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真心伝える基本のチョコレート作り体験 in サロネコ1371
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☆久しぶりの先輩と
寝子高3年の
伊賀 解理
は、元先輩の
北風 貴子
から久しぶりにメールをもらった。
(最後に喧嘩別れっぽくなって以来疎遠だったけど、貴子さんのお誘いとあらば行かねば、無作法というもの……)
解理は思う。
(また険悪になるのは嫌だから、あの話題は出さないでおこう。
というか、僕もおいそれとお見せできない『爆弾』の処遇を決めかねてるから、むしろ積極的に話を逸らしていきたい所存だ……)
あの野郎と貴子さんとのことはとても気になる。
けれど正直デートのお誘い(?)はとても嬉しい。
嬉しいからこそ、危険な話題には気をつけて楽しいひと時を過ごそう、と解理は心に誓うのであった。
「久しぶり。元気そうね」
待ち合わせ場所に現れた貴子は、昔と変わらないながらもやはり大学生らしい落ち着きを漂わせていた。
(……貴子ニウム!)
久しく摂取していなかった貴子成分を吸い込まんとばかり息を吸い、ドキドキする解理。
「貴子さんもお元気そうで、何よりです!」
「さっそく行きましょうか」
星ヶ丘植物園『ねこの庭』のチョコレート作り体験企画へと、二人は足を進める。
「植物園でチョコ作りできるとは思いませんでしたよ」
「そうね」
(こうしてまた二人で過ごせるなんて、夢のようだ)
解理は思う。
わだかまりがあるからこそ、共通の目的があるイベントはありがたい。
「どのコースがいいかしら?」
「色々コースがあるようですが、せっかくだし基本から学ぶためにも【A】のコースに行きましょう!」
解理は早口で言う。
(工程を見るに時間がかかるっぽいが、逆を言えばそれだけ貴子さんと一緒にいられるって事だから願ったり叶ったりだ)
順番が来て、係員の説明を聞く。
「ふむふむ、まずはカカオ豆を焙煎して好みの香りに調整……、貴子さんが気に入る香りになるまで焙煎しますよ」
「私が気に入る香り……? そうねえ。伊賀さんの好みはどうなの?」
「僕ですか? なあに、僕のことはいいんです。貴子さんが笑顔になってくれる香りが僕のお気に入りです」
そんな解理の言葉に貴子は笑みを浮かべた。
しかし約30分かかるという焙煎、すぐにいい香りが漂ってくるというわけにはいかない。
手持無沙汰になって、解理は口を開く。
「大学、どうですか? 楽しいですか?」
あの野郎のことは言ってくれるな、と願いながら。
貴子は微笑みを浮かべたまま、少し間をおいて答えを返した。
「そうね、楽しいわよ。最初は右も左もわからなかったけど、慣れてきた今が一番楽しいかもね」
「それは良かったです……あ、カカオの香りがしてきましたね?」
「そうね、でももう少し香りがでてきたほうがいいかも」
じっくり焙煎を待ち、30分を過ぎたところで貴子がOKを出した。
「次は殻剥きですね!」
さましたカカオ豆を、親指と人差し指で挟んで殻を割り、指で剥がす。
それが終わったらゴリゴリすり鉢作業だ。
(ここで一番根気がいりそうだが……)
解理はすりこぎを持つ手に力を込め、思い切りカカオを潰していく。
「伊賀さん? ……妙に気合が入ってるわね?」
「いや、美味しいチョコのためですから!」
解理の脳裏には、『あの野郎』の姿が浮かんでいた。
(カカオを『あの野郎』と思えばこれしき……むしろ念入りに、形も残らないぐらい潰してくれる……!)
とりゃあ! と炎を起こさんばかりの勢いでカカオに立ち向かう解理。
しかし数十秒後には息が上がっていた。
「……ぜえ、はあ」
「……大丈夫?」
「くっ、自分の非力さが恨めしい……もっと体力をつけるべきですかねチクショウ」
「貸して、私が代わるわ」
貴子がすりこぎを手に、すり鉢に押し付けるように効率よくカカオを潰していく。
「流石です貴子さん! 形も残らないぐらい粉砕されました!」
「……ねえ、何と戦ってるの?」
「お気になさらず。後は貴子さんへの甘い思いを込めた砂糖を投下です!」
呆れながらも、貴子は楽しそうに解理を見ていた。
「味も見た目も貴子さん好みにしたら冷却です」
(砂糖と凍結コンボで僕の邪念は雲散霧消って寸法よ)
すがすがしい思いで、解理はチョコを冷蔵庫に入れた。
「完成です!」
やがて固まったチョコの固さを確かめて、解理は言った。
そしてチョコを貴子に差し出し、頭を下げる。
「貴子さん。先日はいろいろとすみませんでした。これは気持ちばかりのお詫びです」
「伊賀さん……」
貴子さんは微笑みと共にチョコを受け取ってくれた。
「また前みたいに一緒に過ごしたいです」
「私もよ。私の方こそ、ごめんなさい」
その言葉にほっと胸を撫でおろしながら、解理は思う。
(……例の件は油断できない状況だけど、一緒にいれば少なくとも貴子さんを守ることはできる。
そうだ、例えどんな手を使ってでも、僕の大好きな人は絶対守るんだ……)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年02月18日
参加申し込みの期限
2023年02月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年02月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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