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なまえをうばうかいぶつ
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いつか だれかが かいぶつの なまえを よぶのを まっています
そうか。
そうだったんだ。
僕だったんだ。
僕が『かいぶつ』だったんだ。
不思議なことに、それが分かって、僕は清々しい気持ちだった。
「先生には大事な人はいますか?」
先生の驚愕した顔が面白い。自然と笑みが零れてくる。
「どうかその人の名前は忘れずに覚えておいてくださいね。悲しい思い出だけじゃなく楽しい思い出も、名前と一緒に忘れないでいてください。できれば、」
そう、できればでいい。
僕は、僕のたった一つの願いを……知ってほしいんだと思う。僕の大事な人に。大事だから……忘れてほしくないから……僕はここにいるって、どこにもいない人じゃないって、知っていてほしいから……それこそが存在の証だから……。
「僕の名前も覚えていてください。……名前は呼ばれなくてもいい。先生が呼びたくなったらでいいです。覚えていてさえくれればそれでいいです」
「キミ……、キミの名前は……思い出せなきゃ、覚えていられない」
「ああ、そうでした……。先生、僕に触れてくれますか」
僕は僕の心臓のあたりを手で指し示す。
先生の指先が、戸惑いながらもやさしく僕の心臓に触れる。
その瞬間、僕は僕の名前が、僕の存在が、先生の中に入ってゆくのを感じた。
「僕はもう忘れません」
僕を形作る光の粒子が、先生の中に溶け込んでゆく。
「ウォルターさん、貴方の名前をずっと覚えています」
そうして僕は――。
「……
七瀬
……?」
そうして僕は――名前を、呼ばれる。
<了>
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あとがき
担当マスター:
笈地 行
ファンレターはマスターページから!
こんにちは。ゲームマスターを務めさせていただきました笈地行です。
この度はプライベートシナリオのご依頼ありがとうございます。
名前を忘れるお話ということで……
ガイドでは三人称だったのですが、
このお話は一人称にしないと成立しないなと思い、
リアクションでは「僕」目線となりました。如何でしたでしょうか。
私個人といたしましても
七瀬さんが名前に拘る理由を聞かせていただけて
共感するところも大いにありました。
七瀬さんが感じているニュアンスが
言葉になっていたらいいなと思います。
このシナリオはどこか現実ではない世界の出来事ですが
魂と魂が触れ合ったというか
話された名前についてのことは真実です。
ここでのことはお互いの記憶にうっすらと残っていることでしょう。
それではまた別のシナリオでお会いしましょう。笈地でした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年04月16日
参加申し込みの期限
2023年04月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年04月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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