃が感極まったように、抱きついてくる。
「……あ、えっと……たまたまです……」
―やってしまったです…………でも、こういうのも、なんかいいかもです―
―ちょっとお腹減ってるけど……かえって体が軽くていいかも……―
二回の試技を終え、助走路を戻る月乃。
中学の時の記憶を元に、飛んでみた結果……そこそこの記録が出た。
―それでも……もうちょっと飛びたいな―
チラッと砂場の脇に座っている月に目をやる。
―月さん……凄かったよね……あんな風に飛べたら気持ちいいかも……―
月の跳躍を頭に描きながら、助走路を駆ける月乃。
―軽く、しなやかに……よいっしょっと!―
髪が日に煌めき、ふわふわとたなびく。
足の裏が、砂地にめり込んだ。
「ふぅ…………えっと、記録は…………あは、やったぁ」
三回の内、一番良い記録が出る。
ピースサインを出している海斗に、小さく手を振って応えた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
甲二
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
14人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月20日
参加申し込みの期限
2013年11月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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