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【星幽塔】第一階層 ふれあい魔物カフェ
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【ふたりでもふもふ】
「……もふもふの予感がします!」
星幽塔をぶらり、お散歩中でありました。通りがかったとあるお店の看板を目にするなり、
倉前 七瀬
の感性がこう、びびびっとうったえかけてきた……とのこと。
こう見えて七瀬、もふもふを感じ取り享受することにかけてはプロ級です。もふもふに触れ、もふもふを吸い、摂取し、全身を埋めて存分にもふもふもふと浴びるように堪能する姿勢には定評がありました。気分はもふもふ、ああもふもふのわんこ、にゃんこ、鳥さん、なんでもいいけどとにかくもふもふもふもふ!
……というのはちょっぴり、大ゲサですけれど。ともかく今の七瀬は、もふもふな気分。なにせつい昨日堪能した小説に登場した主人公の愛犬が、これがもう大変に愛らしく、七瀬はおびただしく飛び込んでくる活字の奔流とともにそのもふもふ具合をこれでもかと脳内に味わったのです。もう、しんぼうたまりません。全身がかつてなくもふもふを求めているのでした、ああもふもふ!
そんなわけで見つけたのが、ふれあい魔物カフェ『Fantasma(ファンタズマ)』。
つまり、『もふもふの予感』というわけです。
入店するなり、わわわん、にゃおん、ぎゃあぎゃあぎゃあ! ぎゃおお~ん、きいきいががががが! とまあ、なんとも賑やかな鳴き声のオーケストラが耳に飛び込んできます。人の子も魔物の子も変わらず、良く泣くようです。
「いらっしゃいませ。初めてのお客さまですね」
「あ、はい! もふもふの予感に惹かれまして……」
オーナーの案内で奥のスペースへ通されると、ますます賑やかです。
「わぁ……これが魔物カフェ!」
頭上を飛び交うドラゴンにグリフィン。向こうの鉢植えで揺れているのはアルラウネで、ぱかぱかと通り過ぎていったのはユニコーン。魔物と言われても赤ちゃんは赤ちゃんでして、なんと愛らしいこと。
七瀬はきょろきょろとあたりを見回します。どの子も実に可愛らしいのですけれど、
「あの、オススメの子はいますか? できたらその、もふもふの子がいいなって」
「それでしたら……あっ」
「わーーー」
突然の衝撃に、七瀬の身体は吹っ飛びました、文字どおりに。
ソファの上へもふっと着地。ぺろぺろぺろぺろ、わんわんわわん!
「こ、この子は……首が三つある!」
「ケルベロスですね。名前は右から、『ケルゥ』『ベリィ』『ロシィ』です」
ちょっと安直な名前の、少しずつ性格が違うという三つ首の黒犬、ケロベロスが人懐っこく飛びついてきたのでした。総じてあまり人見知りはしないそうでして、七瀬のほっぺやら唇やらを三方向からぺろぺろぺろり。
「左の……ええと、ロシィ? はちょっと甘えん坊ですね。ケルゥは気が強そうです。ベリィは……なんだかのんびりしとる気がしますね?」
「分かりますか。公平に可愛がってあげてくださいね」
ふわふわのソファに深く腰かけて、ケルベロスを抱っこ。大きさはちょっとした小型犬程度なのに、魔物だからか力が強い! 撫でてなでてというのか、ぐいぐいと三つの頭を押し付けてきます。
「あはは、よしよし」
なでなでなで。はいいものの、少々困ってしまうのは、七瀬の腕はあいにくと二本しか持ち合わせがないことです。頑張ってみても、三つの首を同時には撫でられません。左右のケルゥとロシィを撫でればベリィが、左のケルゥとベリィを撫でればロシィがやきもちを焼いて、わんわわん!
「ごめんなさい、僕の手はふたつしか……ううむ、これは困りました。ああ、噛まないで! 撫でますから!」
「はは、苦戦してるねぇ」
こんな時、いっしょに星幽塔へやってきた仲間がいれば。このもふもふをともに分かち合う誰かがいたならば……なんて考えていた、その時でした。
「……ウォルターさん!?」
「やあ。倉前もこの店、見つけたんだねぇ」
振り返れば、
ウォルター・B
の弛緩した笑顔。会いたいと思っていた顔がそこにあり、七瀬は思わずほ~んわか。
「ウォルターさん、どうしてここに……いやそれより、手伝ってください!」
「ケルベロスの子はこれが大変だよねぇ。ま、そこが可愛いんだけど」
先んじて何度か訪れたことがあるというウォルターは、ケルゥとベリィを撫でる横にすとんと腰をおろし、ロシィをなでなでなで。たちまちふにゃにゃんと満足げに、ケルベロスはゆったりとして七瀬に身体を預けました。
「えへへ。これでみんなを同時に撫でてあげられますね!」
「お役に立ててなによりだよぉ」
時おり手を添える頭を変えながら、なでなでなで。片手が開いたなら、背中をなでなでなで。そのうちそれだけでは満足できなくなって。
「もふもふもふもふ……」
思いきり抱き寄せて、ほしかったもふもふをこれでもかっと堪能します。
「気持ち良さそうにしてるねぇ?」
「ウォルターさんのおかげです。僕ひとりじゃ、手が足りませんでしたから」
「いや、君がね」
目を細めて、微笑ましく彼が見守るのは、三つ首の犬のみならず。でしょうか?
「……僕は犬じゃなかとですよー!」
「ははは、やっぱりな~んか、佇まいがねぇ。こう、犬っぽさがさぁ」
「もう! ウォルターさん!」
笑い声が弾け、じゃれ合うようなふたりを6つの瞳が怪訝そうに、きゅうん? と見つめておりました。
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あとがき
担当マスター:
墨谷幽
ファンレターはマスターページから!
墨谷幽です。『魔物カフェ』のリアクションをお届けいたします。
近所にどうやらハリネズミカフェがあるらしく、訪れる機会をうかがっている私です。
それにしても、動物の赤ちゃんってなんであんなに可愛いんでしょうね。
いつもは恐ろしいモンスターも、赤ちゃんならきっと可愛らしいはず……!
ということで、魔物の赤ちゃんとふれあうお話になりました。いかがでしたでしょうか。
今回出会った子たちとは、また機会があれば出会うこともできるかもしれませんね。
ご要望があれば第二回も検討しますので、ぜひ感想などお知らせくださいませ。
それでは、今回もご参加いただきましてありがとうございました~。
また次のシナリオでお会いできますことを、心よりお待ちしております。
お疲れさまでしたー!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年08月04日
参加申し込みの期限
2023年08月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年08月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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