this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
LIQUID -Star Chronicle- 三日月戦争編
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
【サイドクエスト『思い出のペンダントをこの手に』】
ハウジング要素の充実も、『LIQUID』の魅力のひとつだ。多種多様な建材アイテムに家具アイテム、装飾用にインタラクト可能なオブジェクトたち、トラップアイテム等々、組み合わせや発想によって無限の自宅づくりが可能であり、ユズハ(プレイヤー:
稲積 柚春
)も大いにハマっているところである。
「ワット、これはどこに置こっか?」
「クラフトマスター用のワークベンチか。向こうにクラフト専用の部屋を作ったらどう?」
「いいね、採用!」
モチベーションの多くはもちろん、プレイのおともでありゲーム内でもパートナーシステムを結ぶ相棒たるウォルター(プレイヤー:
ウォルター・B
)との共同作業にある。なにしろ柚春のハウジングエリアに建築中なのは、ふたりのための自宅、活動拠点なのだ。柚春的には『愛の巣』でもあり、実際そう口にするのだが、ウォルターは今のところマイペース、どこ吹く風である。
ウォルターはアイテムインベントリとストレージチェストを楽しそうに覗き込み、
「あー、ちょっと素材が足りないかなぁ。どこかへ調達しにいかないとねぇ」
「なにかクエストでもやりにいく? あ、それとも……なんかね、ハウジングのプロみたいなプレイヤーさんがいて、商売もしててね、あれこれアイテムを取り扱ってるんだって」
「なるほど。冒険のあとにでも、覗いてみようかぁ」
こうして相談しているだけでも楽しい。予定を立てているだけでも盛り上がってしまう。
ふたりの拠点も徐々に形になりつつあったが、まだまだ構築は半ばといったところだ。今日はサイドクエストをいくつか進めて、必要なアイテム作成に求められる素材をゲットしにゆくことにした。
森の中、ひっそりと建てられたマナーハウスがクエストの舞台らしい。
「わあ。なんか不気味」
「幽霊でも出そうだねぇ」
住人が出て行ってからこちら、数十年の間放置されていたらしく、当然手入れもされておらず荒れ放題。朽ちかけた館の外観に柚春はいささか圧倒されたが、ウォルターは楽しそうだ。手の中には既に愛銃二丁がスタンバっているあたり、やる気満々であった。
クエストの遂行条件はシンプルだ。依頼人は館の元住人で、先ごろ亡くなった祖母の形見のペンダントを取りに戻りたいが、館はアンデッドの巣窟と化しており足を踏み入れることもできない。冒険者に取ってきてもらいたい、とのこと……そんなにも大切なものなら持って出れば良かったものをと柚春などは思ったが、まあ事情あってのことらしい。
「……わ、スケルトン!」
重厚な正面扉を押し開くなり、かたかたと骨を鳴らすスケルトンソルジャーが数体立ち上がりこちらを向く。奥には杖を持ったスケルトンメイジも見えた。
「いきなりバトルだね。ワット!」
「OK、コンビプレイといこうかぁ」
バレットチェイサーのウォルターが踏み込み、まずは前線にトラップを構築する。前衛スケルトンの進行を阻むうち、柚春は後方から<マイクロボム>を投擲。破壊力を抑えた小爆発が連続して炸裂し、敵の一体を弾き飛ばした。大きすぎる爆弾は館そのものを破壊してしまいかねないので、じわじわと削り取る作戦で攻めることにする。
マイクロボムが一体を沈黙させ、後続との距離が開いた隙にウォルターが双銃を連射、もう一体の頭部を吹き飛ばした。
「! あいたた、魔法かい」
「ワット、大丈夫!?」
スケルトンウォリアーは仕留め切らなければ復活する。前衛の処理に少しばかりもたついたところへ、スケルトンメイジの放つ火球がウォルターをヒットした。
しかし彼は、慌てず騒がず。
「そこ、踏んでるよぉ」
攻撃を繰り返しながら、じわじわと後退していた巧みさが、スケルトンメイジをトラップまで引き込んだ。<コインフリップ>、トラップが骨だけの足を捕らえ、動きを止めたところへ柚春がマイクロボムを投げ込む。間近に破裂した小爆弾の雨が、スケルトンメイジもろともに群れを蹴散らした。
「さっきのダメージはどう? 毒とか受けてない?」
「いやぁ、かすり傷だよぉ」
「でも、回復しとくね」
密着するほど身体を寄せながら、お手製のポーションを彼の傷口へ振りかける。ポーションを投げることもできるクラフトマスターの柚春だから、なにも逐一寄る必要はないのだが、折を見てのイチャイチャもともにプレイする上で重要なファクターなのだ、少なくとも柚春にとっては。
彼の腕を抱き込みながら、館の各部屋を巡りお目当ての品を探ってゆく。時おりスケルトンの群れ、それに実体のないゴーストや荒ぶる器物ポルターガイストなどのモンスターが襲ってくるが、属性攻撃が豊富な柚春のポーションと動きを止めて一方的に攻撃できるウォルターのスキルの噛み合いはよく、問題なく仕留めてゆくことができた。
依頼人は目的のペンダントをどこにしまい込んだやら覚えていなかったので、タンスに机、エンドテーブルの引き出しとしらみ潰しに探ることとなったが、
「なんか……思い出の品? って感じのものばかり出てくるね」
ペンダントのみならず、指輪にブレスレット、ティアラといった装飾品から、手紙や日記といったものも見つかった。それらの多くには名前と、柚春をして赤面してしまうような赤裸々な愛の言葉が刻まれていたりした。
登場する名は主に3つで、ひとつは依頼人。ひとつはその祖母。もうひとつは男性の名だが、おそらく依頼人の祖父にあたる人物だろう。
柚春はふむ、と得心した。
「つまり、これを読み解いていくと……依頼人は長年、お祖母さんとは不仲で疎遠になってたみたい」
「しかしいざその祖母が亡くなると、遺品のひとつも手元に残しておきたくなった。亡くなる前に打ち解けたのかねぇ」
「子どもの頃に過ごした屋敷を追い出されたのは、近くで起こったサイディアとワインツの小競り合いに巻き込まれたから。村も館も荒れ果てて、祖母は懐かしい家に戻りたがっていたけれど、結局最後まで叶わなかった……」
「それでもって、こうして遺品を取りに来てみたら、なんとまあ。お祖父さんとお祖母さんのイチャイチャぶりがこれでもか、と伝わってくる品々ばかりだね」
館と品々に込められた思い出を受け取ることで、依頼人は本当の祖母の姿を知るのだろうか。
ともかく。柚春もそれらに触れ、思うところはひとつだった。ずい、とかたわらの彼へ身を寄せ、青い瞳を見上げて言った。
「僕たちも、こうありたいもんですなー?」
「……それはなんというか。気が早くないかい?」
柄にもなく照れているのだろうか。目をそらした彼も、遺品たちが語る愛の記憶のあたたかみに当てられたのかもしれない。柚春はくすりと笑んだ。
クエストを終え報酬を受けた帰り、なんとかいうハウジング名人のところへ寄ることにしたのだが。
「あ、ほらあそこ。あのハウジングエリアが、例の……あれ?」
「なんか、襲われてない?」
ふたりは顔を見あわせ、駆け出した。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
LIQUID -Star Chronicle- 三日月戦争編
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年08月16日
参加申し込みの期限
2023年08月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年08月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!