- 0
- 0
- 種族
-
- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
なまえをうばうかいぶつ
| 参加キャラクター一覧 | コメントページ | ダイアリー一覧 |  |
たしか昨夜は御伽噺の絵本を読んでいたと記憶している。
結末は覚えていないから、読んでいる途中で眠ってしまったのかもしれない。
（ああ、それにしても……ここは何処なんでしょう。僕は何故……泣いているんでしょうか）
わからない。思い出せない。
倉前 七瀬が佇む世界は、朝焼けとも夕焼けともつかぬ空が広がっていた。
地面は白い大理石のようで、どこまでも平らだ。
遠くに街が見える。
寝子島とは違う、白っぽく風化したようにみえる白亜の街が――。
七瀬はろっこん＜空気を「読む」＞を発動させてみた。
手元に一冊の絵本が現れる。題名は、
「……『なまえをうばうかいぶつ』……」
頁を捲りかけたそのとき、聞き覚えのある声がした。
「あれぇ、君は……」
顔を上げる。ベリーショートの金の髪に青い瞳。
（よく知っているはずなのに……僕はこの人に特別な想いを抱いている、はずなのに……）
どうしても、名前が出てこない。
彼――ウォルター・Bも同じようで、申し訳なさそうに笑みを浮かべる。
「ごめんねぇ。よく知っているはずなのに、君の名前を忘れてしまったみたいなんだ」
「僕も、のようです。あなたが先生だということは覚えているとですが……」
しばらく情報交換するうちに、失っているのはお互いのフルネームだけだと分かったふたりは、「キミ」だとか「あなた」だとか「先生」などと呼び合うことにした。兎角、今は二人きりだ。それで然程、不便はない。
「しかしいったいどうしたものかねぇ……」
首を捻るウォルターを見て、七瀬は出現させた絵本のことを思いだした。
「これを読めば、どうすればいいか、わかるかも……」
結末は覚えていないから、読んでいる途中で眠ってしまったのかもしれない。
わからない。思い出せない。
倉前 七瀬が佇む世界は、朝焼けとも夕焼けともつかぬ空が広がっていた。
地面は白い大理石のようで、どこまでも平らだ。
遠くに街が見える。
寝子島とは違う、白っぽく風化したようにみえる白亜の街が――。
七瀬はろっこん＜空気を「読む」＞を発動させてみた。
手元に一冊の絵本が現れる。題名は、
頁を捲りかけたそのとき、聞き覚えのある声がした。
「あれぇ、君は……」
顔を上げる。ベリーショートの金の髪に青い瞳。
（よく知っているはずなのに……僕はこの人に特別な想いを抱いている、はずなのに……）
どうしても、名前が出てこない。
彼――ウォルター・Bも同じようで、申し訳なさそうに笑みを浮かべる。
「僕も、のようです。あなたが先生だということは覚えているとですが……」
しばらく情報交換するうちに、失っているのはお互いのフルネームだけだと分かったふたりは、「キミ」だとか「あなた」だとか「先生」などと呼び合うことにした。兎角、今は二人きりだ。それで然程、不便はない。
「しかしいったいどうしたものかねぇ……」
首を捻るウォルターを見て、七瀬は出現させた絵本のことを思いだした。
「これを読めば、どうすればいいか、わかるかも……」
運営部より
このシナリオは プライベートシナリオ です。
以下のＰＣのみ参加することができます。
▼参加可能ＰＣ
・倉前 七瀬さん
※その他の方は参加できませんので、ご注意ください。
※このシナリオでは、Ｘキャラ・ＮＰＣが参加ＰＣと同等量で描写されます。（追加料金が必要です）
参考：ご利用ガイド／プライベートシナリオ（プライベートシナリオの申請方法）
※参加申込み後、アクション投稿期限までに必要な追加料金が差し引かれます。
らっポ履歴に「プラシナ追加」と表示されて差し引かれるまでは、必要な分を保つようお願いします。
※Ｘキャラのアクションはキャラメでらっかみ！ 運営部宛てに投稿してください。
アクション投稿期限まで書き直しは何度でも可能です。最後の１通分（1000文字以内）のみが有効です。
※ＮＰＣのアクションは投稿できません。
確定ロールにならない程度で絡み方を書くのは自由です（通常のシナリオと同じ）。
ゲームマスターより
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2023年04月16日
- 参加申し込みの期限
-
- 2023年04月23日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2023年04月23日 11時00分
こんにちは。
ゲームマスターを務めさせていただきます笈地 行（おいち あん）です。
倉前 七瀬さまのプライベートシナリオとなります。
絵本の内容は次のとおりです。
『なまえをうばうかいぶつ』
なまえをうばうかいぶつは
なまえを ことりに かえました
ことりは ひらりと そらへとび
きょうかいの うえに とまりました
なまえをうばうかいぶつは
なまえを へびに かえました
へびは ひらりと くらがりへ
ちかの ろうごくで こごえています
なまえをうばうかいぶつは
なまえを ししに かえました
ししは ひらりと ひろばをかけ
ふんすいに ざんぶり とびこみました
なまえをうばうかいぶつは
なまえを わすれて ひとりぼっち
いつか だれかが かいぶつの
なまえを よぶのを まっています
遠くに見える白亜の街には、絵本に出てくるような場所が存在します。
街へ行ってみましょう。
スタート時点では、倉前さんもウォルター先生も、
自分の名前も相手の名前も思い出せません。
そして何故か、ウォルター先生の親友である
獅子堂さんの名前も忘れているようです。
名前を思い出せるかどうかは行動次第です。
＜白亜の街＞
中心に広場がある中世ヨーロッパ風の小規模な街です。
しんとしていて、人は誰もいません。
建物はみな白い大理石のようなもので出来ています。
持ち物について：スマホなどの電子機器は持っていません。
入手できるもの：中世ヨーロッパでもありそうなものは＜白亜の街＞で調達できます。
（例）ロープ、ランタン、はしごなど
それではどうぞごゆるりとお楽しみくださいませ。