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chapter.3 協力プレイ
佐藤 英二
と
野々 ののこ
の座るテーブルには、たくさんのお皿が並べられていた。
既に10皿ほどは空になっているが、それでもまだ手つかずのお皿が10枚ほど。
「英二くん! お寿司おいしいね! こんなにおいしいの食べてサンマさんグッズももらえるなんて最高じゃない!?」
「はは、頑張ってグッズ当てるね。自信はあまりないけど!」
英二はこれまで食べたネタを思い返す。
最初にまぐろ、次がたまご。そして甘えび、やりいか、はまちの順だ。空になっている残り5皿はののこが食べた分で、彼女はハンバーグとえび天、いなり寿司にポテトと茶碗蒸しを頼んでいた。なんともののこらしい、無秩序なラインナップだ。お寿司屋にそもそも秩序があるのかは知らないが。
ガチャ運が強い方かと問われれば、英二は首を縦に振れない。
だからその分、量で勝負しようと思っていた。
あなご、かつおのたたき、ほたて、たこ、さば。
英二は次々とネタを胃袋に納めていく。
どちらかといえば痩せ型の彼は、そこまで大食いというわけでもない。ただ、ガチャで当たりを引いてののこが喜んでいる姿が見たいなあ、と思い、そのためなら胃袋を気持ち大きくすることができる……ような気がしたのだった。
「英二くん、いい食べっぷり!」
「久しぶりのお寿司だからかなあ、おいしくてどんどん入っちゃうね」
ガチャを回してほしいからだよ、とは押しつけがましくなりそうで言えなかったから、それっぽい理由で返す。
ちなみにののこは新たにハンバーグを3皿分ほど口に入れている。相当気に入ったのだろうか。
英二はちらりとテーブルのお皿の枚数を数える。
ふたりで20枚ほどは頼んでいて5皿につき1回ガチャを回せるから、現状4回は回せる計算だ。
しかし4回ともハズレの可能性だって充分にあるだろう。もう1回分くらいはガチャを回させてあげたかった。
英二はタッチパネルに手を伸ばす。
「ペースはやっ! だいじょうぶー?」
「うん、大丈夫だよ。野々さんはでも自分のペースで」
「よーっし、私も負けないぞー!!」
英二が言い終える前に、ののこは横からタッチパネルに触れてびびびっと注文していく。
「の、野々さんこそ大丈夫!?」
「にっしっし、どっちがたくさん食べるか勝負だ英二くん!」
あれ、そんな目的だったっけ? と思いつつも、ののこが楽しそうならそれでいいかと英二は乗ってみせた。
大トロ、炙りサーモン、うなぎ、あわび、桜鯛。
続々と追加の皿が届けられ、それらを消化していく。
「あ、英二くんのそれおいしそう!」
「えっ、これ?」
ののこが英二の頼んでいたうなぎを指さした。
「野々さん、よかったら1つ食べる?」
「えっいいの!?」
「2つあるし、僕はこっちを食べるからもう1つは野々さんが食べていいよ」
「じゃあ、遠慮なくいただきまーっす!」
言うが早いか、ぱくりと口に放り込むののこ。その表情はなんとも幸せそうだ。
英二はそれを見ることができただけでも、ここにいてよかったと思えた。何というか、胸がほんわかと、それでいてドキドキもする感じだ。
結局その後もわらび餅、プリン、バニラアイスクリームといったデザート類と、ホットコーヒーやジュースなどのドリンク類も注文しガチャは合計6回も回せることとなった。
テーブルにはお皿が高く高く積まれている。ののこの希望で、最後にまとめてガチャを回したいとのことで取っておいたのだ。
「じゃあ……いくよ?」
「……うん」
ごくり、と喉をならし、ふたりはお皿を投入口へ入れていく。この投入口が投入枚数をカウントしてくれ、カウント数が5になるとモニターにガチャの演出が表れるのだ。
まずは最初の5皿分。
モニターに賑やかな子どもたちが出てきて、かけっこをしている。主人公らしき子が途中まで先頭を走ってそのままゴール……かと思いきや、寸前で転んでしまいライバルに抜かされてしまった。直後「ハズレ!」の文字が出てくる。
「当たりじゃなかったね、でもまだお皿はたくさんあるよ!」
ののこを励ましながら、英二は続けて皿を入れていく。
2回目、3回目とガチャが始まるが運が悪かったのか、連続でハズレを引いてしまった。
「英二くーん、どうしようこのまま当たり1個も引けないかも……」
ののこのアホ毛も、しゅんと下向きにうなだれている。英二は次こそ当たるよ!と励ましつつ神に祈った。お寿司の神がいるのか知らないが、何の神でもいい。彼女のことを、笑顔で帰らせてください。
しかし、思いは届かず4回目と5回目もハズレ。残りチャンスは1回だ。
「そうだ!」
すると突然、ののこが声をあげた。かと思えば、突然英二の手を掴んできた。
「え!?」
いきなりで驚きを隠せない英二に、ののこは言う。
「ひとり分の運じゃ足りないんだよきっと! だから、力を合わせてふたり分の運で当てよっ!!」
お皿を一緒にせーの、で入れればふたり分の運がそこに乗っかる、ということらしい。英二は彼女の発想に笑いながら、そしてちょっと照れながら頷いた。
「いくよ? せーの……」
ガシャン、と最後のお皿が吸い込まれていく。モニターに演出が流れ……ついに。とうとう。待ちに待った当たりの文字が出てきた。
「やったー!! 当たったよ英二くん!」
「野々さんの提案のおかげだね!」
手をぶんぶんと掴んだままふりながら、ののこは心底嬉しそうだ。
上から落ちてきたカプセルを開けると、なんと幻レベルと噂されている「猫にくわえられたサンマさん」が出てきた。
「これって……もしかしてレアなやつ……!?」
最後の最後に神様は見捨てなかった。明るくはしゃぐののこの姿を見て、英二はお腹も気持ちも満たされたのだった。
ただし、ふたり分にしてはだいぶ食べたためお財布はちょっとさみしくなってしまったけれど。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年03月10日
参加申し込みの期限
2023年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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