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大学生・
京極 花音
を理解してくれる気のおけない友には、幸いにして事欠かない。
「よー京極! メシいかね?」
「おう、お前ら。そうだな、腹へったし」
「んじゃ、学食いこーぜ~」
18年の人生において、目つきの悪さで損をこそすれど得をしたことはない。事あるごとに子どもに怯えられ、泣き叫ばれること多々。己を呪いたくなることもある。ああ父よ母よ、なぜこのような悪相を我に与えたもうたか。
というのは大げさだが、ともかく友人たちはそれをマイナスと捉えることはなかった。あくまで花音という一個人と気さくな付き合いをしてくれる。いささかの人相の険しさなど些末なことだと教えてくれる。
「何食う?」
「昨日ちょっと食い過ぎてさ……胃に優しいうどんにすっかな」
「だせえな」
「うるせー! 京極は何食うんだよ」
「そーだな。今日は肉が食いてえ気分かな」
一人暮らしの学生が直面する孤独を紛らわせてくれるのもありがたい。おかげで退屈せずに済むし、こんな他愛もない昼食の時間であっても、それはそれは賑やかに過ごすことができた。
それぞれにメニューを注文し、テーブルを囲んでかっ込み始める。
今日の話題は、今夜のオススメバラエティ番組。先週の放送がいかに神回であったかを語られるも、全くと言っていいほどテレビを見ない花音にはピンと来ないが、そうした情報を仕入れられるのは素直にありがたい。昨今流行の兆しが見えるアパレルブランドの、冬物のアウターが花音に似合いそうとか、なんとかいうスマホアプリが便利でぜひ使ってみてくれとか、この日も実に有用な話が交わされた。一人暮らしの友人同士、スーパーのセール情報などはことに稀少だ。ありがたく活用させていただくことにする。
「さて! ここでモテない君タチに、俺から重大発表がありまーす」
「あん?」
花音は首を傾げる。
立ち上がった彼はお調子者だがルックスはまあまあ平凡、異性には奥手で古今東西のアニメを網羅する自他ともに認めるオタク。モテない男子の代表選手のような気のいい男なのだが、ここで爆弾発言をぶち込んできた。
「俺、彼女ができました! 付き合って三日目でーす」
「な、なにィーーー!!」
友人たち、花音にも青天の霹靂であった。
「どこの誰だ、お前なんぞと付き合ってくれる奇特な聖女さまは!」
「へっへっへ。経営学科の山田さんだよ~ん」
「あの才媛かよ!」
「ちくしょううまくやりやがったな!」
「おめでとうこのヤロウ!」
まあそれぞれに僻みもありつつ、仲間内の嬉しいニュースだ。テーブルは明るい空気に満たされた。
付き合うことの素晴らしさたるや、君たちには分からないだろうけども、としたり顔で語る友の言葉をよそに、花音の脳裏には
彼女
の穏やかでたおやかな微笑みが浮かぶ。
花を愛でる美しい心。楚々として清らかな佇まい。少々天然気味もまた個性で愛らしいではないか。
彼女と恋人になれたら。付き合うことになったなら。いや付き合うってどうすればいいんだ? きっかけは? 何と言って交際を申し込めば?
くそう、なんて羨ましい!!
「お? どーした京極、難しい顔して」
「そんなにこいつが羨ましかったか?」
「どーやって告白した!? きっかけはなんだ、いつどうやって付き合うことになったんだ、教えてくれ!」
ついつい身を乗り出し、矢継ぎ早に尋ねてしまったのがいけなかった。友人たちもきょとんとして言った。
「なんだよ。京極、好きな子でもいんの?」
「あ、いや。俺は」
「マジで!? 誰だれ? どこの子?」
「名前は? うちの学生? 学部は?」
「可愛い系、それともセクシー系?」
「お、お前らうるせーっ!!」
とまあ、花音の秘めた想いはここにつまびらかとなってしまったわけだが。どうやら、悪いことばかりでもなさそうだ。
「手伝ってやろーか? お前が上手くいくようにさ」
「いや。それは」
「ははは、まー俺たちにできることあったら言えよな!」
「その子が他の誰かにかっさらわれないうちになー」
「このやろう……縁起でもねえこと言うんじゃねー!」
叫び、やがて耐えきれず笑った。
こいつらは何て、何ていいやつらだろう。言葉にはせずとも、花音の胸には感謝と親愛が満ちた。
(やっぱり、俺は)
こいつらと過ごす時間が、大好きだ!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年04月12日
参加申し込みの期限
2023年04月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年04月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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