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お寿司屋さんへ行こう
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chapter.1 幸せの受け止め方
人の一生とは、喜びから悲しみ、怒りや慈しみまであらゆる感情がぐるぐると回り続けていくものだ。
ならば回転寿司だって、人生の縮図と言えるだろう。
今日もこのお店にはたくさんの客が訪れ、そしてお寿司のようにあらゆる気持ちが流れている。
梓 智依子
もまた、その中にいたひとりだった。
「ママ、お寿司! お寿司が回ってるよ!」
娘の楓がレーンに乗ったお皿を見てはしゃいでいる。それを智依子は微笑ましく見つめていた。
この日たまたまバイトが休みだった彼女は、祖父母と娘の4人で回転寿司を食べに来たのだった。
「楓、今日は何が食べたい?」
「うーんとね、えーっと」
きょろきょろと視線を動かしては、そのたびに目をきらきらと輝かせている。回転寿司には前も訪れたことがあったのだが、楓にはこの景色がちょっとしたテーマパークのように見えているのかもしれない。
「ママ!プリンがあるよ!」
「ふふ、よく見つけたね」
「あとね、ジュースもある!」
お寿司屋さんに来てお寿司以外のものに目移りするのも、子ども特有のものだろうか。そう思うと智依子はますます楓のことを愛らしく思った。
せっかく来たのだから、とお寿司も注文しようと智依子はテーブルに備え付けられているタッチパネルを操作する。これでオーダーしたものがレーンに乗って運ばれてくる仕組みだ。
注文ボタンをタッチして数分も経たないうちに、通常回っているレーンの一段上にあるオーダー用レーンに乗ってお皿が運ばれてくる。楓はそれを食い入るように見つめていた。
「ママ! 来たよ!」
好奇心旺盛な楓は、身を乗り出してお皿の上をのぞき見ようとする。
「楓、取れるかな?」
「うん! 取ってあげるね!」
任せて、とでも言うように楓は手を伸ばした。子どもの背丈でも取れるように設計されていたためか、お皿を落としたりすることもなく無事に取れた楓を見て智依子はほっとする。
注文した第一陣を食べ終えないうちに、楓は智依子にせがみだした。
「ママ、あれやってー」
「あれって……これ?」
智依子がタッチパネルを指さすと、楓は満面の笑みで頷く。どうやら注文して専用レーンで運ばれてくる一連の流れが気に入ったらしい。
今度は何食べようか? なんて会話をしながら智依子は再びタッチパネルで注文するのだった。
程なくしてテーブルへと届けられた唐揚げのお皿を楓は喜んで取り、どれが一番大きいかなあなんて言いながら最初の一口を入れていた。そんな楓の様子を智依子、そして祖父母らが温かい眼差しで見つめる。
そこには確かに、ひとつの幸せな家族がいた。
幸せを目の当たりにすると、不思議と人はその反対を想像してしまうものだ。
例に漏れず智依子もまた、今眼前にある光景が幸せそのものであるがゆえにここにない「もしも」を想像してしまう。
もしも、シングルマザーである自分が高校に通うことが叶わなかったなら。
もしも、祖父母の助けがなく余裕を持って子育てができなかったら。
ボタンがどこかで掛け違えていたら、出産後に養子か里親に出していた可能性だってあったと思う。そしたらこの景色を見ることはなかったはずだ。
智依子の表情が一瞬曇った。
「ママ、どうしたの?」
彼女がすぐ我に返ったのは、愛する娘の声が聞こえてきたからだ。はっとして楓を見る。その瞳は心配そうな色を覗かせていた。
しまった、と智依子は思った。一瞬でも、こんな顔を見せたくはなかった。
「楓、ここに食べ残りがついてるよー」
誤魔化すかのように、あるいは不安を取り去るように智依子は楓の口元に指を添えて拭った。指を自分の口へ持って行くと、パクリと食べて見せる。楓が笑った。
この笑顔を、今ある幸福を享受しよう。幸福を受け止めるには少しだけ勇気もいる。でも楓がいれば、大丈夫だとも思えた。
「あっ、今ガチャが回せるんだって! 楓、回してみる?」
「うん! 回すー!」
元気よく楓が手を挙げた。智依子も、祖父母も皆が笑った。
なお4人分の食事で7回ほどガチャが回り、サンマさんバッジやサンマさんミニフィギュア、サンマさんキーホルダーと何種類ものサンマさん限定グッズが当たって楓は終始ご機嫌だったそうな。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年03月10日
参加申し込みの期限
2023年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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