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怪人セブンの歌劇
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【絶望の中枢】
遂に、大ホールへ集結したもれいびたち。
彼らの思惑は様々だ。
だが、菜々緒の人格を取り戻そうとしていることは確かだった。
だから、何が何でも怪人セブンに屈するわけには行かない。
「くくく……、雁首揃えてようこそ! 絶望という名の歌劇、楽しんでいただけてるかな?」
菜々緒は舞台中央で燕尾服にシルクハットという正装で出迎えていた。
「爆弾解除は出来たのかな? ぼくの身体に括りつけたタブレットPCで起爆制御装置は最後だ。さぁ、止めてみろ!」
「すまんが、実は暗証番号はまだ分かってないんじゃ」
立井 駒鳥
が正直に白状した。
「残り30分弱。このままじゃとセブン、アンタも巻き添えじゃが?」
「おやおや、解除パスが分からないのにここに来るなんて、これはぼくの想定外だよ」
七男は肩を竦めて困惑していた。
「でもご心配なく。ぼくには“マスターキー”があるからね。好きな時にここから脱出できる。取り残されて爆死するのは君たち愚鈍なもれいびだけだよ。それと! 上の守りは大丈夫? ぼく、こんなこともあろうかと援軍呼んでるんだ。長い間ここにもれいびたちを置いておくわけにはいかないからね? 処刑直前に自ら出向いてくれた方が都合がいい。無論、記憶をいじる事によって生まれる、ぼくへのカリスマがそうさせるんだけどさ!」
「怪人セブン……」
常闇 月
はキッと厳しい顔をした。
そして周囲の気配をすぐさま察知すると、静かに彼女は言い放つ。
「無駄です。洗脳したもれいびを周囲に潜ませていることぐらい、お見通しです」
「ああ、バレちゃってるか。仕方がないな。――出てこい、ぼくの信奉者たち!」
七男が左手を上げると、二階席から次々と洗脳もれいびたちが下の席へ飛び降りてきた!
その数、20名前後。
「少数精鋭だ。ぼくを相手取りたかったら、そいつらを倒してからにしてもらおうか?」
「いい加減にしろよ、セブンよぉ?」
七男の言葉に、犬神のこめかみが激しく痙攣しだした。
「ふっざけんじゃねぇよ! テメーは所詮、ろっこんっていう所詮は他人から与えられた玩具振り回して洗脳した奴の群れで踏ん反り返ってる殺人鬼(笑)で神の使徒(笑)な御山の大将気取りの糞餓鬼じゃねーか。ホント殺る気失せるわー。俺様、こちとら
似合わねェ修行
してきたのに糞餓鬼なんてお呼びじゃねェの!」
そして犬神は、人差し指と中指をクルッと反転させながら笑顔で七男へ告げた。
「菜々緒にチェンジで」
「残念ながらチェンジは受け付けられませんー。やれ!」
七男の命令に、一斉に暴徒たちが襲い掛かる!
「見損なったぜテメーにはよぉ!」
応戦する仲間を置き去りにして、犬神は疾風怒濤の勢いで舞台に上がると、そのまま匕首で七男を斬り付けた!
それを七男はハンターナイフで受け止める。
お互い見詰め合い、膠着状態に陥る。
「なあ、見ろよ。菜々緒には『心の拠り所』の連中がこんなに居るんだぜ……。けどよ、お前に居るのか? 愛しのののこちゃんに見向きもされずに菜々緒に嫉妬しちゃう糞餓鬼ボッチの負け犬七男くん♪」
「そんな安い挑発に乗るもんか。それに犬は君のことだろう? ほら芸の時間だ。お手!」
ナイフの鍔迫り合いを払い除け、七男は犬神の匕首を蹴り飛ばした。
犬神も七男のナイフを叩き落すと、梱鎖歩を織り交ぜて連撃で攻め立てる。
それを七男は飛び跳ねながら後退し、距離を置いて様子を見る。
犬神はニヤ~といやらしく笑うと、七男に中指立てながら挑発する。
「どうした? 逃げてばっかか? 認めさせてェなら……こいよ、セブン! ろっこんも洗脳もれいびも捨てて掛かってこいよ!」
七男は動きを止め、燕尾服の胸元のボタンを開いてみせた。
「わかったよ、でも掛かってくるのは君のほうだ。ほら、ぼくの心臓はここだ、ちゃんと狙えよ、このノロマッ!」
犬神はついに我慢の限界を飛び越えた。
今まで我慢してきたのが裏目に出たといえよう。
「テメーぶっ殺す!」
犬神は態勢を低く崩し、カポエイラによる足払いから肘撃で心臓を穿ちにいく!
「残念、君は少し洗練されすぎたようだ」
七男は足払いを躱したあと、突っ込んでくる犬神の顔に向かって、真っ赤な液体を噴霧した!
真紅の液体が目や鼻を刺激し、犬神はたまらず顔を拭う!
「ぎゃああああーっ!!」
「キャハハハハ! あの子の誕生日プレゼントが役立ったよ!」
七男が噴射したのは、
以前に誕生日にもらった暴漢撃退用ペッパースプレー
!
「テ、テメェ! 卑怯だぜ!」
犬神が怯んでいるところを、七男は肘を横薙ぎにぶつけるプロレス技、アックスボンバーを叩き込んだ!
倒れ込んだ犬神の上に乗っかり、七男がマウントポジションをキープ。
そのままパウンド攻撃を繰り出していく!
「君の敗因を教えてあげるよ」
七男は犬神の匕首を抜き取り、高々と掲げる。
「ぼくも菜々緒もね、泥臭い卑怯劣悪な君の戦闘手段が苦手だったんだ。でも、今の君は型にハマりすぎている。洗練されすぎて、却って動きの定石が読めてしまう。だからこうもあっさり裏をかかれたんだよ」
高々と掲げられた匕首が、犬神の胸元に突き刺さる!!
喀血する犬神、微笑む七男!
「要は殺し合いなんて、勝てばいいに決まってるだろう?」
陸揚げされた魚のように口を大きく開け閉めさせる犬神は、そのうちぐったりと肢体の力を失ってしまう。
「あっけないねぇ……。本当、人が死ぬってあっけないよね……」
七男がだらしなく転がる犬神の体を蹴っ飛ばした。
「いやだ……、花梨、死んじゃいやなのだ!」
動かなくなった犬神の姿を見て、李は思わず泣き叫んだ。
「嘘だろ……? こうも簡単に……!」
伊予が敵を蹴り飛ばしながら目を見張ってしまう。
「いや……、いやぁぁぁぁぁぁ!」
霧切は恐慌状態に陥っている。
「セブン……、君は、取り返しのつかないことをしてしまったね」
新井が憤怒の炎を心に灯す。
「押し潰してやる――!」
新井はろっこんで、セブンを含めた敵に重力の負荷を掛ける!
「お、重いっ!」
七男は特に付近の刃物に重点的に刃物へ重力を掛けられてしまったため、床から引き剥がすことができなくなってしまった。
「セブン! 悪いな、お前を生かしておく訳にはいかない!」
仲間を傷付けられ、怒り心頭のクロウディア。
本来なら有効的な態度をとりながら油断させて一突きする予定だったが、敵のもれいびたちの妨害で仲間はクロウディアのことなど気に掛けていられない。
殺すなら、今が絶好の好機!
すぐさまろっこんでロボ化すると、マチェットの代用品で持参した肉切り包丁を逆手に持つ。
押し寄せるもれいびどもを硬い装甲で跳ね除けて舞台に上がると、頚動脈目掛けて包丁を振り下ろした!
「本当はマチェットが理想的だったがこれはこれで威力があるぜ? 死ね!」
飛び散る血液!
だが七男は生きている。
七男はなんと、左腕で包丁を受け止めていた。
腕に食い込む刃を見て、七男は痛みなど全く気にしていないかのように微笑んだ。
「マジかよ、こいつイカレてやがる! 刃が骨まで達したはずだぜ!?」
「ぼくに刃物を向けることが自殺行為だって、分からないのかな?」
「しま――!?」
クロウディア、セブンがろっこんを発動しないようにナイフを早急に奪うなどの対処をしたり、セブンも何らかの格闘術を使って来るであろうことは考慮に入れるなど、警戒は怠っていなかった。
だが、『相手の刃物類でもろっこんが発動可能』だとは思ってもいなかったようだ。
「ちょっと待ったァァァ! 待たせたな! 寝子島の白き閃光、ザ・ストレイト見参!」
どさくさに紛れて、
風雲児 轟
はろっこんで変身!
勿論、パワーも向上しているので戦いやすくなっている。
勢い良く振りかぶったザ・ストレイトがトマトジュース入りの水風船を七男に投げ付けた!
少しでも妨害出来ればと思っての行動だが、七男の身体が真っ赤に染まるだけで動き自体を阻害できない!
七男は包丁の柄を握ると、自ら食い込んだ刃を引き下ろした!
「これで自傷行為が成立した! 残念だったね? 大体、ぼくがいつ自分の刃物だけしかろっこんが発動しないなんて言った? 言ってないよね? キャハハハ! もしかしたらマチェットでも発動できたかもしれないよ?」
クロウディアは昏倒、ろっこんが解除されてしまった。
ザ・ストレイトは咄嗟にトマトジュース入り水風船を自らのマスクに当てて視界を遮ったため、辛うじて難を逃れていた。
霧切も急に気絶してしまい、改めて七男のろっこんの凶悪さをまざまざと見せつけられてしまう。
「ああ、ついでにこのロボット君、目が覚めたらぼくのことを大親友だと信じて疑わないから。きっと、ぼくを守ろうとして君たちと戦うだろうね。どうする? 今ここで彼を殺せば脅威が減るけど? どうする?」
気付いたときには遅かった。
クロウディアが人質に取られてしまった!
「そこの赤い君、このウザったい重力、やめてくれないかな? うっかり重くて彼の心臓に包丁が刺さってもいいのかな?」
「く……くそ……!」
新井はろっこんを解除せざるを得ない。
負荷がなくなった七男は、懐からガーゼと包帯を取り出し、自分で止血を始めた。
「ぼくのろっこんは自傷しないと始まらないからね、いつの間にかガーゼと包帯が手放せなくなっちゃった。皮肉にも止血方法も上達してしまったよ……」
彼の言う通り、手際良く腕の止血を施す様は“慣れ”を感じる。
――それだけ、七男は様々な記憶を改竄していったということだ。
洗脳もれいびたちの強襲は続いている。
「仲間を傷付けるな!」
ザ・ストレイトは劣勢になっている仲間の盾になり、相手のろっこんが判別するまで防戦に徹している。
「しゃおりーも負けないのだ! 悲しいけど、今はグッと我慢なのだ!」
李は犬神が倒れたショックを引きずりながらも、高圧水流を操るもれいびとサシの勝負を行っていた。
雨寺はろっこんでハウリング音を出して怯ませ、後木が金属バットで応戦する。
北原 みゆき
は菜々緒直伝の合気道を駆使し、相手を次々に投げ飛ばしていく。
小さな体を組み付かれたら、暴漢撃退用スプレーを顔に吹き付けて逃げ出すを繰り返していた。
「ろっこんを悪用する人に絶対に負けない!」
北原が挑発すると、敵のもれいびたちがこぞってろっこんを使用したがるのだった。
北原のろっこん『ミス・ディレクション』は必然と発動しやすくなり、敵のろっこんの不発が多発。
そこを体当たりで吹っ飛ばしたり、セルゲイのように傘でフライパンを鳴らし、舞台の幕の下で敵の気を引き格闘などをしていた。
黒依はフライパン入りのバッグで防御しつつ、森とともに物陰に隠れて難を逃れようとしている。
吉祥寺は目の前の惨劇に、思わず舌を出して願った。
「うああああっ! 『俺は幸運』だ! 俺の目の前では、セブンのろっこんが不発に終わる! この施設内で死人は出ない! 何故なら! 『俺は幸運』だからな!」
彼女はろっこん『ラクシュミーの寵愛』を意識して使用し、壇上の2人の無事を願う。
その時、立井が八神と目配せし合った。
「ふむ、このままじゃ埒があかないのぅ。みんな、ちょっと足元注意じゃ!」
立井がカウントを3つ唱えた次の瞬間、八神が全力で大ホールの床を分解し始めた!
(握り飯で強化された俺のろっこんの威力を思い知れ、セブン!)
そのままあちこちの床板同士の連結が外れていく!
「な……!? そんな、舞台が崩れる!」
これにより、多くの敵もれいびが足を取られて巻き込まれた!
「ちっ、人質が瓦礫の中に……!」
クロウディアの身体は分解された舞台の残骸の中に埋もれて見失ってしまった。
「待て!」
八神のろっこん『分解』に呼応するように、立井のろっこん『ウィーク&ソリッドウォール』が発動。
いきなり彼の身長ほどのレンガの壁が大ホール内に出現した!
足場を崩しかけた仲間を破片から守りつつ、外輪と破壊された大ホールの内側に隔離することに成功!
舞台がなくなった以上、立井の壁が七男と味方を隔離する。
「悪いが、これは俺ら専用の通路じゃ。記憶改竄は壁がある限り不発じゃ」
立井は壁の切れ間に身を潜め、七男に向けて声を張った。
「立井さん、ありがとうございます。これで、だいぶ闘いやすくなりました」
どこかにいる立井に常闇は感謝しつつ、七男の近くまで忍び寄る……!
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推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月29日
参加申し込みの期限
2014年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月05日 11時00分
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