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『運命』ではなかった始まりを『必然』に変えたあなたへ
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もう何年も前に閉鎖された博物館――そこは曰く付きの物ばかり並び、怪奇現象が起こると噂があった場所。
そして、そんな建物を丸ごと買い取った物好きが、ここでずっと封印されていた聖杯を展示すると言い出したのだ。
水を満たせば不老不死の妙薬に変わると言われるそれを、このプレオープンで飲み干してみせると館長は息巻いていたのに……数日前から、行方知れずとなっているらしい。
「これ、落下系のアトラクションだったよね……」
長い待ち時間を利用して、作品への没入感を増長させる待機列は、それだけで一種のアトラクション。ホラーハウスにでも迷い込んだのかと怯える柚春は、そっとウォルターに寄り添った。
「最終的にはね。ホラーというか、パニック映画系だったと思うんだけど」
元の映画を知るウォルターは、建物の内外に仕込まれている小ネタに感心していて、恐怖心など殆ど無さそうだ。
彼が好きなスリルがあればと思って選んだ柚春は、最終的に楽しめてくれているならいいかと彼に映画の小ネタを聞いてみたりするけれど、彼の好きなスリルとはどんなものかと気になった。
「ワットは、日常にもスリルっていると思う?」
大陸エリアで見てきた物と違って、海エリアにあるアトラクションは現代的な物が多い。変わった物を見られる博物館という体であれば、そのどれもが目にすることだってありそうな物ばかりだ。
「何事も限度はあるけどねぇ」
「シートベルトがある、安全なスリルってこと……かな」
「そうだねぇ。危険とスリルは違うからね」
搭乗口に案内され、会話は一時中断となってしまう。けれど、手荷物を足でぎゅっと挟み、安全ベルトをつけている間も、柚春はウォルターの言葉がぐるぐると頭の中を駆け巡っていた。
(危険……ってほどじゃないよね。先生と生徒の恋愛は罪じゃないし)
堂々と出来ることでもない。だけど純愛であれば、スリルと呼ぶほどの罪ではないはずだ。
「ワット、試してみようか」
「何を?」
ガタンと扉が閉まり、座席は静かにスライドしていく。聖杯に封印されていた悪魔の囁きが、ゲストの恐怖を煽るけれど、そんな中で柚春は妖艶に笑っていた。
「……僕と刺激的なこと、してみない?」
丸くなった目にくすくす笑って、急浮上した座席にきゃあきゃあと上がる悲鳴に混ざって柚春は叫ぶ。
急停止急降下、かと思えば再び急上昇する座席に振り回されてウォルターも話の続き所ではない。
「ほら、ワット!」
外の景色が見える最上階。ふわりと身体が浮く感覚がするタイミングで、柚春は隣り合うウォルターの手を握り、上に掲げた。
フラッシュが光って、写真が撮られたと思う間もなく座席は落下し、何度か激しい上下の移動を繰り返す。
アトラクションを降りたときには、大地の感覚が久しぶりに思えるほど少し足がぷるぷるしていた。
「次はジェットコースター系にしようか。ニャンドでいっちばん早いやつ!」
「……それが、刺激的なこと?」
たまにあるやつだ。意味深な言い回しをするくせに、そこには何も……アヤシイ意味など込められていない、純粋な言葉。
「ちがうよ」
なのに、今日に限って柚春は否定する。いつもなら「そんなにおかしなこと言った?」と小首を傾げるほど、深い意味などないと言うのに。
だからウォルターは少しばかり動揺を見せた。もしかすると、これから言われるのは――と、身構えたところで、柚春は万歳をするように両手をあげる。
「安全バーを握らずに、両手をあげるの。シートベルトはちゃんとつけるから、安全なスリルでしょ」
「ああ、そういう……」
はぁっと大きく息を吐いたウォルターは、雑念を振り払うように頭を振って海エリアのシンボルになっているコースターを見た。結局の所はいつも通りだったのだという安堵が滲んでいる。
「それとも……もっと違う刺激的なことが良かった?」
ふふりと笑ってみせる柚春は、今度こそ何かを含んでいるような気がしてならない。けれど、大切な話を聞く約束はしていても、それが何であるかは『一応』知らないため、言い出しやすいように聞き返すことはしない。
「さぁてねぇ。案外、柚春が思っている刺激は、僕にとってなんでもないかもしれないよぉ?」
だからウォルターは、はぐらかすように笑い返した。
きちんと柚春から切り出すであろう言葉を、彼女の思うタイミングで言えるようにと。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年05月03日
参加申し込みの期限
2023年05月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年05月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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