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感謝のち戦場、所により色男
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元学校関係者が主催しているパーティなら、きっと彼もいることだろう。
喜び勇んでやってきた
稲積 柚春
は、大広間中を探しに探し、誰かに捕まっているのかなと広い庭を眺めて。
ようやく
ウォルター・B
の姿を見付けたのは、煌びやかなポスターの中だった。
(……ホスト!?)
いくらくらいかかるんだろうと財布を見て、元学校関係者の企画なら高くないかなと思案して。去年の文化祭では景品になるくらい人気の彼だ、暇をしていることもないと考えれば、それなりの出費を覚悟しなくては。
唸っていたって財布の中身は増えない。だけど――予算は、増やせるかもしれない。
そうして柚春はできる限りの手を尽くし、ホストに扮するウォルターを指名することができた。
「ご指名ありがとぉ~♪ 今夜はとびっきりの夢を見てってねぇ」
ふふっと含みのある笑みを浮かべてウインクをひとつ。
顔面偏差値を理解したウォルターの所業に「わぁ!」とときめいてしまうようで、どのテーブルにもそうしているのかと思うと「うわぁ……」とも複雑な気持ちが生まれる。
「本当にホストだ……」
「あれ、僕以外のホストを知ってるの? 妬けちゃうなぁ」
普段からお喋りな口は、副業をしているのかと思わんばかりに回る。けれど、ハウスドリンクを作る手元は覚束なくて、ぜんぜんスマートじゃ無かったりもする。
悪戦苦闘して作ってくれたフルーツシロップのソーダ割りを見て、柚春はつい笑みを零した。
一生懸命なところが可愛いと、彼の魅力を新たに知ってしまった人はどれだけ居るのだろうか。
「ワットは、僕以外の女の子も知っているんでしょ?」
「ん~? まあ大人だからね、君をエスコートするためには練習だって必要じゃない」
知らないなんて目に見えた嘘をつかずに、気を持たせる。この手口は、散々思い知った彼の得意技だ。
「もう……なら、乾杯もせず1人で飲めなんて言わないよね」
普段からあまり甘えた素振りを見せてくれない彼だけど、それが仕事であるのならねだってくれるだろうか。
一緒に居たいとか、欲しいものがあるとか……頼ってくれればいいなとメニューを差し出す。
「無理しなくていいのに……でも、それが姫の望みなら」
安いソフトドリンクの中から、それでも乾杯に向いた物をと選んでくれる。
まだまだ遠慮されている気はするけれど、彼からの言葉に酔いしれるには十分なのかもしれなかった。
(内装の雰囲気作りや、服装のセンスはもちろん問題ないし……素人のお遊び企画とは知ってても、ね)
広さも調度品も桁違いの豪華さの中で、本日は趣向を凝らしてホストクラブの真似事をしているというのだから、庶民である
真境名 アリサ
もまた他の大多数と同じようにうっとり――と、できれば良かったのだけど。
メンバーも寝子高が誇るイケメン先生で構成されていて、見た目は合格点。同業他社の少ない立地であれば、それだけで話題を呼び、店の維持くらいはできるかもしれない。
ただ、収益を上げられるかとなれば別の話だ。接客のプロではない彼らに求める物ではないにしたって、見過ごすことができない点はいくつもある。
客のグラスが空なのに気付かないとか、客から話題を振ってくれるのを待って何もしないとか。生徒だけを対象にした内輪企画なら良かったかもしれないが、今回はそうじゃない。こうしてアリサのように校外の、まして似たような業種の人間から見れば付け焼き刃すら整っていなくて、このままセットの残り時間を楽しもうにも、気にしないというのは難しい。
(それなら、いっそ知ってる顔を指名してみようかな?)
――という理由で呼ばれた
桐島 義弘
は、アリサの弄りに対して懸命に耐えていた。
彼が『おっぱいマウスパッド』を愛用していることは、既に知る人ぞ知る話ではあるが、勤務態度も真面目で服装もスーツを好む、見るからに堅物な彼がそんなものを愛用しているとは思えない人もいるだろう。
けれどアリサは知っている。彼がとてもムッツリなことをは、1人水着バーに来ているのが何よりの証拠だ。
「今日は水着じゃなくてごめんね~? それとも打ち上げにでも来てくれます?」
「いや……そういうところへは、落ち着いて行きたい物で……」
そうかなとは思っていた。いつだって1人でコッソリ来店するのは職場でのイメージもあるだろう。しかし、おっぱぶならまだしも水着バーくらいなら気にしなくてもいいのではないだろうか。
「なら好きな物くらいは飲んでくださいよ。生グレとかいつも頼んでましたよね」
「いや、あれは……そう、まあ。嫌いではないのだが……その」
酎ハイの割り物に、グレープフルーツやレモンといったフレッシュフルーツを頼むとき、ちょっとしたサービスが行われる。裏で黒服が作った物より女の子の手製が良いだろうし、きちんと果物を使っているとアピールすることも兼ねて、客の目の前で一生懸命に絞るのだ。水着姿の女の子が、たわわに胸を揺らしながら。
……当然ながら、ここではそんな演出は見られない。
「へぇ~? 楽しんでくれているようで安心しました。でも、見るだけですよ?」
「当然だっ!」
今のアリサは、客の立場だから遠慮はいらない。とはいえ、再来店をしてくれるようには手加減は必要だろうか。
アリサはニコニコと、義弘を揶揄い倒して満足した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年04月14日
参加申し込みの期限
2023年04月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年04月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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