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ボディタッチ日和オブウィンター
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七夜 あおい
お気に入りのケーキショップ。オープン以来たいそうな人気で、女子高生やオフィスレディが列をなす様がよく見られるらしい。幸いにして
八神 修
らが訪れたのはそうした繁忙時からずれていたようで、悠々と店内へ案内され、奥のソファ席に深々と腰をうずめた。
「ふっふっふ~」
あおいが嬉しそうにちらつかせるのは、この店で使用できる金券だ。先日に訪れた際、開店記念のキャンペーンで購入金額の半分が金券として返ってきた。今日はこれを使って二人、再び甘味を堪能しようというのが趣旨である。
「お得にケーキが食べられるのはありがたいな」
「ね~。さて、今日は何を食べよっか?」
メニューを開く。一番の売りは旬のフルーツタルトで、前回の来店ではその絶品を余すことなく味わった。再びそれを注文するのも悪くはないが、せっかくの機会だから別のメニューを試すのもいい。
小奇麗な店内、清潔感あるスタッフの笑顔。ショーケースの中の幸せなラインナップ。安堵に包まれながら雑談をかわしつつ、しばし悩んでから注文をした。
ややあってテーブルには、彩りあるケーキたちの乗った皿が並ぶ。フォークにひとすくい、濃厚ホイップクリームの絶妙な甘みに舌鼓。
「これは美味い。甘味は濃いのにすっきりとしたくちどけで、苺のほどよい酸味ともよく合うな」
修は大粒イチゴの乗ったショートケーキとコーヒーを頼んだ。看板メニューのフルーツタルトも素晴らしかったが、こちらもなかなかのお味だ。自身も料理や菓子作りをするから、パティシエの創意工夫や苦労のあとも読み取れ、なおさらに味わい深い。
一方あおいはというと、レアチーズケーキにミルクティーという組み合わせ。何とも嬉しそうな顔でケーキを頬張り、ご満悦だ。
「やっぱり、ここのケーキは美味しいねぇ。それに今日は金券でお安くいただけると思ったら、お得感までプラスされて幸せすぎる……」
「ははは、確かにな。そうだ、浮いた分でもう一つ何か頼んで、シェアしないか?」
「おおっ、ナイスアイディア♪」
フルーツタルトをリピートし、半分に分けていただいた。イチゴにオレンジ、キウイが乱舞するタルトケーキに味覚を翻弄され、二人は幸福に悶絶した。
ところで、先ほどから気になっていることがある。
「あの……あおい?」
「それでね~、ののこちゃんが目の色変えちゃって、サンマさんに向かってだーって飛び出していってね。大変だったんだよ~、聞いてる?」
「聞いてるけど……」
つ、つ、つ。あおいの指先が、修の手の甲を滑る。なめらかでこそばゆく、ぞわぞわと毛羽立つような感覚を覚える。末端から身体の奥まで快楽が伝達されてゆく。
なぜだかあおいはそうして、修の身体に触れたがるのだ。それも本人は無意識らしい。修がびくりとして手を引っ込めようとすると、がっしと掴まれ阻まれる。あおいの指は手首を伝い、腕を伝い、肩へと登る。胸元をくすぐり首をなぞり、あごをすくい、頬へと至る。そこが気に入ったのかあおいは頬を撫でさすり、ぷにぷにと突いては再び手のひらを滑らせた。
「そういえば、今年のクリスマスはどうしよっかな? 弟妹たちにチキンとか、ローストビーフとかご馳走してあげたいかなって思ってるんだけど、ああいうのって失敗したら目も当てられないじゃない? だから親切などこかの誰かさんが、教えてくれないかな~って思ってるんだけどな~」
「ああ……うん。そうだな。よければここに、ちょうどいい人材がいるんだが」
「おやおや、これは偶然ですな♪」
などとご機嫌なあおいのきらびやかな笑顔に、修は導かれるように天を仰ぐ。
(ここが楽園か……)
……というのはまあ大げさではある。大げさではあるが。
「私は九州だし、修君もきっと受験に成功して、東大行っちゃうだろうし」
「そうなるといいけどな」
「そうなるよ! 来年にはそれぞれ、違う道を歩いてるだろうけど」
そんなふうに言って、あおいは修の頬を両手でぺちんと挟み込むのだ。
「頑張らなくっちゃ。頑張ろうね!」
何気ない言葉、日常のワンシーン。それだけなのに、胸が熱くなる。想いがあふれ出す。
あおいの頬に手を伸ばす。やわらかく撫ぜた。神魂はあおいのみならず、修にも影響を及ぼしていたらしい。
「……ああ。頑張ろう。約束だ」
うむ、よろしい! と浮かべた彼女の笑みはあどけなく、それでいて天使か女神のごとく、荘厳な絵画めいて修の胸に刻まれた。
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あとがき
担当マスター:
網 透介
ファンレターはマスターページから!
網です。
ボディタッチ日和、気が付けば4作目でした。
すりすりはむはむむにむににれろれろあむあむが加わったことで、たびたびらっ倫を飛び越えそうになり、少し難儀しました。皆さんノリがいい。
楽しかったですが、描写は然るべきラインに収まりました。あしからず。
ファンレターをいただいております。本当にありがとうございます。
おかげさまで、執筆の活力が湧いてきます。また「ここが良かった」など言葉でお伝えいただくと、次回へ活かすこともできます。大変ありがたいです。
今後とも、網に何か伝えたいことがありましたら、ぜひお言葉をお寄せくださいませ。
それでは、また次回に。
網でした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
お色気
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年05月22日
参加申し込みの期限
2023年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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