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2人でいれば無限大!
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最新家電といったところで、特注の1点物でもない。一般的に流通している物であれば、
八神 修
にとって買えない物は――無い、と言い切ってしまいたいところだけど。それを贈りたい
七夜 あおい
が景品カタログを見て、機能に喜んだかと思えば値段に絶句しているあたり、購入したところで受け取ってもらえないのは明白だ。
それは『買える』とは言い難く、プレゼントとして成り立っていない。それならこうして、自分たちの努力で手に入れた方が、思い出にもなり良いことずくめだと修は考えた。
2人が狙うことにしたのはキッチン家電コース3位のスチームオーブン。最近作った料理や季節から献立を提案してくれたり、スマホで検索したレシピを覚えて温度設定や時間管理もスイッチ1つに整えてくれたりする、サポートもばっちりな調理器具だ。
上位にはもっと高級な冷蔵庫もあるようだったが、さすがに一人暮らしには大きすぎるし寮に運び込めるサイズでもないだろうことを考えると、是が非でも1番を目指す必要は無い。
「あおい! 緑を押すよ!」
「緑……あれかな、いけるよっ!」
声を掛け合い、ひとつひとつを正確に。修が緑色のボタンを押せば、あおいの挑戦するコースで緑色の柵が開きボタンが押せるようになった。
ゴールまでのタイムも早ければ加算対象となるが、その分取りこぼしが増える可能性もある。急いでタイミングが合わないマイナスを考えれば、多少の犠牲は必要だろう。
(落ち着けば大丈夫だ、他の挑戦者の様子も見ていたし)
分析し作戦を立てるまでは得意分野でも、実践ともなるとそうはいかない。彼女と比べれば、どうしたって体力はないし、ペースを揃えるならこちら側に足並みを揃えて貰わなければならないけれど。
途中のブロックに片足をしっかり乗せ、息を整える。
(俺は、俺に出来ることをやるだけだ)
この壁は、八神の名前も金の力も通用しない。その名の下に整えられた好環境で蓄えた知識を使うことは出来ても、挑むのは身ひとつだけ。
……彼女を愛し守るのに、それだけあれば十分だ。
「修君、オレンジってある?」
「オレンジ……ある、ボタンだ。同時に押してみよう!」
ぐっと足をかけ、オレンジ色のボタンへと急ぐ。タイミングを合わせて押すと、ステージの周囲がチカチカと光り出した。
どうやらボーナスタイムのようで、今まで押してきたボタンの全てが再度押せるようになっている。
「ええっ!? 降りるのって結構難しくない?」
「下まで降りきったら戻るのも大変だ、欲を出さず押せるところだけ行こう!」
あっちこっちにと移動して、2人は予定していた倍以上にステージを往復することになった。
そうしてどこかが特別なモードに入れば、比較されるように他のコースへも野次が飛んでくる。
焦りがないわけでもないが、
冴木 竜司
は雑音に耳を傾けている余裕もない。
「まゆ先生! こっちは大丈夫です! そちらは大丈夫ですか!」
「あったりまえよ! こーいうのはねぇ、リーチが足りなくても出来るようになってんのよ!」
豪快に一足飛びで行くことは出来なくとも、小回りがきくボディは確実に掴み踏みこめる場所へ飛び移ることができる。そのリスのような俊敏な動きをじっくり眺めることが出来ないのは残念だが、難所も声かけを行いなんとか壁を登り切ることができた。
立ちはだかるのは、最後のレバー。これは道中のボタンよりも判定が厳しいようで、同時押しが成功したグループは見かけていない。
しっかり目を合わせ、頷き合う。
「「せーのっ!!」」
2人の声が重なって、レバーが押される。
頭上の電飾がキラキラと大小様々なハート模様に輝き始め、2人は現状1位を獲得した。
思いがけないボーナスタイムに疲労困憊な修は、ゆっくり壁の裏側の階段を降りると平然とした顔であおいと合流した。
「お疲れさま、あおい。捻ったりとか怪我はしてないよね?」
「うん。今日は銭湯に行って、ゆっくり浸かりたい気分だけど」
桜花寮はC棟にしか浴槽はなく、A棟B棟は共有共用のシャワー室のみ。それでは疲れが取れないとき、寮生が愛用しているのは銭湯ねずの湯だ。
大型施設のように、いくつもの薬草風呂やジェットバスなんかがあるわけでもない。のんびり足を伸ばし肩まで浸かれるだけの、ごくごく普通の銭湯である。
「じゃあ俺も、今日はそうしてみようかな」
「修君の家からじゃ遠くない? また風邪ひいちゃうよ」
「大丈夫、御陰様で完治しているから」
着替えを届けてもらうついでに、疲労回復に良い飲み物も持ってきてもらおう。
明日に疲れを持ち越さないように、クールダウンのストレッチを2人で行いながら、話を弾ませた。
「猫の名前、ポーチュラカになったよ。略称はチュラ、かな」
「秋の花?」
「そう、小さくて明るい色で……『いつも元気』って花言葉があるんだ」
本当に元気で、明日もケロリと笑っていそうな彼女は、最近加わった家族とどこか似ているかもしれない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年04月06日
参加申し込みの期限
2023年04月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年04月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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