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chapter.5 バレる!
時間は少し遡って、18時。
回転寿司はまだピークの手前で、そこまで満席にはなっていない。
この日、特に事件も起きず定時で上がった
水槻 清恋
は、書類仕事に追われていた1日を思い返して伸びをする。同時に、空腹の音が聞こえた。
「……伸びをしただけで空腹を刺激されるんだから、たまらないね」
幸い、目の前に飲食店が見えた。回転寿司だ。
「久しぶりに寿司もアリね」
回転寿司なら気楽に食べられるのもいい。今日の晩ご飯が決まった。
空いているカウンター席に座った清恋は、湯飲みを取って粉末のお茶を入れ、お湯を注ぐ。
火傷に気をつけながら一口飲むと、疲れが少しだけほぐれた気がした。
最初は何を食べようかと思案していると、レーンを流れてきたマグロが目に留まった。
お皿をとり、醤油をつけて一口で胃におさめる。
ぺろりとマグロをたいらげると、空腹に食べ物を摂取したことでスイッチが入ったのかどんどん食欲が湧いてきた。
はまち、エビ、サーモン、赤貝、焼きアナゴ、イカ、軍艦巻き。
気分の赴くまま、気ままに皿を取っていく。
「せっかくこういうところに来たんだし、サイドメニューも頼もうかな」
タッチパネルを見ていて、これまた目に付いたきつねうどんを注文する。
気がつけば、彼女の前には到底ひとり分とは思えない数の皿が積まれていた。
ざっと30枚はあるだろうか。
「……どんだけ腹が減ってたんだ私は?」
自分でもびっくりだ。
充分満腹になったし、そろそろ席を立つかと帰り支度をしようとしたその時だった。
清恋は違和感を覚えた。その違和感は、2つ隣の席から漂ってきていた。
水を取りにいくていで、さりげなく接近を試みる。
するとそこに座っていた男は、何やらスマホのインカメラを自分に向けてひとりで喋っていた。
最近よく聞く動画配信者の類だろうか。
でも、それだけなら特に違和感とまで抱かなかったはずだ。
清恋は警察としての自分の察知力を信じている。
自然な動きで自分の席に戻ると、清恋は集中して男の喋りに耳を立てた。1つ席を挟んでいるせいで聞き取りにくいが、要約すると男はバズるための動画を撮りに来店したらしい。申し訳ないが、話し方からあまり好印象は持てなかった。
男は「めっちゃマナー悪い食べ方しまーす」と半笑いで実況しながら、お寿司を食べているようだった。この場所からではどんな食べ方をしているのか様子が分からないが、品の良いものではないことが容易に想像できた。
ちなみにこの時ちょうど近くのテーブルにいた客の会話が微かに配信に入っていた。
「綺麗なお箸の持ち方とか、日本人には馴染みがありすぎることでも、まだまだ知らない人はいっぱいいるわけだしこういうのも大事だね」
「たしかにねぇ。せっかく食事をするならマナーは守りたいなぁ」
それはあたかも男の言動をたしなめているようなタイミングで、男の声が不機嫌になったのが伝わってきた。
「あーもうダルっ! なんか腹立ってきたしちょっとイタズラしちゃおうかな」
男はそう言うと、自分の荷物から何かを取り出そうとしている様子だった。
「……」
これ以上は見過ごせない、と判断した清恋は、男の座っているテーブルを視認できる場所へとさりげなく移動し、スマホのカメラを動画モードにした。案の定、男は唐辛子を取り出してそれを醤油差しに入れようとしていた。清恋がしっかりそれを撮影しているとも知らずに。
悪事を働くその一部始終をしっかりカメラに収めたことを確認した清恋は、その足で店員を呼びに行った。
男はのんきに、「次はどんなイタズラをしてやろっか」と笑いながら配信を続けている。
そこに、清恋と連絡を受けた店舗責任者が近付く。
「配信を止めなさい」
清恋の凜とした声に、男の肩が大きく跳ねた。横には店員もおり、イタズラがバレたのは明らかだった。
しかし、逆にこの騒動をそのまま配信すれば一気に人気動画になるのでは?
そう目論んだ男は大立ち回りを演じようとした……が、清恋が懐から警察手帳を出したことで、男の顔は一気に青くなった。
有無を言わさず配信を止められると、男はあっけなく身柄を確保された。
「な、なんで警察がこんなとこにいるんだよ……」
「さてね。たまたまここに回転寿司があったからじゃない?」
男にとってはなんとも間が悪かったというか、運がなかったゆえの逮捕劇だった。
もっとも、清恋からしても間の悪いことだったろう。仕事帰りだったのに結局また署に戻る羽目になってしまったのだから。
「とんだ捕り物になってしまった……」
結果的に現行犯で犯人を捕まえることができ、被害を出さずに済んだことは大変喜ばしいことではあるが。
「ただ……しまったな……」
仕事帰りに女ひとりで回転寿司を食べに来ていたことが、署内に筒抜けではないか。
30皿をひとりで食べたことだけはどうにか隠し通そう。
そんな決意をしながら、清恋は署へと戻っていった。
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あとがき
担当マスター:
萩栄一
ファンレターはマスターページから!
シナリオに参加してくださった方々、ありがとうございました。
なんとなくややコメディ寄りのどたばたしたお話になるかなとふんわり思っていましたが、皆さんのアクションがとてもハートフルで優しさに溢れていたため、ハートフルな感じに寄せてみました。
また次も機会があれば、皆さんのキャラクターを書きたいと思います。
ちなみに僕は炙りチーズサーモンとゆず塩かつおたたき、サーモンマヨが好きです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年03月10日
参加申し込みの期限
2023年03月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年03月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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