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11月18日 金曜日・その一
「何でここにいるの!?」
放課後、帰ろうとした
月守 輝夜
は、昇降口で素っ頓狂な声を上げた。
「Hi」
にこやかに片手を上げて挨拶したのは、
青木 慎之介
である。同級生ではあるが、制服は着ておらず、ジーパンにデニムのジャケットというカジュアルな姿だ。彼は絶賛、アメリカ留学中――そのはずだった。
「手続きの都合上、一度帰ってこなきゃいけなくてさ」
慎之介は照れ臭そうに頭を掻いた。
「でもよかったよ。月守に会えたしさ」
と言ったところで、輝夜の頬がぷうっと膨らんでいるのに気づいた。
「ど、どうした? ホワット?」
「輝夜」
「え?」
「輝夜って呼んで。じゃなきゃ、青木くんって呼ぶからね!」
「あー……まあ学校だし、ほら、えーと……取り敢えず、外に出よ?」
慎之介は輝夜の手を取り、急いでその場から引き剥がした。
ちょうど通りかかった
ウォルター・B
が「青春だねぇ」と呟くのが聞こえたが、無視することにした。
ズンズンズン。
「慎之介くん?」
ズンズンズン。
「慎之介くん――慎之介くんってば! 痛いよ!」
「あ」
慎之介は慌てて手を離し、謝った。
「痛かったか? ソーリー」
「そんなでもないけど……」
輝夜は手の甲を擦りながら、
「どうしたの?」
「いや、やっぱりなんか、学校だと照れ臭くてさ……」
「学校以外ならいいの?」
「え、いや、その」
「それで、こんなところまで来ちゃったの?」
二人の目の前には、駅ビルmiaoがある。
「……デートっぽいだろ、この辺」
目を逸らし、顔を赤らめた慎之介がごにょごにょと言う。
「……それなら」
と、今度は輝夜の方が慎之介の手を握った。強すぎず、しかし離さないようにしっかりと。
「放課後デートだね」
「kenzakiシネマねこじま」でアニメ――時間の合うのがそれしかなかった――を見た後、ファストフード店でポテトを摘みながら、感想を言い合った。
子ども向け且つ話題にも上っていない作品だったが、思ったより面白かった。監督と脚本家の名前を覚えておこう、と、二人はパンフレットを見ながら頷く。
「これからどうする? ちゃんと飯食う? ショッピングでもするか?」
「それなんだけど」
ぱたん、とパンフレットを閉じて輝夜は慎之介の顔を真正面から見つめた。
「……うちに来ない?」
「え!?!?!?」
あまりの急展開に、慎之介の心臓が高鳴る。
「大丈夫。お母さんも妹も家にいるから」
「あ、そっちの大丈夫……」
健全な青少年である慎之介が、ちょっぴり期待してがっかりしたことを責められる者はいないだろう。
輝夜としては、夕飯を一緒にどうか、という意味だったのだが。
家に家族がいるとはいえ、年頃の少年が彼女の部屋に通されてドギマギしないはずがない。ベッド下を覗く輝夜のお尻を見ないようにするだけ、むしろ慎之介には理性と誠意があった。
「はい、これ」
「ホワット?」
差し出されたのは、一目でバスケットシューズが入っていると分かる箱だった。
「ごめんね。ちゃんとリボンでもかけるつもりだったんだけど。アメリカに送るか、ご家族に預けるか迷ってて……でもまさか、当日にあげられると思わなかった。慎之介くん、お誕生日おめでとう」
「――サンキュー」
間があったのは、感激のあまり、返事に詰まったからだ。輝夜が何時間もかけて選んだそれは、確かに慎之介の好みドンピシャだった。
「それともう一つ」
え? と顔を上げた慎之介の唇に、柔らかかくて温かなものが当たる。
慎之介の両目がぱちくりと瞬く。その間に、輝夜の顔は離れていった。
「びっくりした? 空港でのお返し」
耳まで真っ赤になりながら、輝夜は自分の額を指差した。そこにキスされたときからお返ししてやる、と思っていたのだ。
「……びっくりした」
慎之介はこくこくと頷く。
「私のファーストキスなんだから。ちゃんと覚えていてね」
「忘れるわけない!」
よかった、と輝夜は笑った。笑いながら、今日、慎之介が帰ってきたのは、もしかして自分に会うためだったのかもしれないと思った。
そんなことは訊けないけれど、そう考えただけで愛しさが溢れてくる。
輝夜は慎之介を抱き締め、
「……大好きだよ」
耳元で、そう、囁いた。
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担当ゲームマスター
泉 楽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
20人
参加キャラクター数
17人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年03月12日
参加申し込みの期限
2023年03月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年03月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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