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ショコラーデ・コレクション in サロネコ1371
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稲積 柚春
と
ウォルター・B
は、ショコラーデ・コレクション会場をそぞろ歩く。
彼からのメールは果たしてデートのお誘いか。はたまた異なる意図あってのものか、生徒の進路指導やお悩み相談の一環なのだろうか。
「今日は、お誘いありがとう……ワット?」
「どういたしまして。柚春」
確かめるつもりで愛称を呼べば、悪戯っぽく相好を崩し、その名が返ってきた。しかしその表情からはなんとも判断つきがたく、柚春は彼の続く言葉を待つ。
上目遣いで覗き込む。
「そうそう。柚春は資格や検定について悩んでると言っていたっけ。その後どう?」
「え? ああ。メディカルアロマの資格に、ちょっと興味があるんだけど……」
まずは先生としての相談から。ということだろうか。
「医療関係、ってほど大げさで特別な物じゃなくて、もっと身近に触れ合うものであったらいいなと思って。まだ決め切れてなくて」
「ふんふん」
「でも在学中から取れる資格もあるみたい。だから、まずはそこから頑張ってみようと思ってるよ」
「なるほどねぇ」
一応、当面の目標だ。現代のストレス社会にあって、日常における香りの役割は見直されつつある。直接的に作用する西洋医療に加え、いわゆる代替医療に含まれるメディカルアロマとの統合的医療が注目されているのだ。香りが脳へ、心へ作用するプロセスは科学的にも検証が進んでおり、れっきとした医療・福祉機関におけるケアテクニックの一つなのである。
などとうんちくはいくらか身についたものの、柚春のなりたいものが果たしてそれかと問われると、逡巡してしまう。進路として選ぶならばそうだろう。しかし心の奥の願望をにわかにさらけ出すショコラーデ・コレクション、その舞台で柚春がなりたい自分とは何か。
(ワットの大切なパートナー。なんだよね、やっぱり)
「そうだねぇ。メールにも書いたけど、進路を今からはっきりと決める必要はないと思うよぉ。大いに悩むといい。それも学生の特権だからねぇ」
からからと笑うウォルターは、分かっているのだろうか? この悩みが。彼は柚春のなりたいものを応援してくれようとしているのだろうけど、それは彼にも関係のあることなのだ。
まあ、分かった上ではぐらかしているのかもしれないが。
「……一人じゃ、なれないと思うから。ワットは応援してくれるよね」
「もちろん。僕にできることならねぇ」
肝要な所へあえて立ち入らない彼の答えは最大限の譲歩と分かりつつ、柚春は唇を尖らせた。
スタッフに誘われ、ショーへ出演することになった。チョコレートをイメージした衣装で着飾って、ランウェイを歩むのだ。
「ワット、一緒に出てくれる?」
「ふぅん。面白そうだねぇ、やろうか」
などと案外乗り気な彼が絢爛な衣装の数々に気を取られているうち、柚春はスタッフの女性へひと言希望を告げる。
「あの……彼に釣り合う女性になりたいんです」
「なるほど、かしこまりました。ぴったりの衣装をお見繕いいたしますよ」
ウィンク一つ。
ややあって用意してくれた衣装に着替え、ウォルターの前に立つ。
「ど、どうかな……?」
「おお。似合ってるよぉ」
ウェディングドレスのような純白。スリットの入ったスレンダーライン。チョコレートをイメージした飾りをあしらい、テーマにもバッチリと合う。
対するウォルターは白のタキシード風スーツで、並べばまさしく新郎新婦のような装いとなった。
演出と分かっていても、柚春の胸は高鳴った。
二人、ランウェイを行く。柚春は彼の腕に手を預け、その堂々とした歩みに少しばかり苦労しながらついてゆく。観衆の無数の目にもまったくもって動じない彼の豪胆とは違い、柚春の度胸は人並みだ。
「?」
心臓ばくばく。ランウェイの先端に、なぜか椅子が置かれているのを見て、少し混乱する。そういえばスタッフが先ほど、置いときましたよ! といった風でこちらへ目くばせしていた。
「ふむ。これは、あれをやれってことかねぇ」
「あれ? って……?」
肩を押すようにして柚春を椅子へ腰かけさせると、ウォルターは何を思ったか。
「え、ちょっとワット!?」
「ここはやっぱり、ガータートスだよねぇ?」
スカートへ彼の頭が潜りこみ、柚春の細い脚を持ち上げ口でくわえたガーターを外し、観客の幸薄そうな男性へ投げるまで、柚春の脳内はまるで沸騰したようにぐらぐらと揺れ続けた。
「……やるなら最初に言ってください!!」
柚春の抗議に、あっはっは。彼はけろりとしたものだ。
無論柚春も、本気の怒りではないわけだが。むしろ夢心地でどきどきとして、忘れられない瞬間であったのだが。
「ま、すこーしサービス。かな?」
まったく。彼には手玉に取られてばかりだ。
「いつか、撃ち落としてあげるから。待っててよね」
「ふふ。期待してるよぉ」
眉をつり上げていたはずが、悪びれない彼に、柚春は思わず噴き出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年02月14日
参加申し込みの期限
2023年02月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年02月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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