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\ オーバータイム!/
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あなたと名もなきひと時を
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【ようこそわが町】
部屋をぐるり見回します。シーサイドタウン、ちょっと広めのワンルームマンション。ベッドに本棚、テーブルとテレビ。家具や調度品の類は多くありません。代わりに部屋を埋め尽くさんばかりに積まれているのは、本、本、無数の本たち! なにしろこの部屋を選んだ決め手が、本屋さんが近くにあることだったりしまして。
倉前 七瀬
はつまりそれくらいの本好き、愛書家、活字狂いというわけです。
「……少し片づけたほうがよかとですかね」
まあ七瀬なりの法則性を持って整然と積まれているので、あまり散らかっているという印象ではありませんけれど。
「あ、それよりキッチンをもう少し整理しないと」
おっといけない。本日の主役は部屋のどこよりも、このこじんまりとしたキッチンスペースなのです。
ひとり暮らしなりに自炊はそこそこ、腕前もそこそこ。たま~に、本で仕入れたレシピを試したくなって料理をしてみることもありますけれど、正直、そこまで本格的にやってみようと思ったことはありません。たまにしか使われないので、台所の管理もちょっぴりおざなりだったりします。
けれど今日ばかりは、ほったらかしにしておくわけにはいきません。
「ウォルター先生、もうすぐ来るとですかね~」
そう。
ウォルター・ブラックウッド
といっしょに、料理をするのです。まさしくこの部屋で、このキッチンで!
来たる2月14日のバレンタインデー、といっても3ヶ月くらい先なわけですけれど、その日に合わせてウォルターへお菓子を贈ることにした七瀬。その練習をするにあたって、なぜだかプレゼントを贈る相手といっしょに料理をすることになりました。ほんとになぜでしょう……七瀬にもリクツはよく分かりませんけれど。
「でも……楽しみですね」
ともあれ、彼も楽しそうだね、とあっさり了承してくれました。
「さて、キッチンはこんなものですか」
オーブンレンジを掃除し、包丁やらボウルやらを所定の位置へ収め、買っておいた食材を再度チェックしようと冷蔵庫を開けたところで、
「あっ。これは……」
気が付きました。透明なプラスチックのパックの中、卵に記された賞味期限が、数日程度ながら過ぎてしまっておりました。今日の調理でも卵を使いますけれど、これは失敗。卵は冷蔵庫にあるから~と油断していたようです。
卵の賞味期限は生食の目安。製菓用に火を通して使うなら、問題ないとは思いますけれど。
「う~ん」
すこうし考えて、この卵はあとで自分用に使うとして、新しい卵を買いにゆくことにしました。ウォルターさんにはやっぱり、バッチリなものを食べていただきたいわけでして。
約束の時間まであと少し、このままでは買い物中に彼が到着してしまいますし、一度連絡を入れておくことにします。
スマホでぺもぺもっと彼の電話番号をタップ。
「あ……もしもし。ウォルターさんですか」
『やあ。どーしたの? もうすぐ倉前のマンションに着くよぉ』
朝から軽やかな彼の声。受話器からさわやかな風が吹いてきそう……というのは七瀬の印象ですけれど。
「実は、卵が悪くなってしまってて。これから買い直しに出るところなんです。すみませんけど、ウォルターさん、少し時間を潰しててもらえますか? そのへん、本屋さんなんかもありますし、退屈はしないと……」
『ああ、そうなの? じゃ、合流しようかぁ』
思わず、ほわっ!? なんて飛び出しそうになった声を七瀬は呑みこみました。
なんて幸運。いっしょに料理をするばかりでなく、街を歩くこともできるなんて!
『ついでにさぁ、このあたり、少し案内してよ。なかなか雰囲気いいし、また来ることもあるかもだし』
「そ、そうですね。それじゃあ……待ち合わせて、合流しましょう」
『オッケー』
通話を切ると、七瀬は慌てて身支度を……といっても先ほどもちょっと念入りに整えましたけれど、もう一度確認してから、部屋を飛び出しました。
七瀬の暮らす、見慣れた街並み。いつも通る道も、いつも目にする店先や丸くなって寝ている看板猫の毛並みも、何気ない看板や樹々の枝葉までも、なんだか今日は輝いて見えました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSS(500)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年07月03日
参加申し込みの期限
2023年07月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年07月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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