this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【星幽塔】第一階層 ふれあい魔物カフェ
1
2
3
4
5
つぎへ >>
【最高のおたから】
魔物カフェ、などと。盗賊として、また冒険者として星幽塔のあらゆる階層をまたにかけ、時には盗掘に精を出し、時にはモンスター退治に繰り出し……魔物だなんて数え切れないほどに屠ってきた
ティオレ・ユリウェイス
です。
今さらどんな顔をして、可愛がれというのでしょうか。
「ネコジマにもナントカカフェってのがあったけど……よりによって魔物を可愛がるって? どうかしてるだろ」
はあと深くため息をもらすティオレの頬を、翼竜の赤ちゃんはぴいとひと鳴き、ぺろりと舐めてつぶらな瞳で怪訝そうに見上げるのでした。
そもそも、柔靭にして機知に富む冒険者のティオレがなぜ魔物カフェとやらに巡り合ったかといえば、先日に引き受けたとあるクエストがきっかけでした。
題して、
「『ケルベロスの赤ちゃんを取り戻してください!』……?」
「最近町にできた魔物カフェから、逃げ出しちまったようでね。そこをほれ、最近ちょいと噂になってるだろ? 『密猟団』のやつらがかっさらっちまったらしい」
久方ぶりに顔を出したBarアストラルにて、マスターが分かりやすく説明してはくれたものの、ティオレの頭にはハテナマークがいくつも浮かびます。
「魔物カフェってなに?」
「だから、魔物を可愛がるカフェなんだろ?」
??? です。
ともあれ手頃な報酬ゲットのために依頼を受諾したティオレ。数日後には第一階層の辺境に築かれた『密猟団』なる輩のアジトを探り出し、あっさりと潜入を果たしました。
「へっへっへ。こうしてモンスターのガキを手に入れて売りさばくだけで、ぼろ儲けだぜ」
「金持ちってのは分かんねぇな。魔物の赤ん坊なんぞに大金をポンと払うんだからよぉ」
「ま、おかげで俺たちゃラクに稼げるってもんだ。へっへっへ……」
天井の梁に潜むティオレに気づくこともなく、密猟者たちはいかにもワルモンなセリフを吐いてはへっへっへと酒盛りに忙しいご様子。
「魔物の赤ん坊で商売を、ねえ……?」
こっそりとアジトの倉庫を覗けば確かに、粗悪な木製の檻が乱雑に積まれ、きゅうくつそうに押し込まれた小さな魔物たちが切なくかぼそい鳴き声を漏らしておりました。
「どれどれ、ケルベロスの子はっと」
取り戻して! と依頼を受けたのは三つ首を持つ黒犬の赤ちゃんです。大人になれば炎を吐き、獰猛な気質で大暴れするモンスターですけれど、
「おっと、いたいた。へえ、なるほど。赤ん坊のうちは可愛いもんね」
檻から出すと、ふるふると震えながら見上げる潤んだ瞳にティオレも思わず、きゅん。
さて、このまま見つからず立ち去れば依頼は見事完了……なのですけれど。
「ふむ」
じ~っと見つめる、きらきらと輝く宝石のような……いくつも、いくつもの瞳たち!
「……ま、金になるお宝をみすみす見逃すって手も無いわよねぇ?」
にやり、ティオレは不敵な笑み。
そんなわけで、城下町。ふれあい魔物カフェ、『Fantasma(ファンタズマ)』。
「ティオレさんのおかげで、多くの子が救われました。感謝します」
「いや……まあ、行きがかり上ね」
カフェのオーナーであるという若いほしびとに、ティオレは首を振りました。
アジトに囚われていた魔物の子たちを、ティオレは残らず奪取し、この魔物カフェへ保護を求めたのです。
それでいて、報酬を受け取ったのは依頼されたケルベロスの分だけ。
「この子たちがたどったであろう凄惨な顛末を思えば、あなたはもっと正当な報酬を受け取るべきでしょう。もっとも、私もあまり多くを支払えるわけではないのですが……」
「いいよ。契約外だったしね。それにほら……あの下卑た密猟団の鼻を明かしてやったら、胸がすっとしたもんだからさ」
今回はサービスにしとくよ、とティオレは言いましたけれど。なんとな~く照れくさそうに見えたのは、気のせいでしょうか?
ぴい! とひと鳴き。
「おっと」
サンダーワイバーンの赤ちゃんはあの檻の扉を開けるなり、真っ先にティオレへ飛びついてきた子でした。
「あなたを信頼しているようですね」
「いや、勘弁してよ……私が子守だなんて」
「名前は『ナズ』です」
オーナーはそう言って、にっこり。
興奮して飛び回るワイバーンの子を、どうにかなだめます。どうやら懐かれてしまったようです。
「わ!?」
がががっと吐き出すサンダーブレスは、成長すれば多くの人間や獲物を痺れさせて捕らえる武器となるのでしょうけれど、今はまだぴりぴりと刺激が走り抜ける程度です。
魔物だなんて、とティオレは複雑な面持ちを浮かべます。周囲を見回せばケルベロスにドラゴン、グリフィン、バジリスク……彼らが成獣であったなら、ティオレはすぐさま武器を抜き放ち、血みどろのバトルへと突入していたことでしょう。
けれど彼らの瞳ときたら、無垢のひと言。
「あら。眠いの?」
いつのまにやらすぴすぴと、小さい身体でティオレの腕をきゅっと抱きしめながら、ワイバーンの子は眠ってしまったようです。
「ふふ……たまにはこういうのも、いいかもね」
あどけなく幼い寝顔を眺めているうち、ティオレもいつしか眠気に誘われて、まぶたを閉じました。仲良くすやすや、いっしょにお昼寝タイムを満喫したティオレでありました。
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【星幽塔】第一階層 ふれあい魔物カフェ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年08月04日
参加申し込みの期限
2023年08月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年08月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!