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LIQUID -Star Chronicle- 三日月戦争編
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【ストーリークエスト『三日月戦争』(1)】
<弧の騎士団(ヴォーゲンリッター)>とは? 御旗と掲げた欠け月は、かの遺物に記された刻印と似ている。そのものと言ってもいい。指揮を執るワインツの次期皇帝とされるベルモット皇太子の瞳は白く輝いていたという。
騎士団はスピリスタの南方、ウォルトーク丘陵に布陣している。騎士団などといっても、身に着ける鎧や携える武器に当てはめる規律の類はないようで、はた目にはどちらかといえば野盗のごとき者たちと見えなくもない。そして彼ら烏合の騎士らの瞳もまた、碧緑が純度を高めたかのように白く光を帯びているのだった。
「つまり、ベルモットも弧の騎士団も全て、<月の杯>の傀儡というわけだ」
冒険者らは騎士団の陣より側面、丘陵に面する森の中身を潜めた。マオメイの言葉に、アヤカ(プレイヤー:
綾辻 綾花
)は眉をひそめ肩を震わせる。
「杯は、<ウォータードローン>を作り出す力を高めたんでしょうか……?」
懸念は当たっているかもしれない。マオメイもうなずいた。彼女は遺物には人一倍深い知見を持つ研究者であり、その見解には説得力がある。
「地下深くにゴブリンの群れを従えていたのは、連中の知能の低さゆえと納得もできようが、この数の人間を一度にとは。それに聞くところによれば、騎士団を名乗るあれらはどうやら、魔獣のごとく姿を変えるらしい。そんな芸当まで披露するとはね……ベルモットめ、杯になにかコツでも教え込んだかね?」
「なんだか、生き物みたいに言うんだな」
ケイ(プレイヤー:
早川 珪
)がなにげなく発したその言葉は、彼ら抱く不穏を現していただろう。的を得ているらしいことは、マオメイも請け負うところだ。
「まさにそれだよ。あれは時に、ただの古びた器物とは断じがたい特異な振る舞いを見せてきた。こうは思わないかね? あれにはもしや、生命のごとき意思が……」
「ちょっと、まずいわよ!」
指差し事態の変遷を告げたのは、ソフィア(プレイヤー:
月原 想花
)だった。
「サイディア騎士団が到着したわ。既に布陣を開始してる」
ウォルトーク丘陵のなだらかな斜面の上部にヴォーゲンリッター。サイディア騎士団はそれを見上げる形で陣形を整えている。双方の距離は開いているが、布陣が完了すればすぐさま突撃ラッパの音が響き渡るだろう。
「戦闘が始まったら、止められないわ……」
「僕らが止めなければ。ね」
不安げながらも自らを奮い立たせようとするソフィアの肩を叩き、凛風(プレイヤー:
鷹司 凜太郎
)は穏やかな丘陵の緑の野を見据える。サイディアの陣が完成されるにはしばらく時を要するだろう……もっともそれまで、ヴォーゲンリッターの獣めいた騎士たちが大人しく待っているという保証もないのだが。
「ポラリス」
「ん……」
愛杖、<六華の境・万象評決>を翻す。ポラリス(プレイヤー:
スピカ・フォーツ
)にとって、この一戦は特別な意義を持つものとなりそうだ。
「ヴォーゲンリッター……」
六華の名を冠する英傑たちは……ポラリスのかつての仲間やその祖たる者たちを歴史から葬ったのは、思うにあの歪な月を戴く者たちではなかったか。あれのごとき者どもを止めるため、彼らは立ち向かい、散っていったのではなかったか。
「英傑達の、果たせなかった宿願……今、ここで……!」
凛風と結ぶ瞳が、その胸に凛と勇気を湧き立たせた。
ともかく、とマオメイが続ける。
「月の杯を破壊せねば! その準備はしてきた、ほれ。数々の遺物を研究し作り上げた、<太陽の槌>だ! こいつを叩きつければいかな古代文明の技術の粋であろうと粉々に」
「ほう。そいつは聞き捨てならんな」
「!?」
突然の衝撃が、樹状から飛び込んできた何者かの襲撃によるものと気づいたのは、一瞬の後だ。アヤカとケイがそれぞれマオメイの手を取り引いていなければ、彼女はヒキガエルのように潰されていただろう。
冒険者らを前に、そいつはたったひとり姿をさらす。胸甲と鳥のくちばしのような兜のみを身に着けた軽装の男だった。手に武器のひとつも持たず、しかし男は口角をねじ上げて、一歩も退くそぶりは見せない。代わりに両腕を掲げ、
「ヴォーゲンリッターの<空将ペトリュス>。ベルモットどのの命にて、貴様ら残らず、引き裂いてくれよう」
その腕が蝙蝠めいた翼へ、口元は裂け鋭利な牙持つ獣へと変じてゆくにいたり、彼らも武器を構える。
「ヴォーゲンリッター。必ず……たおす」
ポラリスが<極光白夜の銀界>を広げるのを合図に、戦いは始まった。
一方、オサム(プレイヤー:
八神 修
)とアオイ(プレイヤー:
七夜 あおい
)の姿はその頃、戦場を遠く離れ、ワインツ帝都ソーヴィニオンにあった。
「ワインツ本国とベルモット、およびヴォーゲンリッターとの繋がりを明らかにする必要がある」
皇帝の居宅であるいかめしい宮廷を囲う堅牢な壁を見上げてオサムは言う。
「ヴォーゲンリッターの侵攻に対してワインツは声明を発していない。ベルモットは次期帝位継承者という立場にあるにも関わらずだ。なにか裏があると俺には思えてならない」
「なにか、って例えば?」
「皇帝暗殺」
オサムがいつもの調子でもって言うものだから事もなげに聞こえたが、それが事実なら一大事だ。アオイは目を剥いた。
「例えばの話だよ。ただ殺されていないにしろ、皇帝は幽閉され皇太子が実権を握り、独断で事を起こした可能性もある」
探ってみなければ事実は分からないが、いずれにせよベルモットが現在のワインツにとってどのような立場であるのか、確認せねばなるまい。冒険者の仲間らはこれから、事によっては彼へと弓引くことになるのだから。成り行きで国を挙げてのテロリスト狩りが始まってはたまらない。
オサムの役回りは、仲間の行動へ大義名分を与えることにあった。
「なるほどね、責任重大だぁ。でも、どうするの?」
「そうだな。さて……」
しばし腕組み、思案。後に口を開くとひとつ、オサムはアオイを驚かせた。
「忍び込むしかない、か」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年08月16日
参加申し込みの期限
2023年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年08月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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