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お祝いはワインと甘い言葉で
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【まちあわせ】
夜半から静かに降り続いた小雨もあがり、その日は雲ひとつない快晴。絵画のように清々しい青が空には広がっておりました。
シーサイドタウン駅前のアスファルトに生まれた水鏡を、
綾辻 綾花
はつまさきでちょんっ。波紋が世界を歪めてゆらゆらゆら。揺れが収まると、綾花自身が映り込みます。お気に入りのコートを羽織り、セーターの胸元に揺れるにゃんこネックレス。ゆるいプリーツの入ったスカートが穏やかな風になびいて、つやつやに磨いたローファーにも猫の顔。
なんだか妙にそわそわとした自分の顔に、綾花は可笑しくなってしまいました。
「よーっす、綾辻ちゃん! わりぃッスねー、遅れちゃって。待った?」
「あ、つるぎさん。いえ、そんなには……って」
馳 つるぎと待ち合わせ。遅れたわりにのんびりとやってきた、ちょっぴり時間にルーズな彼女を振り返り、綾花はぱくんと開いた口を閉じました。
「……なんッスか。なんか言いたいことでも?」
「いえ……いつもとちょっと、違うから」
毛羽立ってほつれたドテラにぼさぼさの髪の印象が強いから、そのギャップに綾花は少々目をむきました。今日のつるぎはきっちりロングヘアを撫でつけて、装いもラフながら彼女なりのオシャレに気を使っているようで、どうにも新鮮に映ります。きっと身支度を整えるのに苦心したおかげで、時間にも遅れてしまったのでしょう。
つるぎは居心地悪そうに、
「いやまあね。珪さんのプレゼント買うのに付き合うってのにさ? いつものホラ穴から這い出てきたモグラか地底人ってカンジで、綾辻ちゃんの隣にいるのもちょっとさあ」
「そ、そこまで言わなくても。いつもの格好も、私は好きですけど……でも、気を使ってくれたんですね。ありがとう、つるぎさん」
「いや、ま、ね。ほかならぬ、綾辻ちゃんの頼みッスからね~」
そういえば、普段は少々キツめな目つきも、どこか穏やかに見えました。慣れないメイクも頑張ってくれたらしい、いつもより小奇麗で照れくさそうな彼女に、感謝。
そう、今日は近く訪れる
早川 珪
先生のお誕生日に合わせ、そのプレゼントを買いにゆくのです。綾花にはいくつか目星をつけている品物があり、その上で、これ! とひとつに定めるのは難しく、つるぎの意見も参考にしたい。というのが本日の趣旨であります。
「ちなみに、つるぎさんはなにかプレゼントするんですか?」
「ああそれそれ。綾辻ちゃんはワインオープナーって言ってたじゃない? だからわたしは、ちょっとお高めのワインでもあげよっかなって」
「いいですね!」
この後の行程を少しすり合わせた後、キャットロードへ向かって歩きます。アーケードの一画に、綾花のお気に入りのお店があるのです。
「レトロっぽい雑貨がいっぱいで、可愛くって、すごく素敵なんです。つるぎさんも気に入るんじゃないかな。猫グッズもありますよ」
「へえ、いいね。楽しみ」
ふと、隣を歩みながらにつるぎは、浮かれる綾花の顔を眺めて、微笑ましく目を細めます。
「な、なんですか?」
「ああいや。なんつーか……感慨深いっつーかね」
きょとんとした視線に肩をすくめて、
「学生時代はあーんなにモテたくせに、浮いた話ひとつなかった珪さんがさ。今はこーんなに可愛いコがそばにいるだなんて。なんだか不思議ッスな~」
「そ、そんなものですか?」
「だってさあ、あの珪さんだよ? カタブツで朴念仁で天然ジゴロのくせに無自覚で、わたしゃどんだけ片思いの女の子に相談されたか。珪さんと付き合ってんじゃない? って詰め寄られたこともあったけどね、それも一度や二度じゃなく。わたしは珪さんのマネージャーかっつーの」
「あはは。大変ですね」
かっか、と軽やかに笑うつるぎと珪先生の学生時代の逸話を聞かされるのは、綾花の楽しみのひとつです。知らなかった彼の過去、彼の一面を知ることができて、わくわくしてしまいます。
「そんでさあ、珪さんがあんまり気づかないもんだから、わたしも助け舟を出すわけだけどさ。もう女の子のほうが途方に暮れて、目は泳ぐし口元引きつらせちゃってさ。それでも珪さん、親切にもオススメの一冊をプレゼンするのに夢中でさあ」
「あははは!」
ただ歩いているだけで、タイクツする暇もないのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年06月19日
参加申し込みの期限
2023年06月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年06月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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