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『運命』ではなかった始まりを『必然』に変えたあなたへ
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はにかむ柚春が何を言ったのか。瞬き返すウォルターは言葉に詰まった。
彼女が気付いている素振りはないが、ворは
透破
としての意識を持っている。特別な出逢いをした2人の絆はかけがえのない物だろうし、その縁を後押ししたのは他でもないウォルター……ということになっているなら、それなら。
「……それが、今日の大事な話?」
「そう。僕はあなたが……先生としてじゃなくて、ウォルターさんとして……1人の男性として、すき」
それは決して、突然でもなかった。
去年のこの日に声をかけたのが偶然であっても、今日は彼女にとって思い出深い日だと知っていて出かけた。
目を逸らさず、誤魔化さずに想いを伝える柚春の言葉をちゃんと聞き届けるのは初めてだけど、彼女はずっと好意を伝えてきてくれたし、それを知らないと言うほど鈍くも朴念仁でもない。
ただ直前に言われた言葉に驚いて、油断していたから――告白を、されるものだと思っていたのに『先生じゃなかった』と、他の男が好きな風に言う姿に面食らってしまっていたから。ウォルターは真正面から浴びることになった告白に、軽口のひとつも言えないまま柚春を見つめ返している。
「片想いの許可だけじゃ、足りないんだ。あなたをあいしていますって……付き合いたいって、伝えたいんだ」
きゅうっと胸元のストールを握りしめて、今にも泣き出しそうに瞳を潤ませる。それでも柚春は、返事を待つように見つめる視線を逸らさない。
恥ずかしくても、その答えが聞きたくないものでも。なんであっても逃げないという彼女の強い意思に、用意していたはずの答えが霧散する。
「柚春……」
「そうだよ、僕は柚春だ……ひとりの女の子なんだよ。生徒で子供でもあるけど、それを理由にしないで」
事実なのだから仕方ないと、諦められる想いでもなかった。
1年前の今日、ウォルターが『運命はある』と認めてくれたとき、訊ねた言葉の意味は変わったのだ。
文化祭で遠くから見ているだけだった先生と、学校の外で会って話してるこの巡り合わせも……運命じゃないかって。
ひょんなことから送ってくれた手紙で、ウォルターが柚春を見ていると不思議な気分になると言ってくれたことも嬉しくて……でも線引きもされた。けれど不意に近寄っても来るし、気まぐれにドキドキした。
止められなかった。キスをしたからじゃなくて、片想いの許可に浮かれたんじゃなくて……この想いは、大事に大事にしまっておくんじゃなくて伝えたいと思ったから。
「純愛は罪じゃない……それって、真剣に思うことに年齢も立場も関係ないってことだよね」
何度か繰り返すように彼女が言うそれは、確かに法律という脅かせない領域の話では正しいが、それを証明する手立てはなない。
本人たちはどうであれ、仮にそのような関係になったとき、公言すれば好奇の目で見られ悪く言われるのは火を見るより明らかだ。夢あり素敵な思想であっても、簡単に同意することはできない。
「お願い……ウォルター・ブラックウッドという男の人に届いたなら、こたえを聞かせて?」
きっと、ずるい大人の言い訳は柚春のほうがわかっている。
今までのアクシデントや優しさに期待して、夢ばかり見ていたなら……こんなに不安な顔はしていなかっただろう。
誰よりも柚春はわかっている。ここで『大人』が言うべき回答も『先生』がどんな態度を取るのかも。それでも彼女は、想いを伝えることを止めない。
「僕はウォルターさんがすき。……あなたを支える恋人になりたいです、付き合って下さい」
真剣な彼女にどう答えるのが『正しい』か、そんなものは決まっている。
気持ちを優先して周りを見ない愚かさが、世間に糾弾されることなどウォルターは痛いほど知っている。
それでも、これは『教師に恋慕をする生徒』から告げられた言葉ではない。ならば、正直に伝えるべき想いは嘘偽りの無い『1人の男』としての言葉。
だからウォルターは、真っ直ぐに受け取った柚春の言葉に見合う答えを口にする。
「……いいよ」
だとしても、それは柚春にとって期待していた言葉ではあれど、信じがたい言葉だったようだ。
ぱちぱちと瞬く顔は、聞き逃したといった風でもない。ウォルターは、揶揄ってないよと伝えるために優しく微笑んだ。
「今……いいよって」
「言ったねぇ」
「今日だけって言わない?」
「もう終わっちゃうじゃない」
くすくすと笑ってみせるウォルターが、気分屋なことは柚春も知っている。
気が向いたらねという言葉と共に、達者な口は線引きも気を持たせることも繰り返すけど……元来の性分は正直だ。こんな場面で冗談を言うほどのねじ曲がった性格はしていない、と思う。
「じゃあ、本当に付き合ってくれるってこと……?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年05月03日
参加申し込みの期限
2023年05月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年05月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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